昨年、10月より「オリンピックで活躍するロボット」というテーマで作品を募集。
審査委員には、今注目の若手ユニット exiii の3名。
今年は異例の大賞が2作品選出され、共に東京国際フランス学園の生徒さん2組の作品が選ばれました。
第六回日仏ロボットデザイン大賞公式サイト
昨年、10月より「オリンピックで活躍するロボット」というテーマで作品を募集。
審査委員には、今注目の若手ユニット exiii の3名。
今年は異例の大賞が2作品選出され、共に東京国際フランス学園の生徒さん2組の作品が選ばれました。
第六回日仏ロボットデザイン大賞公式サイト
この度在日仏商工会議所とパリクラブ共催で、下記セミナーを開催させて頂く運びとなりました。開催言語は英語となりますが、皆さま奮ってご参加くださいませ。
ご参加ご希望の方は下記リンクよりお申込み頂きますようお願い申し上げます。
http://ccifj.frenchchamber.com?event=public.events.ev&EventID=315
担当:パリクラブ理事 坂下理紗
パリクラブ会⻑であり東京理科大学の教授でもある瀬藤澄彦氏による、土曜の朝から目が冴え渡ると定評のフランス経済の講義です。
今回は『フランス人のライフスタイル ~個人消費と金融資産から考える~』と銘打って、ご公演いただきます。
参加費は一般3500円、ドレカミ&パリクラブ会員3000円 学割は1500円です。
当⽇お支払いください。
2015年の夏、シリアから大量の難民が流入しヨーロッパは混乱に陥りました。難民問題はEUを揺るがし続け、目下イギリスにおけるEU離脱を問う国民投票が、世界中の注目を集めています。
そうした状況下の5月27日、ルクセンブルグ国家防衛学会会長クリストフ・デアージュ氏をお招きし、『難民とシェンゲン協定』をテーマに講演会が行われました。
国境とは何か、シェンゲン協定の意義、そして難民問題に欧州そしてフランスはどう対応するべきかなど、非常に密度の濃い刺激的な講演会となりました。
シェンゲン協定は協定参加国間での国境検査を撤廃するもので、1985年にヨーロッパの5つの国から始まりました。5つの国とはベルギー、フランス、ルクセンブルク、オランダ、西ドイツで、当初はトラック輸送や税関申告などをスムーズにすることで、域内の経済を発展させることを構想していました。その試みが成功することでシェンゲン協定の参加国は次々に増え、現在ではEU参加国全体に拡がっていき、EU域内の労働力の自由移動に貢献してきたところです。
国境検査を撤廃し、域内の人やモノの移動を自由にするシェンゲン協定は、国境の意義を変えているともいえます。シェンゲン協定の加盟国圏内ではポルトガルの国境が一番古く、13世紀から変わっていません。スペインやフランスも長く国境が変わっていませんが、現代史の中で国境を変えて今に至っている国も多く、ドイツが一番新しく25年前に今の国境となりました。それぞれの国に国境の変遷の歴史があり、それはその国の人たちの国境についての考え方にも影響します。
フランスの国境は地図上では明瞭です。シェンゲン協定加盟国という観点では東はポーランド、南はギリシャがEUの境界線になっています。そしてシェンゲン圏内に入ることができれば自由に移動することができる。したがってシリア難民問題はシェンゲン協定の問題でもあり、ギリシャやイタリアに入った難民がシェンゲン圏全体へと自由に移動することが懸念されるようになったのです。
記録的な難民の流入は多くの難問と課題を欧州に投げかけている。果たして労働力人口の増加につながり経済成長に寄与するのか。シェンゲン協定による労働力の自由移動が難民流入阻止によって保証されなくなれば欧州統合は後退するのか 難民の中東アフリカからの難民はいつまで続くのか。EUとトルコ、ギリシャとの難民取り扱い協定は功を奏するか。受入れ国ドイツ、難民流入国ギリシャやイタリア、逡巡するフランスや英国、反難民の中東欧、そのポジションの違いはどう収斂するのか。テロとの関係はどうか。このほどルクセンブルクのシンポジウムで講演したフランス人国際関係専門家のクリストフ・デアージュ氏に現場欧州の議論をご披露していただくことにした。
4月25日に八芳園で開催された第23回定時総会。年度を締める大きなイベントの後に用意されていたのは、世界で活躍している偉大なヴァイオリニストであるジェラール・プーレ氏の演奏会。そしてDUOを組むのは、新進気鋭のヴァイオリニストである清水公望(くみ)さん。76歳を超えて世界で活躍するプーレ氏と若きヴァイオリニストとの共演。
同コンサートには在日フランス大使館よりムルルヴァ経済公使、ケベック州政府在日事務所よりドロンジエ代表、在日チュニジア大使館よりエルーミ一等参事官にもご臨席いただきました。
モデレータを務めるのはプーレ氏のコンサートをしばしばプロデュースしている金子文子さん。彼女が曲を紹介しつつ、それに応えるような形でプーレ氏の演奏が始まりました。
今回のコンサートのプログラムでは、バルトークとプロコフィエフの楽曲を演奏しました。
金子様が曲について紹介するとプーレ氏もアドリブとウイットに富んだユーモアと共に深い解説を重ねてきます。演奏はもちろんですが、二人の共演もとても楽しく、楽曲を深く理解する上で興味深いものとなりました。
会場は、あっという間にプーレ氏と清水さんの演奏に引き込まれていきます。目の前で演奏されている奇跡のような調べに会場からはため息が漏れるほどでした。