著作

パリクラブには、「日本経済の故郷を歩く」(中央公論新社)を上梓され、洛陽の紙価を高められた船橋晴雄氏をはじめとし、種々の著作、翻訳を刊行された方々が居られます。これら刊行物を当ぺージでご紹介させていただきます。

躍動するアフリカ

躍動するアフリカ

  • 著者:森本真樹
  • 出版社:ベレ出版
  • 発行年月日:2023年6月25日
  • 価格:1900円
  • ページ数:269

内容紹介

長らく外交官としてアフリカに関わってきた著者が、現場で実務に携わりながら実際に見て体験してきた、変わりつつあるアフリカの実情を明らかにしていきます。
政治、経済、社会について、アフリカの「今」を知る貴重な一冊。

主要目次

第1章 アフリカとは
第2章 アフリカの政治
第3章 アフリカの経済
第4章 アフリカの社会・文化・生活
第5章 アフリカと日本
終章  アフリカに愛された日本人

≪LE PROCES DE TOKYO – LE PLAIDOYER DU JUGE FRANCAIS POUR L’INNOCENCE≫
Édition originale : 東京裁判ーフランス人判事の無罪論、Tokyo Bungeishunju 2012

Couverture_2

  • 著者:Yuichiro ÔOKA 大岡優一郎
  • 出版社:ÉDITION DU DRAPEAU BLANC
  • 発行年月日:31 May 2023
  • 価格:18 euros
  • ページ数:152

内容紹介

「東京裁判」フランス語版
フランス人裁判官アンリ・ベルナール、インドのバル判事らと並び、東京裁判の最終判決に異議を唱えた孤高の裁判官の知られざる実像です。

Table des matières

Avant-propos pour l’édition française
Prologue
Ⅰ Le juge français oublié
Ⅱ Qu’est-ce que ≪la loi de Dieu≫?
Ⅲ Guerre juste, guerre injuste
Ⅳ ≪Il est impensable que ce jugement puisse être considéré comme juste≫
Épilogue

グローバル都市革命
コンパクトシティ 田園都市 第3の都市

グローバル都市革命

  • 著者:瀬藤澄彦
  • 出版社:文眞堂
  • 発行年月日:2022年11月25日
  • 価格:3,850円(税込)
  • ページ数:330ページ

内容紹介

第3の都市、都市空間の変貌 21世紀はメトロポール大都市の世紀と言われる。これらのメトロポール都市圏は国民国家の桎梏を超えるかのようにグローバル化のなかで世界的な都市の序列関係を国内間から国際間に変えてしまった。この様な都市の変容の主役は多国籍企業である。世界的戦略拠点都市における都心部の企業集積は、富裕化、準郊外の田園都市化、社会階層化、の3つの現象を浮き彫りにした。フランスのパリ首都圏ほか世界15都市の事例検証を行った。
現代世界都市のこのような変貌は実は欧州と北米では違った様相を呈している。OECDなどを嚆矢に都市圏のスプロール化に対抗するコンパク・シティ政策が世界的に鼓舞された。中世の城塞都市が原型の欧州大陸の都市は日本の城下町と同様に、北米の高層都心や低層住宅郊外モデル都市とでは様相を異にしていた。これまでの固定観念を打ち破るような縮小都市の驚くべき再興の動きが欧州でも北米でも進んでいる。新型コロナウイルスの発生は現代都市の再構築を本質から迫ってきた。コンパクトでもスマートでもない都市、しかし田園都市でもない第3の都市モデルが浮上してきた。都心部のオフィス仕事空間、家における家族空間、に続く自分自身の場所が公共空間としてクローズアップされてきた。世界の都市計画の政策マトリックスも効率、公正、環境持続可能性とその軸足はさらに複合化してきた。本書は、著者の約30年近い海外生活体験に根差した類書を見ない現代都市論を論述した画期的な書である。

主要目次

第1章 コロナ時代,都市の様相はどう変わったか
第2章 世界拠点大都市のジェントリフィケーション現象
第3章 コンパクトシティとスプロール化の実態
第4章 多国籍企業と都市メトロポール
第5章 コロナ時代の都市再構築

葡萄の涙
ブルゴーニュ・ワイン修業記 還暦の挑戦

葡萄の涙

  • 著者:榎本登貴男
  • 出版社:幻冬舎
  • 発行年月日:2016年12月20日
  • 価格:1,430円(税込)
  • ページ数:‎287ページ

内容紹介

第2の人生、ただ穏やかに余生を送るか、自分の「夢」に全てをかけるか。知識ゼロ、経験ゼロから本場のワイン造りに挑んだ日々を綴る異色の還暦”青春“エッセイ

目次

1.ブドウ栽培とワイン醸造の職業教育終了資格講座―醸造
2.ブドウ栽培とワイン醸造の職業教育終了資格講座―ブドウ栽培
3.夏休み2013
4.ブドウ栽培とワイン醸造の上級技術者資格講座
5.醸造士国家資格準備の大学化学学科3年修了資格講座

LES GRANDS VINS SANS SULFITE
亜硫酸を使わないすばらしいワイン造り

亜硫酸を使わないすばらしいワイン造り

  • 著者:Arnaud Immélé著 榎本登貴男訳
  • 出版社:創森社
  • 発行年月日:2022年12月23日
  • 価格:4,180円(税込)
  • ページ数:‎232ページ

内容紹介

2011年12月に初版が出版されたLES GRANDS VINS SANS SULFITEの翻訳書。
亜硫酸無添加でいかに素晴らしいワインを造るかという内容で、醸造家向けではあるが、化学や醸造工程に詳しくない方にも理解できるように注釈が多く加えられている。一般の方、ワイン愛好家やソムリエの方にとっても 数世紀にわたってワインを支えてきた亜硫酸の働きや様々なタイプのワインの造り方などを知ることができる一冊。
ワインづくりはサイエンスとアートの融合であるとよくいわれる。しかし、日本ではサイエンスよりも経験と職人気質が尊重される傾向があり、またワインづくりは思い込みや偏見が入り込む職業でもある。仮説はサイエンスへの理解、実践の扉を開くが、思い込みはそれを閉ざす。扉を開くには、酵母やその派生品などの醸造用製品(添加物・加工補助剤)や様々な醸造技術に対し正しい知識を持つことから始まる。(本文から)

目次

第1部 亜硫酸添加の歴史 ― ワインの安定を求めた6000年を超える旅
第2部 亜硫酸と消費者の健康 - ワインと亜硫酸の毒物学
第3部 亜硫酸を使わない際の醸造補助剤 -酵母なしにワインはつくれない
第4部 亜硫酸を使わない際の醸造技術 -求めるワインのタイプ別醸造法
第5部 ワインの瓶詰と打栓の選択―亜硫酸を使わない長期熟成ワインは可能か
第6部 亜硫酸を使わない醸造における共通作業

電子書籍
『フランスはなぜショックに強いのか』ー現代フランス経済入門 ドイツモデルとの比較

『フランスはなぜショックに強いのか』ー現代フランス経済入門 ドイツモデルとの比較

  • 著者:瀬藤澄彦
  • 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発行年月日:2022年4月26日
  • 価格:2,613円(税込)
  • ページ数:336ページ

内容紹介

成長神話から一歩身を引き、博愛と自立に支えられた持続可能な社会構築をめざすフランスモデル、フランス経済をマクロの需要管理システムとミクロの供給面の両サイドから長期トレンドで見ていくと、多くのイデオロギーを複合したハイブリッドな経済体制の姿が見えてくる。フランス経済の耐久力、ばねのある内需主導型モデルこそ私たちはもっと知る必要がある。
(※本書は2017/6/10に発売された、『フランスはなぜショックに強いのか』ー持続可能なはハイブリット国家 の本文とフォーカス欄を整理、新装し、マクロン大統領2期目の就任と6月の総選挙を控え、フランス経済モデルを分かりやすく解説したもので2022/4/26に電子化をいたしました)

『フランスはなぜショックに強いのか』 Amazonリンク
https://www.amazon.co.jp/dp/B09YCDQRF9/

ご購入いただけるサイトは下記のとおりです。
Kindle・コミックシーモア・dブック・ひかりTVブック・DMM.com・紀伊國屋kinoppy・ COCORO BOOKS・honto・ BOOK☆WALKER ・ブックライブ ・ブックパス ・Reader Store ・U-NEXT ・楽天Kobo ・ebookjapan・ 漫画全巻ドットコム ・パピレス ・セブンネットショッピング・ ヨドバシ.com

ゴッホと〈聖なるもの〉

「学び」を旅する

  • 著者:正田倫顕
  • 出版社:新教出版社
  • 発行年月日:2017年5月25日
  • 価格:2,970円(税込)
  • ページ数:‎242ページ

内容紹介

見る者の魂を震わさずにはおかないゴッホの作品。その核にある宗教性の内実=作品がはらむ〈聖なるもの〉の秘密、またゴッホとキリスト教および教会との関係を、書簡と作品の徹底的な分析を通して明らかにした俊英の力作。オールカラー38頁の口絵。

目次

第一章 キリスト教との関わり
 第一節 生い立ちおよび精神的軌跡
 第二節 娼婦にイエスを見る
 第三節 真のイエス理解
 第四節 宗教史的・文化史的背景
 第五節 《開かれた聖書のある静物》──分身
 第六節 教会への愛着と嫌悪
第二章 ゴッホの「イエス」
 第一節 報われぬ生涯
 第二節 ゴッホの職業 イエスの職業
 第三節 不幸な生涯の先に見ていたもの
 第四節 ゴッホにとってのイエス
 第五節 自画像といのち
 第六節 《善きサマリア人》──両極の融合
第三章 ゴッホの「太陽」
 第一節 《種まく人》の太陽──記号性からの逸脱
 第二節 《種まく人》と《刈り入れる人》──生と死
 第三節 《囲まれた麦畑と日の出》と遠近法
 第四節 《精神病院の庭》──万物の融合
 第五節 《ラザロの復活》とゴッホの実存

「学び」を旅する

「学び」を旅する

  • 著者:久米五郎太
  • 出版社:西田書店
  • 発行年月日:2021年2月22日
  • 価格:1,980円(税込)
  • ページ数:333ページ

目次

ハーバードで学ぶ
 1. ハーバードに行ってきた
 2. キャンパスと町
 3. 授業
 4. ハーバードと日本・中国
 5. 日本人の仲間
 6. 外に食べに出る
 7. 美術館に
 8. 外国人学生たちとの会話
 9. アメリカのサービスとカード社会
 10.アメリカの問題
 11.フェアウエル
 12.留学終了
ヨーロッパを旅する
 1. 海を介し、栄えたヨーロッパ
    アムステルダム・パリ・マルセイユ・チュニス
 2. 第三帝国の栄光とショア
    ベルリン・ワルシャワ・アウシュビッツ・クラカウ・パリ
 3. 古代ヨーロッパと現代
    アテネ・クレタ島・プロヴァンス・パリ
ヨーロッパを知る
 1. 還暦を祝うヨーロッパ統合
 2. 奇跡の教室 フランスの公教育
 3. ブルゴーニュで会いましょう ワインと人生
 4. ニッキーの家族 キンダー・トランスポート
 5. 「赤い国」を生きた人びと
 6. ドイツと欧州 German Europe になるか
 7. ローマの噴水
 8. 蚕が紡いだ日伊関係
 9. ノーベル賞100周年
 10.「欧州と日本」 国際交流の授業
 11.「ヨーロッパの歴史」の教科書
 12.より公正なグローバル化
 13.「一つのヨーロッパ」の将来 二つの演説
アフリカを知る
 1. アフリカ美術館
 2. アフター・トーク アルジェリアの独立
 3. ブルキナ・ファソとフランス語
 4. 二つの都 アクラとアビジャン
 5. 高まるケニアへの期待
 6. 大統領投資顧問委員会
 7. ナイジェリア 資源の呪いと経済改革
 8. ブハリ政権の経済政策とビジネスへの進展
 9. 「JUMP」 南アフリカよ、跳べ
 10.南アフリカの応援を続ける
 11.TICAD7と G20
 12.アフリカを知る ボツワナのこと
東アジアと日本を旅する
 1. 夏の香港・深圳・シンガポール
 2. 帰れない二人 移りゆく中国
 3. 『韓国「反日主義」の起源』の著者Mへ
 4. 秋の山形旅行
 5. 真夏の京都・奈良・湖西
 6. 春の京都・奈良
あとがき

内容紹介

本書は、元パリクラブ会長、現参与の久米五郎太氏が 2012年~2020年の間に書かれたエッセイからなり、教鞭をとられていた大学や『世界経済評論インパクト』のウエブサイトに掲載されたものの集大成である。ヨーロッパ、アメリア、アフリカや東アジアについて、様々な経験されたこと、若い世代との対話、興味をもったこと、旅を通して感じられたことなどが紹介されている。海外の国を知ること、旅の豊かさを教えてくれる。これからの若い世代の方、またすでに海外を経験している世代にも改めて多くのことを教えてくれる一冊である。

多国籍企業のグローバル価値連鎖 国際経営戦略論の系譜

多国籍企業の価値連鎖 瀬藤

  • 著者/編集:瀬藤澄彦
  • 出版社:中央経済社
  • 発行年月日:2014年3月
  • 価格(税込):2,808円
  • ページ数/版型:199ページ/単行本
  • ISBN:9784502082108

目次

第1部 世界産業地図、多国籍企業、新たな競争モデル
(世界の新経済空間と新産業地図/多国籍企業の論理 ほか)
第2部 国際企業経営、戦略的提携、産業空洞化
(本社と海外子会社の関係をどうするかー戦略と組織の関係再考/グローバル・アライアンスが企業戦略の潮流にー最近のPSA-GM協定の事例検証から戦略提携の意味を再考 ほか)
第3部 グローバル価値連鎖
(グローバル価値連鎖の日米欧比較ー欧州企業では市場別の適応性に優れたマルチナショナル戦略/グローバル価値連鎖戦略の日米欧比較ーアウトソースの米国企業・グローバル化の日本企業・企業内垂直貿易の欧州企業 ほか)
第4部 経営モデルの国際比較
(日米欧・新興国経営モデルの国際比較ー経営組織・企業統治・経営戦略で違いはあるか/企業統治、経営戦略の国際比較)
第5部 21世紀の新産業地図とグローバル価値連鎖
(グローバル価値連鎖ガバナンスの日米欧比較/グローバル価値連鎖ガバナンスとハイブリッド化ーグローバル経営の競争優位上の複合的展開プロセス ほか)
エピローグ 現代の国際経営戦略論の系譜と展望

内容紹介

現代グローバリゼーションの特徴はを多国籍企業の業務の世界的な分散である。これが本書のライトモチーフである。

この本の問題意識はおおよそ次の通りである。

産業地図が地球規模で塗り替わりつつある今、ポーター以来の競争優位パラダイムが揺らぎ始めた。分散と統合、市場とヒエラルキー、時間と空間、これらの二項対立を止揚する現代グローバリゼーションの主役、多国籍企業。多国籍企業は地球空間を見据えた価値連鎖ガバナンスを通じてハイブリッド化され、大脳のように精緻な「グローバル・ファクトリー」やバーチャルなネットワークを出現させて、日々進化を遂げている。

我々は理論と現実の隙間と矛盾を超克することは可能なのか。グローバル価値連鎖モデルがその鍵を握っている。著者より。

Atomic Bomb Victims on Ninoshima– Diary of a Young Surgeon

Atomic Bomb Victims on Ninoshima

私が輝く、パリジェンヌ・レッスンいくつになっても魅力的なファッション・暮らし・生き方

私が輝く、パリジェンヌ・レッスン

  • 著者:畠山奈保美
  • 出版社:ソフトバンク クリエイティブ
  • 発行年月日:2012年12月28日
  • 価格(税込):1,470円
  • ページ数/版型:216ページ/四六判
  • ISBN:978-4-7973-7174-1

中村江里子さん推薦!
パリ在住歴20年の著者が、パリジェンヌのエイジレスな美の秘密に迫ります。

パリジェンヌは、いつも自分の信じる道をいきます。そのために、彼女たちは日々感性を磨いているのです。
本書は、そんなパリジェンヌたちのファッション、暮らし、生き方をご紹介しながら、年を重ねるごとに輝きを増す彼女たちの美の秘密に迫ります。

目次

1章ファッション
お洒落は自分への挑戦
パリジェンヌはカシミアがお好き
貴方は左岸派? それとも右岸派?
パリジェンヌはいつでも勝負下着
パリジェンヌと香水の深い関係 など
2章 恋愛
恋のルールは自分でつくって自分で破る
一期一会のチャンスを見逃さない
プライドはあえて高く
パリのイケメンと友達になる方法
ラブコールはあいさつ代わり など
3章 美容
パリのヘアーサロンはトータルビューティ
微乳は美乳
タラソテラピーで心も身体もデトックス
モニカ・ベルッチもハマるハマムとは?
見られることで美しくなる など
4章 食事
パリジェンヌはマイ・マルシェを持っている
美味しいマカロンの見つけ方
マイ・ウォーターを探す
カフェとショコラのおいしい関係
ワインのブッショネがわかる女子になる など
5章 暮らし
狭いアパルトマンがお城に変わる!?
音へのこだわりで文化度がわかる
アートイベントはコマメにチェック
旅先での運転のススメ
フランス流、物件価値の高め方 など
6章 生き方
パリジェンヌは自分が教祖
失敗はエスプリでかわす
ドケチの美学
パリジェンヌはetreを大切にする
海外留学のススメ など

パリクラブの会員には、企業のビジネスマン以外にもエンターテイナーとして活躍する女性もおられます。舞台女優、ヴォーカリストとしてフラ ンスと日本で活動されているNaomi B. Sauvageこと畠山奈保美さんです。92年に渡仏して以来パリジェンヌのようにファッションや人生を楽しみ、仕事でも仏国立演劇大学院の教授とともに 演劇学校の代表として活躍され、現在は日本とフランスに、ドレカミジャポン株式会社と Dorée Kami France Co.,Ltd の会社を設立し、日仏文化交流のソフトパワーの強化と、新時代の女性の「ラ・リベルテ」を追求する為の書籍の執筆や、セミナー,コンサー トなど多岐に渡る活動を展開中です。そんなNaomiさんがご自身の経験を生かして最近書き上げた著書、「私が輝く、パリジェンヌ・レッスン」が amazon文化社会部門1位にランクされたほど好評を博しています。駐日フランス大使からも推薦状をいただいています。パリジェンヌのエスプリを充分満 喫でき、フランスを知るパリクラブのメンバー誰もが共感できる一冊です。(森由美子)

枯渇性資源の安定調達戦略

枯渇性資源の安定調達戦略

  • 著者:上原 修
  • 出版社:日刊工業新聞社
  • 発行年月日:2011年2月25日
  • 価格(税込):2,310円
  • ページ数/版型:A5判並製160頁
  • ISBN番号:ISBN978-4-526-06638-2

目次

  1. 枯渇性資源に迫る
  2. 産業界協賛組織、政府系団体の取り組み
  3. 調達責任者のマインドセット
  4. 将来の持続可能日本社会に向けたステップバイステップ
  5. グローバル資源調達経営

石油・ガス等の天然資源の有限性が指摘されるようになって久しいが、最近の中国のレアアースの輸出制限は、枯渇性資源の調達の問題をあらた めてクローズアップさせている。LED、液晶パネル、ハイブリッド車のモーターやリチウムイオン電池など、最先端の商品の製造に欠かせない資源を安定調達 できるかどうかは、企業の命運を決する問題となっている。著者は資源エネルギー総合企業で長年調達に携わり、海外での経験も豊富な、実務のバックグラウン ドを持った研究者・教育者である。本書は世界における枯渇性資源の実態を明らかにした上で、企業が今後どのようにそれらを調達するべきか、その方向性を示 している。

日仏交流150年ロッシュからサルコジまで

日仏交流150年

  • 綿貫健治 著
  • 出版社名:学文社
  • 発行年月:2010年6月10日
  • 価格(税込):4,935円
  • ページ数/版型:344頁 A5判
  • ISBNコード:ISBN978-4-7620-2042-1 C3020

目次

  1. 日仏交流の歴史
  2. 幕末期の日仏関係
  3. 明治時代の日仏関係
  4. 大正・昭和初期の日仏関係
  5. 第二次世界大戦中の日仏関係
  6. 第二次世界大戦後の日仏関係
  7. 日仏ビジネスの発展
  8. 第5共和制の変化
  9. フランス経済と経営
  10. フランスの経営スタイル
  11. 新しい魅力「ソフトパワー」
  12. これからの日仏関係

第1部は日仏関係を人物・政治経済・教育・思想・芸術文化などの多様な分野の文献資料等から論じたクロニクル。第2部は現代におけるフランス事情と日仏両国の新たな関係の構築を提言する。
http://www.gakubunsha.com/cgi-local/search.cgi?id=book&isbn=978-4-7620-2042-1

ソフトパワー・コミュニケーションフランスからみえる新しい日本

ソフトパワー・コミュニケーション

  • 綿貫健治 著
  • 出版社名:学文社
  • 発行年月:2007年12月10日
  • 価格(税込):2,520円
  • ページ数/版型:218頁 A5判
  • ISBNコード:ISBN978-4-7620-1726-1 C3030

目次

  1. フランスという国
  2. フランスと日本のソフトパワー・コミュニケーション力
  3. 日仏コミュニケーションのジレンマ
  4. 日仏理解のための4つのプラットフォーム
  5. コミュニケーション的特質(第1プラットフォーム)
  6. 文化的特質(第2プラットフォーム)
  7. 政治的・経済的・社会的特質(第3プラットフォーム)
  8. 個人的特質(第4プラットフォーム)
  9. 日本におけるソフトパワー・コミュニケーションの課題

アメリカからはみえない、フランスからみえる日本とは。
日本と同じく、歴史と文化のある中進国・フランスが、ソフトパワー・コミュニケーション力によってアメリカと対等な国際的地位をもつことを、4つのコミュニケーション・プラットフォームから論証する。
フランス語圏への海外赴任者やフランス関連企業の社員研修に最適。
http://www.gakubunsha.com/cgi-local/search.cgi?id=book&isbn=978-4-7620-1726-1

グローバル時代の企業戦略とは?21世紀の国際経営学入門―ヨーロッパ型経営に学ぶ

21世紀の国際経営学入門

  • 瀬藤澄彦 著
  • 出版社名:彩流社
  • 発行年月:2008年8月18日
  • 価格(税込):2,310円
  • ページ数/版型:176P 21.2 x 15.2 x 1.8 cm(ハードカバー)
  • ISBNコード:978-4-77911-035-1(4-77911-035-1)

目次

  1. 序章 現代の国際経営の読み方
  2. 国際経済学から国際経営学へ
  3. 国際経営とビジネス環境分析
  4. 国際経営グローバル化の様態
  5. 国際経営戦略論
  6. 国際経営における企業組織論
  7. 国際経営における企業間関係・立地論

瀬藤澄彦氏はパリクラブの会員で、現在ジェトロのリヨン事務所長。この1月には、一時帰国の際に、パリクラブ主催の「日仏の相互投資」のパネリストとして最近のフランスでのビジネス機会や変化する南部フランスの事情について、新鮮なお話をいただきました。
昨年8月に出版された著者にとって5冊目のこの本は、長くジェトロでパリ・リヨンと駐在し、3年間のフランス経済財政産業省への出向、フランスの大学の講 義・講演を行った経験をもとに書かれた、国際経営についての本です。国際企業経営や国際投資というと、昔からキンドルバーガー、ダニング、バーノン、比較 的最近ではポーターといった、米英の学者の説がよく知られていますが、この本はそうした標準的な理論を要約しつつ、随所にフランスの研究者の説を紹介し、 歯切れのよい解説がなされています。
EU拡大とグローバル化のなかで企業の活動は「国」を超え、価値連鎖を通じた「競争優位」を求め投資や貿易をおこなっており、国の間での「比較優位」と いった伝統的な経済学的な視点だけでは捉えられないというのが、著者の基本的な姿勢です。また、国際企業の戦略をグローバルとローカルの二つの要素の交差 でとらえ、統合度と立地を座標軸として、マルチ・ドメスティックやトランス・ナショナルな企業の経営戦略や経営組織のありかた、さらには企業間の協調とい う戦略についても論じられています。こうしたアプローチは、国の壁が低くなったなかで、EUという市場を中心に、かつアジアなどにもグローバルに進出し、 また他方で外国企業を積極的に受け入れる、世界で第3位の投資国だといわれるフランスという国の企業・政府・学者の見方や関心に強く裏付けされたものだと いえます。
この本は、多くの理論を体系的に要領よく整理していますのでテキストブックとして使えます。同時に、もっと国際的な経営を行うべきと日頃感じ、在日のフラ ンス企業の経営者などからもそう言われている多くの日本の経済人にとって、国際的な経営環境のとらえ方、戦略や組織の立て方などの面で、色々とヒントを得 ることも可能です。パリクラブでは、昨年2月にフランス関連ビジネスの推移、12月には第三国での日仏企業協力、そして今年1月には日仏市場相互における 投資をテーマに一連の議論を行ってきましたが、この本を読みながら日本企業の経営のグローバル化について考えさせられるところが少なからずありました。

2009年2月、会長代行・久米五郎太

国際派証券マン世界を駆けるめざせ、オイルマネー!―パリから、アラブから見たグローバル・インベストメントの知られざる世界

めざせ、オイルマネー!

  • 吉水弘行 著
  • 出版社名:太陽社
  • 発行年月:2007年7月
  • 価格(税込):1,680円
  • ページ数/版型:286P 19cm
  • ISBNコード:978-4-88468-052-7 (4-88468-052-9)

目次

  1. サウジの特権階級
  2. 安易な信頼はケガのもと
  3. 結婚できない、褒めてはいけない
  4. 女性はどこに?
  5. 禁酒は悲喜劇のもと
  6. チェ・ゲバラの心情こそ
  7. 投資は思い込みがすべて
  8. 投資基準にIRを
  9. 金融工学理論の裏オモテ
  10. イスラミック・バンキングのすすめ
  11. [他…]

著者は、サルトル論を卒論にした文学士にして国際証券マン。もし、著者が法学士や経済学士だったら、この本の「投資の極意1~5」のような 痛快なタッチの金融工学実践論は生まれていなかっただろう。池内紀氏(独文学)は「文学部はツブシが利く」と喝破されたというが、まことに宜なるかな。 ジュンク堂書店のホームページは、この本が「金融>株>株式投資・利殖」の書棚にあるとしているが、題名が憶測させる類書とは趣がかなり異なる。フランス とアラブに13年にわたって在勤した著者の体験的比較文明論が太い緯糸にされているからだ。それもグローバル化の本尊アメリカと距離をおいての感じが好ま しい。 この本のもう一つの効用は、前世紀から今世紀へかけて激動した国際金融の背景を知る好個の資料としての側面だ。それには、国際証券の仕事の第一線にあっ て、常に自己を客観視する著者の姿勢が与って力があるのは間違いない。発売2ヶ月後すでに在庫僅少なのもうなづける。

関本勘次

INNOVATION EAST ASIA The Future of Growth東アジアのイノベーション成長への課題

東アジアのイノベーション

  • S.ユスフ 著
  • 関本勘次/近藤正規/国際協力研究グループ 訳
  • シュプリンガーフェアクラーク東京 発行
  • B5変 314頁
  • 2005年3月19日発行
  • 3,800円(税抜き、本体価格)

目次

  1. 東アジアの経済発展と政策への示唆
  2. 東アジア経済の強化:マクロ経済の安定
    企業と金融の改革、法の支配
  3. 東アジアの地域協力
  4. 東アジアにおけるイノベーション経済への移行
  5. 成長目的の教育
  6. クラスターをイノバティブに
  7. 東アジアにおける企業の国境の見通し
    国際生産ネットワークの展開
  8. 東アジアの今後の成長とIT
  9. 東アジアの今後のステップ

パリクラブ新会長 関本勘次氏は、このところずっと東アジア経済問題に精力的に取り組んで居られますが、「東アジアの競争力」に続いて「成長への課題」の翻訳を上梓されましたのでご紹介申し上げます。
日本政府と世界銀行の共同プロジェクトの調査報告書第2巻イノベーションを持続的に引き起こすための政府の政策と市場のイニシアティブのあり方に関する分析と提言。

解題より

将来の持続的長調のためにイノベーションが最も欠かせない国は、東アジアの中でもおそらく日本であると指摘したい。アジア諸国の追い上げを 受け、少子化の問題を抱える日本の将来が、技術革新に大きく依存していることは否定できない。その意味では、本書の「東アジア」に向けての提言が最も直接 的に関係してくる国は日本であるかもしれないがゆえに、本書が少しでも多くの日本人読者の目に触れることを我々は強く望む次第である。

国際基督教大学準教授 近藤正規

お問い合わせ先

シュプリンガー・フェアクラーク東京(株)営業担当
〒113-8790 東京都文京区本郷3-3-13 電話:03-3812-0757 Fax:03-3812-0719
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CAN EAST ASIA COMPETE?東アジアの競争力

東アジアの競争力

  • S.ユスフ,S.J.イバネット 著
  • 関本勘次/近藤正規/国際協力研究グループ 訳
  • シュプリンガーフェアクラーク東京 発行
  • B5判
  • 2005年3月19日発行
  • 2,000円(税抜き、本体価格)
  • ISBN4-431-71042-6

目次

  1. 第2ラウンドに入った東アジア
  2. 国内・域内発展の背景
  3. イノベーション─そのたて糸とよこ糸
  4. 金融サービスとビジネスサービス
  5. IT:熱狂を超えて
  6. グローバルなインターフェイスを求めて
  7. 勝利へのイノベーション

内容紹介

東アジア経済研究に新しいパラダイムをもたらすシリーズの第一巻。本書では、「東アジア経済の奇跡」とそれに続く諸研究、1997~98の アジア経済危機、中国の躍進、グローバルなIT化の潮流、を踏まえた世界銀行による最新の研究成果があますところなく示されているばかりでなく、経済学的 手法に則った従来の世銀流アプローチに加えて、企業戦略など経営学的な分析手法を織り込んだ点が斬新である。その上で、東アジアの経済成長の鍵はイノベー ションにあること、イノベーションは民間のイニシアチブ基づく自然発生的なハイテク・クラスターからのスピルオーバーが源となること、を強調している。経 済成長に果たすイノベーションの役割という、古くて新しく、チャレンジングな命題をもとに、民間/政府、それぞれのこれからの役割について考えるための好 著。

訳者

関本勘次、近藤正規、大河内朋江、岡田博、小澤紀夫、澤真理、汐見龍暁、新開耿、杉田隆、高木裕子、国際協力研究グループ

お問い合わせ先

シュプリンガー・フェアクラーク東京(株)営業部(安達j-adachi@svt-ebs.co.jp
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将来の展望開発経済学の潮流Frontiers of Development Economics

開発経済学の潮流

  • G.M.マイヤー/J.E.スティグリッツ
  • 【共編】 関本勘次/近藤正規/国際協力研究グループ
  • 【訳】シュプリンガー・フェアラーク東京(株)
  • 【発行】B5変 並製 424頁
  • 予価:3,500円+税
  • ISBN:4-431-71004-3

目次

  1. 開発経済学の新旧世代 … マイヤー
  2. 開発が目指すべき目標 … バス
  3. 開発理論における誤謬と政策への示唆 … エーデルマン
  4. 開発への挑戦の再検討 … トーマス
  5. 貧困を捉える考え方の進化 … カンブール、スクワイヤ
  6. 開発の諸問題 … ユスフ、スティグリッツ
  7. 分配上のコンフリクト … バルダン
  8. 開発・発展をめぐる歴史的概観 … クラフツ
  9. 政治的側面の探究 … グリンドル
  10. 現代の経済学理論と開発 … ホフ、スティグリッツ
  11. ノーベル賞受賞経済学者の考察
  12. 先駆者の考え方

内容紹介

開発経済,経済発展研究の第一人者たちによる、最先端の関心、課題、将来への展望をまとめた論文集。研究者、実務家はもちろん、グローバル化と開発途上地域の経済発展、長期的な景気低迷下における成長の処方箋について考える人へ向けた書。

推薦のことば

市場と制度の関連を重視するようになった開発経済学の新たな展開の時期にあたって、本書は、開発経済学の先駆者たちと、最先端の世代との対 話の上に、この学問で変わらぬもの、変わりつつあるものを明らかにすることに努めている。21世紀の国際開発の理論的フレームワーク変化を歴史的展望の下 に理解しようとする人々に勧めたい好著である。

早稲田大学政治経済学部教授 西川 潤

訳者

関本 勘次(せきもと かんじ)、近藤正規(こんどう まさのり)、大河内 朋江(おおこうち ともえ)、岡田 博(おかだ ひろし)、小澤 紀夫(おざわ のりお)、澤 真理(さわ まり)、汐見 龍暁(しおみ たつあき)、新開 耿(しんかい こう)、杉田隆(すぎた たかし)、高木 裕子(たかぎ ゆうこ)

お問い合わせ先

お求めは、有名書店、もしくはシュプリンガー・フェアクラーク東京まで。
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男女平等と経済発展世界銀行政策リサーチレポート

男女平等と経済発展

  • 世界銀行 著
  • 関本 勘次、他 訳
  • シュプリンガー・フェアクラーク東京
  • B5変 並製 280頁 本体 3,200円+税
  • ISBN 4-431-70955-X
  • Cコード C3033

目次・要約

  1. 21世紀初頭における男女不平等
    ジェンダーと貧困
  2. 男女差別は経済成長の足かせ
  3. 社会規範,法律,経済制度
    制度の変更:何が必要なのか?
  4. 家計ないし世帯を支配する力、その誘因と源泉
  5. 経済成長は男女均等化を促進するか
    男女分業の強固な隔壁を打破する
    開発への道は男女平等に通じているか
    ―域別概観
  6. 男女均等化促進戦略に不可欠な3つの要素
    未来への課題―前進に向けて

内容紹介

開発途上国や移行経済国における男女格差の問題とその経済的、社会的影響を最新の豊富なデータにより分析した好著。「ジェンダー-公共政策 -開発」の関係を理論・実証の両面から取り上げつつ、開発政策においても、ジェンダーの視点に立つことの重要性を説く世銀レポートの邦訳。 生活水準を向上させ、一国の経済を貧困から脱出させるための長期戦略として注目を集めているジェンダー平等の実現。経済発展とジェンダー問題に関心のある 学生、開発実務家のみならず、ジェンダー問題にかかわる多く人々に必携の書。

訳者

関本 勘次(せきもと かんじ)、大河内 朋江(おおこうち ともえ)、岡田 博(おかだ ひろし)、小澤 紀夫(おざわ のりお)、澤 真理(さわ まり)、汐見 龍暁(しおみ たつあき)、新開 耿 (しんかい こう)、高木 裕子(たかぎ ゆうこ) ─ 開発経済研究グループ(フロンティアグループ)

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フランス発ポスト「ニュー・エコノミー」内側からみたフランス型資本主義の変貌

ポスト「ニュー・エコノミー」

  • 瀬藤澄彦 著
  • 関本 勘次、他 訳
  • シュプリンガー・フェアクラーク東京
  • B5変 並製 280頁 本体 3,200円+税
  • ISBN 4-431-70955-X
  • Cコード C3033

目次・要約

  1. 官僚たちの都市国家パリ・ベルシー(フランス経済財政産業省への出向;事務官すべてに個室;ベルシー、フランス経済の拠点―現代の「入市税関」)
  2. フランス経済財政産業省の官僚たちはいま(組織改革 部局間の風通しはよくなるか―グロバリゼーションの足音が聞こえてくる;官僚たちの“秋”;“ノブレス・オブリージュ”と官僚としての職業倫理)
  3. 「新しい産業国家」に変容するフランス資本主義(新たな産業エリート社会の形成;グローバリゼーションに挑戦する官僚たち;新しい産業国家に変容する経済システム)
  4. フランス資本主義の真実と教訓(21世紀フランス資本主義から何を学ぶか)

内容紹介

日本経済再生のヒントはフランスにあり!!97年から仏経済の中枢・経済財政産業省に出向し、エリート官僚、新産業人の実態をつぶさに観察 した著者が、フランス型資本主義の現在を報告。注目すべきその強さを分析する。●「はしがき」より→フランス経済については、日本ではその新しい現実が語 られていない。……日本との共通点がもっとも多いのではないかと考えられるフランス経済だが、正当な評価を与えられていない。……世界は「資本主義対資本 主義」の時代に入り、資本主義体制モデルの国際競争のような様相を呈してきた。ドイツや日本のライン型モデルのつまずきや、スウェーデンやオランダの北欧 社会民主型モデルの頓挫、エンロン事件以降のアングロ・サクソン型モデルの混迷を見ていると、いわば“例外”“変わりもの”の「フランス型モデル」に、注 目する時がついにやって来た。