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第2回ミニデバ兼第37回ランデヴー F-J

パリクラブ、CCIFJ 共催

日時 2003年2月6日
場所 メルシャンサロン
講師 WTO上級委員、京大名誉教授の谷口安平氏
進行 パリクラブ常任理事、横堀恵一氏

0930-ccifj-1ミニデバ「WTOの紛争処理」は9月30日メルシャンサロンで開催されました。

講師は WTO上級委員、京大名誉教授の谷口安平氏、進行はパリクラブ常任理事、横堀恵一氏にお願いしました。横堀氏は通産省ご在任当時、WTO の前身であるGATT 交渉の主役を何度と無く務められ、GATT からWTO への移行をご体験されているので、その意義に光を当て、質疑の方向付けを極めて有効適切にリードされました。

前身のGATTに比べ WTO は上級委員会を設け、訴訟法的な手続きを整備したとはいえ、主権国家同士の外交交渉のしがらみから抜け出せず、非公開性であること、勧告、裁定は当事国に 対する強制力が無く、無視されたときは報復措置しか対抗手段が無いこと、途上国は行使する報復措置に乏しく、十分なアッピール能力に欠けるので不利になる こと等が指摘され、喧々諤々の議論で大幅に時間を超過してビュッフェの歓談に移りました。

0930-ccifj-2ミニデバとは一名の基調講話に続き、フロアーからの質疑に移る、通訳は使わない、終了後はビュッフェ・パーティーに移行する、という本年から発足させた新しい形式の催しです。

狙いは講話及びフロアーからの質疑に十分時間を取り、充実したものにする、比較的小人数で小回りが利くので、時に応じて時事的、あるいは多少専門的、若しくは特殊な主題も取り入れて行こうと云うものです。所期の狙いは充分達成していると見られますので、今後も折に触れて開催して行きたいと存じます。適当な主題につきご提案いただければ幸甚です。

ミニデバ「フランス大統領、国政選挙」

日時 2003年6月24日
場所 メルシャンサロン
講師 AFP通信社東京支局長フィリップ・リエス氏

0624-debat新しい試みとして発足したミニデバ(講師一名の方にフランス語又は日本語で、同時通訳無しの発表をお願いし、続いて Q et R の後ビュッフェ・パーティーに移るもの)の第一回は 6月24日 夕刻メルシャンサロンに於いて、AFP通信社東京支局長フィリップ・リエス氏を招き、「フランス大統領・国政選挙、第5共和国再生に向けての苦悩」と云うテーマでお話頂きました。

コアビタシオン、EU政府の「外圧」が隠れ蓑となった結果招いた政策の空白の問題等にも触れられる等、新鮮な切り口で、非常に興味ある講話になり、 CCIFJ会頭、AIR FRANCE日本支社長ベルナール・アンケ氏を皮切りに活発な質疑が行われました。CCIFJ会頭、パリクラブ会長以下41名のご参加下があり盛会でした。