Salon de mai「日本料理って何?」

日時 2003年5月19日
場所 赤坂「SAKE鏡花」
特別講師 金沢「銭屋」 高木慎一朗シェフ

「日本料理って何」をテーマに、5月19日月曜日の夕方7時から、赤坂のSAKE鏡花と言うお店で楽しい勉強会が開かれました。 講師として金沢にある銭屋の専務さんでもある高木慎一朗氏が招かれました。 

高木氏は大学ご卒業後京都の吉兆で2年間、徳岡孝二氏に師事して料理の修業に打ち込まれた方です。 当夜は勉強熱心で、しかもグルマンな日仏の会員方が28名参加されました。

高木氏は先ず現在の日本料理の因って来るところについて、判りやすい解説をされました。 混同しやすい懐石料理と会席料理の違いとか、割烹の由来な ど、意外に我々日本人も普段知らずに過ごしている事柄を丁寧に解説して戴きました。 また外国のお料理と互いに影響し合って来ていることなど、興味深いお 話も聞くことが出来ました。

質議応答には、人生最後の食事には何を選びますか、フォアグラではないでしょうね、と言うような珍問も飛び出し、皆大変に和やかな雰囲気になりました。 その頃から大分お腹も空き始めました。

そこに高木氏自ら作られた冷酒用のお肴が次々と運ばれました。 神妙に講議を拝聴していたお行儀のよい生徒達も、目を輝かせながらお酒とお肴に群が りました。 SAKE鏡花では、如何にお酒を美味しく飲ませるかに重点を置いたお料理を金沢の高木氏に調製を依頼し、毎日空輸しているそうです。

従来にない発想で、新しいタイプのモダンな居酒屋、と言えるでしょう。このイベントを発案、プロモートされたのは、パリクラブの理事で文化委員会に所属しているマニグリエ真矢さんです。

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