イベントカレンダー
日仏エコノミスト・フォーラム講演討論会 ご案内 「選挙後の仏英の政治経済情勢と欧州連合の新体制」
2024年11月16日 – 2:00 PM
場所:日仏会館501会議室
講師:上原良子 フェリス女学院大学教授
昼食講演会「パリのエスプリ&ロンドン、ニューヨークの名門ホテルの歴史」
2024年11月9日 – 12:00 PM
これまで世界の多くのトップホテルを取材されている国際ホテルジャーナリスト 小原康裕氏にご登壇いただき、パリを中心に ロンドン、ニューヨークのラグジュアリーホテルの歴史やホスピタリティーの比較などについてご講演いただきます。お話を伺った後は、正統派フレンチレストラン≪L’ESSOR≫にて、講師を交えての昼食会です。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
【レポート】第52回輝く会「ジュエリー業界のSDGs ラボダイヤの魅力とは?」
2024年9月16日 – 6:00 PM
輝く会では第52回「ジュエリー業界の SDGS ラボダイヤの魅力とは?」を、在日フランス商工会議所とトーメイダイヤ株式会社共催にて開催いたしました。
2024年9月16日、青山一丁目駅から直結のスタイリッシュな雰囲気が溢れるステラワークス レストラン&Barにて、2部構成で行われ、1部はセミナー形式、2部の懇親会ではジュエリーをイメージしたフィンガーフードをお楽しみいただくのと同時に実際のラボダイヤのルースや、ラボダイヤを取り入れたジュエリーの展示を行い、ラボダイヤの魅力を耳で聞いて理解し、目で見て楽しみ、懇親会で共に味わう会となりました。
第1部はトーメイダイヤ株式会社による合成ダイヤ素材メーカー視点で「ラボダイヤの解説」を同社代表取締役社長 石塚ひろ美さん(輝く会委員)よりWEBではなかなか出てこない情報を中心に説明が行われました。
ラボダイヤを作る技術は、天然ダイヤ・工業ダイヤモンド・宝飾用ダイヤモンドの各歴史の説明からスタートしました。
宝飾用ダイヤモンド、いわゆる私たちが「ラボダイヤ」と呼ぶダイヤモンドは、半導体業界や自動車業界に深く関わりがある工業用ダイヤの製造法の派生技術・用途展開として生まれ、工業用ダイヤモンドの歴史は天然ダイヤモンドが持つロマンティックさに憧れた世界中の人の想いから幕開けたそうです。
その後、合成ダイヤモンドを製造する方法を同社 宝飾部営業の有山菜生さんから説明いただきました。この製造方法は2面押しによる高温高圧法(HTHP法)から始まり、数十年で片手を超える製造方法が生み出されました。その多種に済製造方法の中で、ラボダイヤに適している六法押しによる高温高圧法(HPHT)とCVD法の2種類。
この2種類の方法で製造されたラボダイヤの見分け方、また製造されたラボダイヤは物性値的には天然ダイヤモンドとほぼ変わりなく、クリスタルなどを含む類似石とは明らかな違いがあることを比較表と共にお話しいただきました。
次にラボダイヤに将来性を感じ自社初のジュエリーブランド「ENEY」を立ち上げることになった松屋銀座の島田成一郎さんよりご自身のラボダイヤとの出会いと自社ブランド立ち上げ秘話や展開などをお話いただきました。
既存のブランド力の強さがあってこそ成り立っていた百貨店のバイヤーを長年務めていた島田さんは2019年にトーメイダイヤのラボダイヤと遭遇。地球を傷つけない上に消費者が手に入れやすい合成ダイヤの存在を知って新しい時代の息吹を感じたそうです。折しもコロナ禍となり百貨店は数か月休業を強いられました。そんな状況に島田さんは危機感を感じつつもラボダイヤの自社ブランド立ち上げプランを考えている自分に気づいたそうです。
休業期間中に作成した企画書を営業再開後役員に説明。何度かのトライの後、熱意が社長に認められて彼の企画が成立しました。あらゆるエネルギーを循環させる(Energy, Vitality and Cycles)という願いを込めてENEYというブランドが立ち上がったそうです。
偶然の産物である天然石がスタンダードとされてきた時代から新たな時代へ。ダイヤモンドを0からラボで作ることが可能になれば自然環境を守ることにつながるのではないか、またラボダイヤの原石の磨き方を工夫することにより個性やカジュアルさを表現することにも成功しお客様の関心も高まったそうです。ENEYはさらにPARIS FASHION WEEK® が公式に認める唯一の合同展示会「TRANOÏ」の初の東京イベントにも出展され、誕生から3年を迎えた今、大きな反響をいただいているそうです。今後は欧州やアジアへの拡大も展望にいれているENEYへの思いをお話いただきました。
その後、第2部の懇親会の前に、ステラワークス レストラン&Barで、エグゼクティブシェフとしてご活躍中の入江誠シェフにご登壇いただきました。
入江シェフがフランスに修行に飛び立ったのは30年前。パリの駅やバス停での大きな広告に驚き、日本では料理雑誌でしか学べなかった本場のフランス料理をリアルタイムで目にした感動は忘れられないそうです。とりわけ修業先の「ルカ・キャルトン」ではオーダーの掛け合いなど厨房の活気に触れ、美食の国の凄さを肌で感じたそうです。
帰国後、ピエール・ガニェール・ア・東京などで料理長を務めた後、現在のステラワークス レストラン&Barではニューヨークのデザイナーによるスタイリッシュな内装にあったカジュアルよりワンランク上の特別な空間で地中海をコンセプトにしたお料理を提供しているそうです。100席を超える店内はダイニングの他、バー、テラス席や個室もあり、メニューはアラカルトも充実。お客様にはその時の気分で楽しんでいただいているそうです。
今回のイベントのためにご用意いただいたフィンガーフードはイエローサファイアやアメジスト、琥珀の結晶など・・・ジュエリーをイメージしたオシャレな5品。ビジュアル的にも美味しくいただきました。ワインを片手に40名の参加者の会話が弾んだ一日となりました。
(記録:石塚ひろ美、森由美子)
【開催済】第52回輝く会「ジュエリー業界のSDGs ラボダイヤの魅力とは?」
2024年9月16日 – 1:30 PM
ジュエリー最高位の輝きを持つダイヤモンドは、特別な存在としていつの時代も圧倒的な人気を誇ってきましたが、ここ数年、新しくラボで育ったダイヤモンド<ラボ・グロウン・ダイヤモンド>(ラボダイヤ)がジュエリー界に登場し、今、まさに時代を変えようとしています。
いわゆる形状をダイヤモンドに似せた合成ダイヤモンドは今までも存在していましたが、ラボダイヤとは高度な科学技術によって 地中で数千〜数億年の時をかけて生まれた天然のダイヤモンドと科学的、物理的、光学的にも同一のものとして生み出されたものです。
工業用ダイヤモンドの老舗企業「トーメイダイヤ」が新事業として取り組んでいるラボダイヤはこれからの時代にどう貢献できるのか?
トーメイダイヤ株式会社より「ラボダイヤとは?天然ダイヤとラボダイヤの違い」の説明をいただき、SDGsの観点から積極的にラボダイヤを取り扱い、松屋銀座にとって初めてのオリジナルブランド「ENEY」を立ち上げた同社スタートアップ事業ご担当の島田成一郎様に、「ENEY」ブランドコンセプトや今後の展開をお話しいただきます。
「ENEY」はPARIS FASHION WEEK® が公式に認める唯一の合同展示会「TRANOÏ」の初の東京イベントにも出展予定です。(9月4日- 5日)。
(TRANOÏ は1991年のローンチ以来パリで年4 回開催され 、世界に向けトップを目指 すクリエイターをサポートしている。TRANOÏの厳しい審査により選ばれた約150ブランドは、プレタポルテ (アパレル) 、アクセサリー、ライフスタイルをミックスした最先端のセレクションと評価されている。)
ラボダイヤの世界に触れていただいた後は懇親会を予定しています。なお、宝石の販売はございませんので、ご了承ください。
STELLAR WORKS Restaurant & Barでエグゼクティブシェフを務める入江誠シェフにジュエリーをイメージしたフィンガーフードをご用意いただき、皆様にはアフターサマー・ドリンクと共に楽しいひと時をお過ごしいただきます。
【レポート】第51回輝く会「能登支援企画 by MICO MAI Art Studio」
2024年9月8日 – 6:00 PM
輝く会ではMICO MAI氏主催の「ART × Craftsmanship × Cuisine」をテーマにした能登支援イベントに共催させていただきました。
2024年9月8日、フォーシーズンズホテル大手町にて開催された当イベントは2部構成で行われ、チャリティーイベントとミシュラン星付きレストランでのコラボディナーを通じて、アートや職人技、食が織りなす能登の魅力に触れる機会となりました。
第一部のチャリティーイベントでは、トーク&オークションが行われました。約160名が参加し、会場は熱気に包まれました。フォーシーズンズホテル大手町ホテルマネージャーの挨拶に始まり、MICO MAIが5月に能登を視察した際の映像や、8月1日に行った重蔵神社での奉納パフォーマンスの様子の上映されました。また、サプライズで歌手のマリカの生歌も披露されました。トークセッションにはMICO MAI、漆芸作家の箱瀬淳一氏、シェフの池端隼人氏、立川真由美氏がゲストとして登壇し、能登の魅力や復興への想いが語られました。チャリティーオークションには、 輪島塗、珠洲焼、MICO MAIのアート作品が出品されました。それに加えて、スポンサー企業からの協賛品も多数出品されました。オークションの売上は直接、被災した職人や料理人、重蔵神社へ届けられます。
第二部の能登コラボディナーは同ホテル内の39階フレンチレストランest で開催されました。ギヨーム・ブラカヴァルシェフが七尾農家の食材を使用し、日本酒や能登ワインとのペアリングを提供。さらに、シェフパティシエのミケーレ・アッバテマルコによるMICO MAIの重蔵神社に奉納した作品を表現したデザートが提供され、参加者は五感で能登の魅力を味わいました。また、漆芸作家箱瀬淳一氏の漆器や箸が使用された料理も提供され、参加者にはその箸がお土産として贈られました。また、est内で展示された、MICO MAI作品の売上一部も寄付されます。
本イベント開催前の一週間、オークション出品作品の展示会が同ホテル内で開催されました。MICO MAIの作品をはじめ、MICO MAIが厳選した素晴らしい輪島塗、珠洲焼が展示され、多くの海外からのホテルゲストにご覧いただきました。
コラボランチとディナーに90名、チャリティーイベントに約160名が参加しました。オークション売上、お箸売上、MICO MAI作品売上一部、合計約530万円が職人、料理人、重蔵神社に届けられます。また、第一部には、20代の無料招待枠を設け、若い世代にも共有できる機会となりました。その参加者から、箱瀬一門に弟子入りの申し出をいただく事ができました。MICO MAI Art Studioは、能登の復興と未来のために、引き続き支援を継続して参ります。本イベントの協賛、協力頂きました皆様へ心より御礼申し上げます。
オークション出品職人と料理人 井坂友美、輪島塗しおやす漆器工房、山崎友典、中山達磨、茶平一斎、箱瀬淳一、池端 隼也
オークション協賛 ケビンチェン様、輸入家具アピス様、ザ・キュレーションホテル様、桜アンティキテ様
株式会社サンフェニックス
飯尾紗代
【開催済】第51回輝く会「ART × Craftsmanship × Cuisine アート、工芸、食を通して能登を支援!」
2024年9月8日 – 3:30 PM
次回の輝く会は度々ご登場いただいているアーティストMICO MAI氏の企画に賛同した共催イベントです。
当イベントには2021年の第35回輝く会「 Withコロナ時代をリードする和コスメブランドMAKANAI 日本発サーキュラーエコノミー」で講演くださった当時の「まかないこすめ」の代表・金沢出身の立川真由美氏もいしかわ観光特使として登壇されます。また、急遽ミシュラン星付「ラトリエ・ドゥ・ノト」池端 隼也シェフ にもご登壇いただくことになりました。
能登半島地震から半年以上過ぎましたが被災地への継続的な支援活動が求められています。
このチャリティーイベントは能登の格調高い文化工芸、食、スピリットを体感いただけるようトークショーとオークションで構成されています。
当イベントでのオークションの売り上げは被災された職人や関連先へ直接届く復興サポートとして活用されます。
イベントは2部構成となっており、経費を引いた利益は輪島の工芸復興支援として寄付されます。