イベントカレンダー

【開催済】フランコフォン3団体合同昼食会のお知らせ

12月12日にFrance Alumni,パリクラブ、仏検1級合格者の会が合同で広尾のフレンチレストランにて交流会を開催します。
この昼食会ですが、フランス留学経験者ネットワークFrence Alumniが中心になって行う、フランコフォン及びフランコフィルの方々のための交流会です。
今回一同に会する方々が皆様フランスに縁のある方々ばかりです。普段なかなか会う機会のない方々とお話をするいい機会ですので、共通点である「フランス」をきっかけにグラスを傾けながらご歓談していただければと思います。今回はパリクラブ会員限定で先着10名とさせていただきます。出来ればフランス留学経験かフランス語を仕事で活用されている方の参加を希望します。参加受付された方には12月7日までにご連絡申し上げます。

※ このページからのお申込みはパリクラブ会員のみが可能です。ご了承いただきますようお願い申し上げます。

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【レポート】フランコフォン3団体合同昼食会

フランス、パリ、それらで結ばれた3団体による交流会を開催

ルディエさんにより開会の挨拶。

ルディエさんにより開会の挨拶。

去る12月12日(土)、France Alumniの主催で、パリクラブ、仏検1級合格者の会(ALFI)の3団体が合同で広尾のフレンチレストラン『ビストロ un coup』にて交流会が開催されました。
主催団体のFrance Alumniとは、フランス留学経験者ネットワークのこと。3団体とも、フランスに縁のある方々ばかりでありながら、普段の生活の中では出会うきっかけはなかなか見つかりません。そこで、このような交流会が開催されたのです。
まだ街路樹も色づいたまま落陽もしないという例年になく暖かい12月の中旬の昼下がり。55人の参加者が集いました。それぞれにワイングラスを片手に、開会の挨拶を待っています。
13時過ぎ、フランス政府留学局・日本支局長ファビアン・ルディエさんにより開会の挨拶です。
「こんなに多くの方にお集まりいただきありがとう。フランスに興味を持って下さる皆さん、今日はありがとうございます。もちろん、今日はフランス語で、フランスのことを中心に話題に……、しなくても大丈夫。楽しんで下さい」
とフランス語でジョークを交えて、会場を沸かせました。

次に、ALFIの遠藤純也会長より、「英語さえ出来れば、ビジネスの場では問題がない、と言われる中で、もう一度フランス語の復権も考えたいですし、言語は文化なので、そういう思いも伝えていきたい」と挨拶しました。
さらに、パリクラブの瀬籐澄彦会長もフランス語で挨拶を始めました。が、「ここからは日本語で」と会場の笑いを誘い「日本とフランスは長く経済でも文化でも交流がありました。アジア諸国の台頭などもあり、英語以外では中国語の重要性を強く問いかける向きもありますが、言語はビジネスの場だけのものではありません。今後とも、経済面文化面での交流を深めていきたいですね。そのためにも、みなさんとこうやって交流する場があるのはうれしいです」と結びました。
そして最後のスピーカーとして同会の宮原英男氏が登場。「今後、アフリカ諸国が世界経済にデビューしてくるでしょう。そうなると、またフランス語が注目されるはずです。言葉で経済と文化を理解して交流を深めていきましょう」との言葉の後に、会場全体で乾杯。交流会が始まりました。

フランス語半分、日本語半分の挨拶が続き、さて、開宴です

フランス語半分、日本語半分の挨拶が続き、さて、開宴です

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【開催済】講演会「第2回 日本人に愛されたフランス絵画」

2013年6月にパリクラブ主催で開催いたしました「日本人に愛されたフランス絵画講演」が好評でしたので、第2回を企画いたしました。

パリクラブ理事で画商の武田康弘氏が前回は20世紀後半のフランス絵画から始まり、アメリカンアートついで日本画へとマーケット移り変わっていく歴史を紹介しましたが、今回第2回講演では、パート1でフランス絵画に限定してもう少し詳しく紹介します。

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【開催済】第9回トポス会議「都市のイノベーション」

都市のイノベーション
―― 21世紀における都市の賢さを求めて――

2015年11月18日(水)開催
ワールド・ワイズ・ウェブ・イニシアティブ

 2015年6月、グーグルは、都市イノベーションを専門とする「サイドウォーク・ラボ」、世界中の都市とそこに住む市民たちを結びつける「インターセクション」という、2つの新ビジネスを立ち上げた。

 ラリー・ペイジいわく、「都市を改善することによって、何十億人という人々の生活を向上させられる」。彼らは、元ニューヨーク副市長のダニエル・ドクトロフをリーダーに迎え、まずニューヨーク市のイノベーションに取り組むという意気込みを見せている。

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【レポート】講演会『欧州新経済地図の展望』

フィリップ・ルフルニエ氏と磯村尚徳氏が
欧州経済の展望を語り合う

前回のセミナーに引き続いてフィリップ・ルフルニエ氏が登壇した。今回はミスターNHKと言われ、勇退後、1995年からパリ日本文化会館初代館長に就任。1996年フランス大統領より“レジオン・ドヌール勲章オフィシエ賞”を受賞するなどパリとも深い関わりを持つ磯村尚徳氏との対談形式によるセミナーであった。

前回のセミナーで混迷する世界経済の展望を述べたフィリップ・ルフルニエ氏がヨーロッパ経済にフォーカスして経済の動向を語った。

ルフルニエ氏はいつものように豊富なデータをスライドにして欧州の経済を世界の経済圏と比較しながら分析。

フィリップ・ルフルニエ氏と談笑する磯村尚徳氏。

フィリップ・ルフルニエ氏と談笑する磯村尚徳氏。

グローバルに見た世界の地域・国別の経済成長率のなかで、もっとも成長しているのはBRICs諸国であるが、欧州は人口も増えていないと同時にGDPの成長率は高くない。一人当たりの所得が最も高いのはアメリカであると指摘した。

世界各国の指標を比較して分かってくるのは、欧州と日本は経済状態が非常に似ていること。所得水準は高いけれども成長率が低い。

そして内需の動向を見ると、欧州経済が2008年の経済危機から立ち直っていないことを示している。ユーロ圏は低迷しているのにイギリスとアメリカの内需は回復してきており、日本も低迷しているようだが実は内需が増えていることをデータが示している。

さらに各国の民間投資、公共投資などを分析。回復基調にある民間投資や抑制されている欧州の公共投資について比較を行った。問題は欧州のデフレ傾向である。過度の公的債務によって国家も民間も家計が圧迫され、債務返済に追われてばかりで投資に回ってない。それがさらにデフレを引き起こす悪循環に陥り、経済にブレーキをかけているのが欧州経済の現状だと指摘した。

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【レポート】講演会『2016年の世界経済予測と展望』

フィリップ・ルフルニエ氏が2016年の世界経済を語る

中国経済の減速、ギリシャ危機を引きずる欧州経済、ゼロ金利政策を続けるアメリカ経済、そしてアベノミクスによる経済改革の途にある日本経済。行き先の見えにくい世界経済の今後をフランスの高級経済月刊誌レクスパンシオンの研究所長であるフィリップ・ルフルニエ氏が、2016年の世界経済の予想図を描く今回のセミナー。笹川日仏交流財団のご支援もいただき、開催場所は日本財団ビル1階バウルームとなりました。会場には、商社で活躍されている方や大学教授、パリクラブの名誉会長を交えて様々な方にお集まりいただき、フィリップ・ルフルニエ氏の語る世界経済の展望に耳を傾けていました。

世界経済を表すのはこの一枚の絵画。

世界経済を表すのはこの一枚の絵画。

ルフルニエ氏が最初に出したのは、一枚の絵画。ルーブル美術館で「未来の短い歴史」というタイトルの展覧会で最初に掲げられている作品。それは目の不自由な人が同じく目の不自由な人の手引きをしている絵(Peter Breughel:La Parabole des aveugles:ピーテル・ブリューゲル:盲人の寓話)。導かれた先には穴があり、落ちてしまうという寓話を元にした作品です。この絵を最初に示した意図は「経済の分析と展望に対して謙虚であること」なのだそう。傲慢になると見えなくなることが多くなるのでしょう。そんなフィリップ氏の想いから今回のセミナーは始まりました。

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