イベントカレンダー

【開催済】第9回輝く会「ダンスを通して知るヴェルサイユ宮殿事情」

知っておきたいフレンチバロック・オペラの神髄

パリクラブ「輝く会」では会員でジョイ・バレエストゥーディオを主宰されているバレエミストレス錦織舞さんの舞台を昨年に続き再びご紹介いたします。
錦織さんが長年普及活動を行っているのは一般にはまだ馴染みの薄い「フレンチバロックオペラ」です。17世紀、ルイ14世の治世にヴェルサイユ宮殿を舞台に「宮廷バレエ」が黄金時代を迎えました。これは単に芸術ではなく、ダンスを好んだルイ14世が自ら踊ることでギリシャ神話に擬して太陽王としての権力を誇示するための政策だったのです! モリエールもリュリも王様のダンスを言葉と音楽を駆使して崇高で完璧なものにするために選ばれた逸材だったのですね。そしてフレンチバロックオペラが誕生。今でいうオペラとバレエの区分けがない時代の芸術です。
時代が変わりルイ15世の治世下で活躍したのが錦織さんが探究されているジャン=フィリップ・ラモーです(リュリがフレンチバロック・オペラ最初の作曲家、ラモーが最後の作曲家と言われています)。

真夏の夜はご家族、ご友人をお誘いの上、ヴィルサイユ宮殿栄光の時代に思いを馳せ「知的ゲーム」をお楽しみいただけましたら幸いです。演目は『Les Paladins(遍歴騎士)』のハイライト。囚われのイタリア美女と遍歴の騎士の恋物語を題材にした作品です! 当時の雰囲気を味わっていただくためチェンバロ演奏を特別にご用意させていただきました。乞うご期待!

錦織舞さんからのメッセージ

豊島区に本部を構えるジョイ・バレエストゥーディオは、フレンチバロック・オペラの上演を初めて6年目となります。

http://joy-ballet-studio.com

2017年9月1日(金)に練馬文化センター大ホールにて上演する、『Les Paladins(遍歴騎士)』を、本番と同じキャストで、公演の一部をコンサート形式で披露致します。

suite »

【開催済】呼吸する音 — 能楽より「謡と小鼓の世界」


PDFダウンロード

日本の文化遺産である「能楽」は650年もの昔から脈々と受け継がれてきました。情緒思考の芸術ともいえる能の世界を、謡と小鼓によって探求いたします。観世流能楽師清水義也氏と大倉流小鼓方十六世宗家大倉源次郎氏によるお話、そして小鼓の音とともに能の謡と舞の魅力をお届けします。

日時 2017年8月5日(土)14:30 開演(14:00 開場)

会場 日仏会館ホール

入場料 <全席自由>

[一般] 3,000 円 [日仏経済交流会会員] 2,500 円

お申し込み

Noh Society WEB サイト http://www.nohsociety.org/
Peatix (チケット販売サイト) http://kotsuzumi.peatix.com/

プロフィール

清水義也

観世流シテ方能楽師。1973年 神奈川県横浜市生まれ。二十六世観世宗家・観世清和に師事し、2006年独立。祖父・清水義忠 曾祖父・清水八郎は共に観世流能楽師であり幼少より舞台に立つ。1979年 仕舞「熊野」で初舞台。1994年 東京芸術大学音楽学部邦楽科能楽卒業。

大倉源次郎

大倉流小鼓方十六世宗家。1957年大阪生まれ。十五世宗家大倉長十郎の次男。父に師事。1965年独鼓「鮎の段」で初舞台。1985年大倉流宗家を継承。通常の能公演はもとより、誰もが日本文化である「能」と気軽に出会えるよう「能楽堂を出た能」を制作する。パリ、ニューヨークなどの海外公演にも数多く参加。日本能楽会会員(重要無形文化財総合指定)

会場アクセス

日仏会館ホール (Maison franco-japonaise)

map

〒150-0013
東京都渋谷区恵比寿3−9−25
TEL: 03-5424-1141

JR 恵比寿駅東口よりガーデンプレイス方面の動く歩道(恵比寿スカイウォーク)の終端より外に出て、左手の交差点を渡り、ガーデンプレイスを右手に見ながら直進すると次の交差点の角が日仏会館です。

主催 / Noh Society、能ソサエティー後援会
共催 / 日仏経済交流会(パリクラブ)

【開催済】「愛のフロマージュ」チーズがわかれば愛がわかる

この度、いつも「輝く会」を応援くださっている男性理事が男性も女性に負けずに輝く必要があるとの思いから男性向け「輝く会」特別版を企画いたしました。
男性にいつも好評なワイン関係講座の趣向を変え、ワインになくてはならないチーズに着目しました。もちろん男性を応援くださる女性会員の皆様のご参加も歓迎します。

今回はNHKフランス語ラジオ講座で活躍されフランス文学研究者でフランス政府チーズ鑑評騎士の会のシェバリエである、芳野まい先生によるセミナーを開催します。ミモレットとコンテを3段階の熟成別に、それぞれに合せた極上ワインとともに食べ比べていただきます。

会場は赤坂の新スポット 「一ツ木町倶楽部」です。これまでパリクラブイベントの懇親会でいつも美味しいケータリングを届けてくださったキシュキシュの三宅郁美さんが赤坂に新たに開業したフレンチグリル&ベーカリーです。同店自慢のキッシュと素材の良さを存分に感じて頂ける深い味わいのパンを堪能しながら芳野まい先生のセミナーを開催しますので遅めのランチとして参加ください。

suite »

【開催済】パリクラブ第2回日仏経済フォーラム

パリクラブ第2回日仏経済フォーラム

この度、在日チュニジア共和国 カイス・ダラジ全権特命大使のご招待に与り、同大使館にて大使の講演会を開催いたします。

チュニジアはその歴史的背景、そしてフランスとの人的往来が絶え間なく行われていたためフランスとは特別な関係を築いています。フランス語は1888年から1956年までのフランス保護国時代の遺産として公用語のアラビア語に次ぐ第2の言語になっています。チュニジアの独立をいち早く承認した日本とも大変良好な関係にあり、2016年には外交関係樹立60周年を迎えました。

チュニジアは2011年に勃発した「自由と尊厳の革命」(いわゆるジャスミン革命)後、様々な困難を乗り越えて意欲的に民主化への道を踏み出しました。チュニジアはそれ以来アラブ諸国の中で唯一真に民主化に成功した国となりました。

チュニジアの民主化移行の成功モデルは2015年の「国民対話カルテット」へのノーベル平和賞で報われました。「国民対話カルテット」は労働総同盟(フランスからの独立のため陣頭指揮を執ったチュニジアでは歴史的な労働組合)、商工業・手工業経営者連合、人権擁護連盟、チュニジア弁護士会で結成された団体です。このカルテットは「全国民のための基本的権利を保証し、政府の憲法体制を確立する」という長く困難な国民対話をチュニジアで可能にしたのです。

フランスのグリニョン国立農学院(現アグロ・パリテック)で農業科学の博士号を取得している40歳(当時)という若さのユスフ・シャヘド氏が首相に指名され、2016年8月26日、国の経済改革推進を掲げた彼の内閣人事案は議会で承認されました。フランスの政治エリートの若返りと共和国の若い大統領誕生は2国間の共通点を感じさせます。

パリクラブではこの度、在日フランス商工会議所の共催をいただき、ダラジ大使にチュニジア経済の現況と日本とフランスとの経済関係についてお話しいただく機会をいただきました。奮ってご参加いただきたくご案内申し上げます。

イベントに申し込む

日時 2017年7月13日(木)
17:30 受付開始
18:00~19:00 カイス・ダラジ大使による講演会
19:00~20:30 大使公邸にてレセプション
レセプションでは大使館ならではのチュニジア本場のお料理をお楽しみいただけます。
場所 在日チュニジア大使館
東京都千代田区九段南3-6-6 電話:03-3511-6622
主催 在日チュニジア大使館、日仏経済交流会(パリクラブ)
共催 在日フランス商工会議所
協力 TMF日仏メディア交流協会、ALFI
言語 フランス語(日本語への通訳はございません)
参加費 無料
定員 先着50名 参加者は主催・共催・協力団体を優先させていただきます。
当日受付時に名刺をご提示ください。大使館での開催のため、登録されていない方の入館はご遠慮させていただきます。

カイス・ダラジ氏 略歴

カイス・ダラジ氏

出身地:ベジャ、チュニジア共和国既婚 / 子供:2 人
言語:アラビア語、フランス語、英語

学歴

1993-1994 : オックスフォード大学(英国)外交学において修了証書取得
1989 : マヌーバ大学(チュニジア)文学部英文科修士号

職歴

2015-:在京チュニジア共和国大使館 全権特命大使
2015 年 12 月 25 日 天皇陛下より信任状を授与される
2012-2015 : 在ワシントン D.C チュニジア共和国大使館 首席公使
2010-2012 :  外務省北米局担当次官
2004-2010:在京 チュニジア共和国大使館 一等参事官(政治・経済担当)
2000-2004:外務省 ヨーロッパ担当
1996-2000:在ロンドン チュニジア共和国大使館 参事官(経済担当)
1994-1996 : 在ロンドン チュニジア共和国大使館 一等書記官
1990:外務省 入省

イベントに申し込む

【開催済】一般財団法人 日本パスツール財団設立記念講演会 “グローバルヘルスのための国際連携”

一般財団法人 日本パスツール財団設立記念講演会
“グローバルヘルスのための国際連携”が
7月6日(木)、六本木の国際文化会館で開催されます。

このたび日本パスツール財団は設立1周年を迎えます。それを記念して、パリからパスツール研究所所長クリスチャン・ブレショ教授を迎え、オプジーボ開発で世界的に脚光を浴びる京都大学本庶佑名誉教授の特別のご参加を得て、別紙プログラム内容の講演会並びに懇親会を開催する運びとなりました。

近年地球環境の変化や交通手段の飛躍的な発達などにより、保健医療問題が一挙に世界規模の課題となりました。世界26か国33拠点のネットワークをもつパスツール研究所は、新興・再興感染症の流行に際しては、WHOや各国政府を始めとする諸々の研究機関と連携し、その制圧に挑戦しております。本講演会が、参加者の皆様にグローバルヘルスのための国際連携の重要性について理解を深めていただく一助となり、新しい国際連携の構築が進むことを期待しております。

suite »

【レポート】第1回 Salon de Paris Club

来日36年。3.11後も日本に残ろうと決意した親日家

レポート 第1回 Salon de Paris Club

6月14日、ホテルニューオータニにて第1回のサロンドパリクラブが開催されました。講演をしてくださったのは2016年からLVMHジャパンの社長でいらっしゃるノルベール・ルレさんです。ルレさんは20数年間このパリクラブに携わっており、日本では数十年暮らしていらっしゃいます。今回は「どうして日本はこんなに魅力的か」というテーマのもと、ご自身のマネジメント経験と絡めてご講演いただきました。

ルレさんが来日したのは36年前。1981年のことです。そのときはまだ日本のことを知らなかったけれども、来日してすぐに、日本を素晴らしいと思ったそうです。「さよなら、富士山、着物くらいしか知りませんでした」と流暢な日本語で語るルレさんは、実はこれまで日本語学校に通ったことはありません。フランス大使館で勤務を始めてすぐに大阪に転属となり、梅田の紀伊国屋でテープや参考書を買ってご自分で勉強なされたそうです。「郷に入れば郷に従え」の精神で学んだと、ルレさんは語ります。

続いて、日本の地理・歴史・人・言語・文化・自然という観点から、日本のユニークさについてルレさんの体験を踏まえた考察がなされました。
日本はおよそ100年という短い期間で鎖国からover connectionという状態を経験し、そこにはショックがありました。戦後の発展の中で日仏間の人の移動量が急速に拡大した時、「日本はそんなに遠くない」とルレさんは感じたそうです。日本の言語はとても固有(ユニーク)で、曰く「言わないことは言っていることと同じくらい重要だと思います」。……“検討いたします”は“I will never do it”ですよ」という言葉が印象的でした。また、日本人とフランス人が英語で会議した際に、英語では“interesting”と言いながら、日本人同士の日本語での会話では「つまんない」と評していたというマーケティング部時代の経験から、ルレさんは日本語をinternalな言語と考えているそうです。
ルレさんは日本の文化についても大変興味を持っていらして、47都道府県×地方の数だけ固有の文化があるのだと仰いました。

日本の自然は美しいけれども厳しい、と評するルレさんは、阪神淡路大震災と3.11の両方を経験しました。「(3.11の時)当然怖かったけれども、私は日本に残ろうと思いました。なぜなら、日本は自分に色々なことを与えてくれたからです。第六感が大丈夫だと判断しました。」と語るルレさんからは日本への深い愛を感じ取れました。

Pages: 1 2 3 4