京都の伝統的な建物が生まれ変わる「京町家モナムール」を手がけた建築デザイナー金子文子さんが語る夕べ
第6回の輝く会のテーマは「京町家再生」。京町家とは、1950年以前に伝統的木造軸組構法で建てられた木造家屋と定義されています。京都に残る町家造りの建物で、京都には二万軒もの町家が残っていると言われています。しかし、世代交代が進む中で空き家のままに放置される町家も増えている現状の中、建築デザイナー金子文子さんは、この京町家を再生するプロジェクトに取り組んでいます。
そのプロジェクト名は「京町家モナムール」。京都の町で時代に取り残されたままに放置してある京町家は、伝統的な建築デザインを残しつつも物件によっては、現代のライフスタイルに合わない設計でもあるのが現状です。そんな古い建築物が金子さんのアイデアと創意工夫によって和とモダン、そして詩と音楽が融合した新しい空間に生まれ変わります。
今回のセミナーでは金子さんが手がけた京都モナムールシリーズの改築事例を写真や図面などを見ながら詳しく紹介していただきました。