【開催済】第6回輝く会「フランス人を魅了する京町家再生プロジェクト」

<京町家モナムール> by Fumiko Kaneko

第6回輝く会「フランス人を魅了する京町家再生プロジェクト」

東京を拠点にCiel Rouge Creation代表として<グットデザイン賞>や<世界の最も美しい100のホテル>に選ばれたShu Uemuraの海洋深層水を使用した世界初のタラソテラピセンターホテルなど 数多くの話題作を手掛けてきた建築デザイナー金子文子さんは3・11東北大震災後、直感的に新たな可能性を感じて京都に居を移し,以来、京町家の再生の革新的プロジェクトに取り組まれています。

戦後、利便性を求めて新建材で改築された中途半端な町家や、路地奥に残る築年不詳の土台も傾き、廃墟寸前の空き家町家など行政にとって頭の痛い大きな問題となっています。そんな町家が金子さんの手によって、『和』と『モダン』の融合する新しい建築空間へと生まれ変っています。

もともとフランスと縁が深かった金子さんは、千年の古都、京都の伝統文化に圧倒されながらも、単なる建築設計やデザインを超えた、深い精神性と哲学的思考を原点に、非物質性、精神性を表現する人間空間ととらえています。月光、緑、光の陰影にフランスの哲学者レオタールの非物質性を、古都の住居に、オーギュスタン・ベルク氏『時代、世紀とともに変容する社会と住居』<人類の起源、住まい歴史>の数々の思索の実践を体感しながら。

そしてその自宅『萌文庵+見晴亭:空中茶室・浮遊する見立ての森』はフランス人を中心に世界中から文化人が集い、文化交流の国際的なサロンとして機能しています。金子さんは意欲的にこの<京町家モナムール>シリーズを手掛け、現在5部作目清水五条<詩宝箱>に挑戦しています。
今回の輝く会では金子さんに「京町家モナムール」でのご自身の取り組みについて紹介していただき、その建築空間に秘められた日本人とフランス人共通のエスプリ・精神性についても語っていただきます。

日時 2016年10月12日(水)18:30 ~ 20:00 (18:00受付)
講演後は簡単な懇親会を予定しております。 (20:45まで)
会場 日仏会館5階501会議室
東京都渋谷区恵比寿3−9−25
主催 日仏経済交流会(パリクラブ)
共催 在日フランス商工会議所
定員 40名
申込締切 10月11日(火)
参加費 主催・共催団体会員およびパリクラブの協力団体会員 1000円
一般:2000円(締切後はキャンセル料が発生します)
言語 日本語

Fumiko Kaneko 金子文子 プロフィール

金子文子
Archi-designer , artiste 建築デザイナー、アーティスト・デザイナー

1991:一級建築士事務所 Ciel Rouge Creation設立(フランス人建築家アンリゲイダンと共同)代表取締役 2002:パリ事務所設立 Tokyo-Paris-Kyoto-Mareseille-Mons

Ciel Rouge Creation 建築代表作: 1994:焼肉のタレ『エバラ岡山津山工場-見せる工場公園工場』—「商店建築」掲載 1998:日本基督教団『原宿幼稚園』2005:伝統の継承と革新をテーマに『原宿教会』「新建築」「建築文化」その他、韓国、台湾、イギリス、フランス、オランダ、イタリア等の建築雑誌に掲載 1998:シュウウエムラ化粧品『ディープシーウォター工場ミュゼアム』室戸岬 「新建築」仏アメリカ等、海外建築雑誌掲載 2002:日本アンリ・ファブル協会『ファーブル昆虫館』小学館-村田製作所/戸田建設 2006:シュウウエムラ『ウトコデイープシーテラピセンターホテル』室戸岬:現在星野リゾート経営:室戸市市民スパ施設『バーデハウス室戸』ホテルと合わせ4ヘクタール敷地全体のデザイン「新建築」「商店建築」他アメリカ,フランス、オランダ,台湾、韓国等の建築デザイン雑誌に掲載 2007:上記スパホテルシュウウエムラ『ウトコデイープシーテラピセンターホテル』good design award グッドデザイン賞建築環境部門受賞、2009:パリ市コンペ受賞『130戸の集合住宅+保育園』2013:竣工:フランスパリ建築美術館展覧会 2010:『Villa Ronde 』2000m2 別荘 屋上緑化庭園及び地中からの冷気暖気を取入れるエコシステム導入 テニスコート、建物を山と緑化で覆う新しい住宅-フランスインテリアデザイン-グランプリ受賞「新建築・住宅特集」韓国雑誌 掲載 2011:『アテネフランセ・100周年記念(ル・コルビジェの弟子吉坂隆正の記念碑的建築)リニューアルデザイン』お茶の水「カーザ-ブルータス」掲載 野沢温泉リニューアルプロジェクト-ホテル『アドレスNOZAWA』、旅館『かわもとや』-「商店建築」掲載 2012:上記ホテル及び旅館改修工事後、2012それぞれホテル部門、旅館部門、年間集客率NO1 記録2012年から京町家再生プロジェクト『Kyo-Machiya,Mon amour』に取組み伝統的工法とモデルニテの融合を目指す。

2012年:Serie 開始
2013年:“Moë fu an “ 2013:Moë fu an”(萌文案)”北白川別当町 改修工事竣工
2014年:『五条の森の町家』Forêt imaginaire à Gojo”改修工事竣工
     :<五条の森の町家> –<Nuit Blanche Kyoto 2014>参加
2015年:<見晴亭・浮遊する見立ての森“空中茶室”> <+KG>参加
     :英国人詩人< クリス・モズデル“アートハウス 謌詠鳥”> –参加
2016年:<詩宝箱>清水五条 改修工事竣工 <Nuit Blanche Kyoto 2016>参加

その他*オフィスデザイン等多数:シュウウエムラ(港区南青山)、北里研究所病院『美容医学センター』(港区広尾) フランス大使館経済商務部(港区神谷町)フランス大使館経済商務部名古屋アネックス,等。インテリア店舗デザイン:化粧品ブティックデザインーシュウウエムラ、Max Factor ,SK 11,HWRA(韓国) トータルブランディンヅデザインを手掛ける(メイクアップカウンター等)大丸京都店、新宿京王デパート 高島屋、トレッサ横浜、越谷レイクタウン等の店舗-『FIGARO』仏フィガロとの提携宝石店デザイン(青山、日比谷) シュウウエムラ『Vunaus Fort –アトリエファクトリー』パリ7区デパート『Bon Mache』の化粧品ブッティック等多数