イベントカレンダー

江戸の伝統貴金属細工とアーツクラフト商店街見学(帆布等)

【ご報告】

予定どおり、都営大江戸線新御徒町駅で待ち合わせ、フランス人4名、パリクラブ14名で、日伸貴金属まで徒歩で移動した。
工房で(日本の名工の一人でもある)日伸貴金属の社長の上川師匠から、会社の概要と後継者でもあり今回の見学会に応対する、3名の子息の紹介があった。社長は江戸時代から11代目となる。
子息より、銀器の加工法についての説明があり打撃と焼き入れの繰り返しで成型されるが例として急須の製作についてサンプルを使用しての説明があった。
質疑応答のあと近くの会場で希望者による銀の指輪の体験製作が行われた。約1時間、畳にすわって、カナズチの打撃を加えながらの指輪の製作は結構大変そうだったが世界中で唯一、自分のデザインの指輪を製作したことで参加者は満足した様子だった。
終了後、山手線の秋葉原駅と御徒町駅の中間地点高架の真下の空間を利用した、新旧デザインを扱う商店街(2K540)を訪れ散策した。
散策後、商店街の中にあるカフェで、参加者に見学先の銀器、帆布店の関係者も加えて懇親会を行った。
師匠により製作された銀器でワインのテエイステングを行った。冷やした白ワインをそそぐと銀器独特の冷感と共に、味が一段と高まり、懇親会も盛り上がった。

報告者:牟田正明

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【イベント概要】

江戸時代からの伝統貴金属細工(金銀)を引き継いでいる工房の見学、貴金属細工体験、及び帆布工芸紹介やアートクラフト商店街の散策で伝統工芸と日本のものづくり文化を体験します。

日時 2012年9月29日(土)
場所 台東区三筋・秋葉原2K540
主催 日仏経済交流会(パリクラブ)
共催 在日フランス商工会議所(CCIFJ)
使用言語 日本語,(英語)
会費 貴金属細工体験(銀栞:2000円、 銀指輪:4000円)
※銀指輪はあらかじめサイズを確認しておいてください。
例えば日本サイズ(13号,15号),フランスサイズ(54 ,55 1/4)等。

参加費 1000円/人(懇親会費含む)
※締切日以降はキャンセル料がかかりますのでご注意ください

商品購入 見学場所での一部商品の購入が可能です。(現金のみ)
定員 16名
お申込み締切 2012年9月25日(火)13:00まで
お問い合わせ先 予約確認のメールが届かない場合や、イベントに関してご不明な点がございましたら、下記メールアドレスまでお問い合わせください。
bonjour@parisclub.gr.jp
見学スケジュール
15:45
集合
都営地下鉄大江戸線 新御徒町駅 A4出口地上
16:00 – 17:30
貴金属細工
(日伸貴金属)
16:00 – 16:15 工房社長による作品の説明
16:15 – 17:30 希望者は、貴金属細工体験(銀指輪、銀栞)
※体験は日本情緒豊かな和室の畳に座っての作業となります
16:30 – 18:00
アーツクラフト商店街探索(三香堂:帆布)等
16:30 – 17:00 三香堂の帆布説明
17:00 – 18:00 商店街自由散策(2K540 AKI-OKA ARTISAN)
18:00 – 19:30
懇親会
商店街の中にあるカフェーで懇親会を行ないます。
貴金属作品の食器を使ってワインの試し飲みも行います。

(カフェアサン)
2K540(F-2) 5-9-9 Ueno Taito-ku Tokyo 110-0005
TEL:03-6803-0502

江戸貴金属(日伸貴金属)の作品例

江戸貴金属(日伸貴金属)の作品例

帆布(三香堂)の作品例

帆布(三香堂)の作品例

講演会「グローバル化と都市空間~パリの隣人祭り」

 【ご報告】

南谷氏のCD、ビデオなどを撮り交えた講演は参加者の期待に十分に応えるものであった。講演終了後には10人もの方から質問があったこともそのこと を物語っている。その後も、この講演会についてお褒めのメールを何通かいただいていることにも現れている。パリクラブからは関本前会長を筆頭に11名の参 加があった。

パリ17区の区役所に10年以上前にかかってきた一本の電話からすべてが始まったというこの隣人祭りは、今や世界34か国、120都市、1200万人にま で拡大した。2003年の今では有名になってしまった1万5千人の死者を出したあの悪魔のような酷暑以来、フランスでは家族の重要性の見直しとか近所の人 たちのとのつながりが実は大事なことであるという認識が急速に広がってきた。そのこととEU拡大にともなう中東欧等からの「移民」の増加も手伝って「物騒 な」世の中になってきたという状況も「連帯」ということの重要性を思わせることにつながっていった。最初はパリなどのマンションで騒がしいだけと言ってい た人も賛同するようになっていった。今や、単に隣人のみならず、ホームレスなどの面倒までみるようなったこのFete des Voisins祭りは第4段階の時に差し掛かっている。日本では仙台の奥山市長も賛同してこの隣人祭りが震災との関連で実施された。

フランスでの隣人祭の様子と仙台市での模様がフランスの国営TV2などのフィルムとして会場で放映されたのも参加者に非常に訴えったものがあった。南谷氏 が「隣人祭りは実は口実だ」とまで言ったとき、人と人とのきづなの重要性の本当の意味が改めて分かったのかもしれない。彼女の客観的な洞察に深い敬意を表 したい。

筆責 瀬藤澄彦

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【イベント概要】

パリ17区で13年前の1999年に始まった隣人祭り(Fête des voisins)。2003年の「欧州隣人デー」の結成を経て今や世界33か国で1200万までもの人々が参加するグローバルなイベントとして世界的な注 目を集めています。グロ-バル化の中でローカルなネットワークの重要性が浮き彫りにされ、人と人との共通領域インターフェイスの考え方がソーシャル・キャ ピタルとして関心を集めています。とりわけ、我が国では東日本大震災を契機に連帯としてのネットワークが見直されています。パリに本部を置くこの隣人祭り はこのような日本の現状に多くの教訓を与えるくれると思います。この運動が生まれたパリ17区にお住まいで日本担当の南谷氏に一時帰国の機会をとらえて、 この隣人祭りの沿革、現状、展望についてお話いただきます。

日時 2012年7月24日(火)
18:30~
場所 日仏会館501会議室
http://www.mfjtokyo.or.jp/ja/access.html
主催 パリクラブ(日仏経済交流協会)
共催 日仏会館 在日フランス商工会議所
講師 南谷桂子
講師の略歴 ワインと文化社 社長 パリ17区にお住まい。
在仏フリージャーナリスト
仏農林水産省・外務省後援『Les Trophées de l’Esprit Alimentaire』 (『食のエスプリ杯』) 委員
日本『隣人祭り』最高顧問
詳しくは下記URLをご覧ください。
http://www.vinetculture.com
言語 日本語、通訳なし
参加費 無料
終了後、簡単な懇親会を予定しています。
定員 40名
参加人数 35名
お申込み締切 2012年7月23日(月)12:00まで
お問い合わせ先 予約確認のメールが届かない場合や、イベントに関してご不明な点がございましたら、下記メールアドレスまでお問い合わせください。
bonjour@parisclub.gr.jp

出版記念パーティー―「フランス人の流儀ービジネスパーソンが見てきた人と文化」

【ご報告】

6月8日(金)午後7時より、白金台の八芳園で「フランス人の流儀―日本人ビジネスパーソンが見てきた人と文化」の出版記念パーティーが開催されました。

この本はパリクラブ会員有志が中心となって執筆して大修館書店から発売になったもので、フランスでの日本人ビジネスパーソンの成功や失敗の経験等を語っ て、ビジネスの世界でのフランス人の考え方や振る舞いを知ってもらい、今後の日仏経済交流に役立ててもらうことを目的としたものです。

パーティーではこの出版プロジェクトの推進者で、執筆者でもある久米パリクラブ会長とこの著書の編集協力者で、同じく執筆もされた早稲田大学の立花教授よ りご挨拶があった後、デルマス在日フランス商工会議所会頭がお祝いの言葉を日本語で述べられました。さらに、今回の出版に資金面の助成をされた笹川日仏財 団の富永理事長のご祝辞が披露され(同財団伊藤様代読)、最後に編集者である大修館書店の小林様よりご挨拶がありました。

会場は90名近くの参加者であふれ、大変な盛会となり、予定時間を過ぎても歓談の声が絶えませんでした。

 

【イベント概要】

日仏経済交流会(パリクラブ)は、この4月より発足20年目に入りました。今年の活動の一つの柱として、フランスの経済・文化に関係される経済界や学界の皆様、さらにはこれからの日仏関係を担う学生や若手社会人の方達との連携を強めることを考えております。

その一環として、このたび「フランス人の流儀ービジネスパーソンが見てきた人と文化」を大修館書店より出版する運びとなりました。この本は比較的若い読者 の方々を対象として、フランス及びフランス人に対する理解とフランスを中心とする国際ビジネスへの関心を深めて貰うことを目的としています。書籍は会員有 志と大学の教育者が共同して執筆・編集に当たり、笹川日仏財団の助成を受け、6月初めの発行を予定しております。

当会ではこの書籍の出版を記念し、在日フランス商工会議所との共同により、下記の要領で出版記念パーティーを開催致します。皆様におかれましては、お忙しい中とは存じますが、趣旨をご理解の上パーティーにご参加頂きますようお願い申し上げます。

日時 2012年6月8日(金)
19:00~21:30
場所 八芳園(ジャスミンの間)
〒108-8631 東京都港区白金台1-1-1
TEL.03-3443-3111(代表)
主催 日仏経済交流会(パリクラブ)
共催 在日フランス商工会議所(CCIFJ)
参加費 お一人様8000円、カップルでお越しの方はお二人で15000円。
学生の方はお一人様5000円

参加費を改訂いたしました。
お一人様5000円 学生の方はお一人様3000円。
なお、ご来場の皆様には本書(「フランス人の流儀-日本人ビジネスパーソンが見てきた人と文化」)を各1部差し上げます。
定員 100名
お申し込み締切 2012年6月4日(月)19:00まで
※申込み締切り以降のキャンセルには、キャンセル料がかかりますのでご注意下さい。
お問い合わせ先 予約確認のメールが届かない場合や、イベントに関してご不明な点がございましたら、下記メールアドレスまでお問い合わせください。
bonjour@parisclub.gr.jp

講演会「対仏投資セミナー~新しい欧州の十字路、北フランス経済圏」

【ご報告】

強風の小型台風の影響も懸念されたが、予想を遥かに超えた70名以上の参加者があった。

最初に在日仏大使館AFII(対仏投資庁)のグリニョン参事官からパワーポイントを使って2011年度時点の日系企業の対仏投資状況、および研究開発拠点 としての財政支援策が紹介された。同参事官は巧みな日本語で通訳なしで講演を行った。そのあと、フランスのリール市からこのために来日した北フランス投資 公社のピトレ専務理事からリールを中心とした地域が欧州の中心地に位置して投資に適した立地にあることがパワーポイントを使って説明がなされた。演壇の両 側に「かけもの」で同地域をPRする方法も取り入れられた。時間の都合で上映予定であったビデオ上映は断念せざるを得なかったのは残念であった。この後。 元味の素・欧州支配人の田村氏より同社の欧州での活動展開と北仏進出の理由の説明がなされた。

会場の入り口にはジェトロの職員も斉藤海外投資課長以下、3人ほど見え、ジェトロ、AFIIとNFIの多くの資料が配布された。終了後、2階のブラスリー「レスパス」で参加者と名刺交換会が活発に行われた。

報告者:瀬藤

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【イベント概要】

世界最大の5億4千万人の消費市場を抱える欧州連合(EU)はユーロ危機にあっても、欧州の経済空間や産業地図が大きな変貌を遂げています。フラン ス経済はパリ首都圏一極集中の時代は終わり、ますます4大地域経済圏化の傾向が顕著になっています。イルドフランス首都圏のウェートが伸び悩むなか、ロー ヌアルプ州、ノールパドカレ州、プロバンス・アルプ・コートダジュール州の3州の比重が高まリ続けています。ノール県とパドカレ県で構成するこの州はフラ ンス本土22州のうち、第4の経済規模(GDP約1000億ユーロ)でハンガリー、ベトナムなどとと同水準です。

注目されなければならないのは、高速新幹線TGVのベネルックス乗り入れと英仏海峡をトンネルでパリーロンドンをつなぐ列車ユーロスターなどの輸送ネット ワークの確立によってこのリール、バレンシアンヌ、ダンケルクなどを繋ぐ都市経済圏は文字通りこの中心部に位置しています。パリ、ロンドン、ブラッセル・ アムステルダムの黄金の3角形の中心という恵まれた産業立地は多くの内外からの投資を呼び寄せています。日本からもトヨタなど有力企業を筆頭に進出が増え ています。北フランス投資公社(NFI)は環境技術、産業用繊維、医療 バイオテクノロジー 加工食品などの分野を中心に日系企業の誘致に高い関心を示 し、今回のミッション派遣を通じてAFII,ジェトロとともにシンポジウムの開催となりました。新しい欧州を知る絶好の機会です。

日時 2012年5月28日(月)
18:00~19:30
場所 日仏会館1階ホール
http://www.mfjtokyo.or.jp/ja/access.html
主催 パリクラブ(日仏経済交流会)
共催 北フランス投資公社(NFI)、ジェトロ(日本貿易振興機構)
後援 在日フランス大使館対仏投資庁(AFII)
協力 在日フランス商工会議所
プログラム 18時00分 開会

「北フランスと日系企業進出」ー欧州における研究開発の拠点と財政支援をいかに進めるか
在日仏大使館・対仏外国投資庁(AFII) グリニヨン参事官

「欧州経済における北フランス・リール経済圏の占める位置づけ」ー日系企業にとっての理想的な欧州市場への拠点
北フランス投資公社専務理事 ピトレ

紹介ビデオ上映 12分間

「北フランス進出日系企業元駐在関係者の証言」
元味の素ヨーロッパ社長欧州総支配人 田村幸道

質疑応答
通訳付き

終了後、名刺交換会ネットワーキング懇親カクテル
会費 無料
定員 100名
お申込み締切 2012年5月28日12:00まで
お問い合わせ先 予約確認のメールが届かない場合や、イベントに関してご不明な点がございましたら、下記メールアドレスまでお問い合わせください。
bonjour@parisclub.gr.jp

講演会「グローバル時代のフランス式女性モデルとは何か~日本への教訓」

パリクラブ 主催
日仏会館 CCIFJ 共催

【ご報告】

0517_01最初にパワーポイントで2人の写真が紹介された。当選間もないフランソワ・オランド大統領とそのパートナーのバレリ・トリエビエール、もう一枚は前大統領の サルコジとブルニーなど彼の過去の女性たち、そしてそれぞれの子供たち。典型的なフランスの「複合家族」である。印象は聴衆者には強烈かもしれない。日本との彼我の違いはあまりにも歴然としている。日本がフランスの様な男女関係や家族に関する革新的な考えに変革していくための道程はあまりにも遠いかもしれない。しかし少子化や老齢化が日に日に深刻化 する時代環境に、われわれはフランスモデルをもとに率直に再考する必要があるのkもしれない。

ドラ・トーザンさんの人気も手伝って会場はほぼ満席。彼女の言う「妻より女、ママより女」の社会にフランスはどのようにしてなったのかをパワーポイントを 使ってのわかりやすい説明。それを粟野みゆきさんのお見事な逐語通訳でトーザンの趣旨もよく理解されたようである。終了後、同女史の本を出版された小学館 と河出書房新社の2社のサイン会もあり、レスパスでの懇親会は予定を超す参加者であった。

報告者:瀬藤

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【イベント概要】

ボーヴォワール・バダンテール・ヴェイユ・アリミなど女性解放思想の世界最先端を走りながらその社会的地位は欧州ではむしろ後塵を拝している国、フ ランス。人口減少の不安に苦しむすべての欧州諸国やアジア諸国をしり目に出生率2.0を超える不思議の国。そして仕事と子育てと愛のトリレンマを克服する 彼女たちフランス人女性のパラドックスの秘密は何か。最近も渡辺淳一氏と対談された女性ジャーナリストのドラ・トーザンさんにその秘密を教えていただこ う。そして日本はどうすればいいのかを議論しよう。男性のあなたも参加してください。

日時 2012年5月17日(木)
18:30~21:00( 講演終了後 サイン会 懇親会)
場所 日仏会館1階ホール
http://www.mfjtokyo.or.jp/ja/access.html
講演者 フランス・ジャーナリスト エッセイスト ドラ・トーザン氏 詳しくは同氏のサイト、FBのアドレスをご覧ください
Site de Dora Tauzin
http://www.doratauzin.net/
Facebook
https://www.facebook.com/dora.tauzin.official
使用言語 トーザンさんの仏語講演を粟野さんがお隣で通訳を適宜入れていただきます。
会費 入場無料、講演後、ドラさんのご著書のサイン会を予定 懇親会参加は別途3000円
定員 100名
お申込み締切 2012年5月17日(水)18:00まで
※申込み締切り以降のキャンセルには、キャンセル料がかかりますのでご注意下さい。
お問い合わせ先 予約確認のメールが届かない場合や、イベントに関してご不明な点がございましたら、下記メールアドレスまでお問い合わせください。
bonjour@parisclub.gr.jp

第59回ランデブー・フランコ・ジャポネ 19時より

日仏経済交流会パリクラブ 主催
在日フランス商工会議所(CCIFJ) 共催

【ご報告】

パリクラブ20周年記念特別講演会
『日仏リーダーの相互パーセプションと今後の展望』
講演者 磯村尚徳

磯村氏は魔術師である。日仏関係という二国間関係がまるで雨の合間に見せてくれる虹のように私たちの眼前に彩りを添えて姿を現してくる。あたかも日仏関係の現代史が世界を牛耳っているかのような瞬時の錯覚に陥る。
戦後のフランスの大統領は第5共和政で6人だが、もう数えるのも難しい日本の首相。磯村氏がインタビューした唯一のジャーナリストとなったドゴールにとっ て、佐藤栄作や池田勇人は「トランジスターの国」の首相に過ぎなかった。日本に無関心だったジスカール・デスタンの後、フランソワ・ミッテランは8回の会 見を通じて、あのシラク大統領以上に親日的であった。「米国の挑戦」を著したセルバンシュレベール、ソテール、ミソフ、ラング、マルローと日本文化に精通 した知的教養人を擁していた。ジャック・シラクは日本を知りすぎた大統領だった。日本人以上に日本に詳しい彼がサッチャーやレーガンなどと同様、認知症に あるのは心が痛む。サルコジは「禅を不気味、相撲を知的でない、東京を怖い、京都を悲しい」と言って日本人を失望させた大統領だ。
日本財界の本田、松下、盛田らは主張を持っていた。それから日本にサラリーマン経営者時代がやってきた。フランスのゴーンのような秀才やアルノーようにピ アノを演奏するような経営者と、米国一辺倒になってしまった日本財界との間にはかみ合わない時間が過ぎている。文化面では日本の片思い時代からフランスの 片思いの時期にある。ジャパン・エクスポにおけるクール・ジャポンへの情熱と憧れを我々はどう理解するか。

戦後の日仏関係がどのように推移してきたかを、現場の証言者として語れる磯村氏は誠に稀有の存在である。八芳園の満員の会場の拍手は長く続いた。

筆責 瀬藤澄彦

 

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【イベント概要】

パリクラブ20周年記念・名誉会長・磯村尚徳氏・講演会 およびレセプシン
テーマ: 「日仏リーダーの相互パーセプションと今後の展望」
”Regards croises des leadeurs francais et japonais – ces perspectives d’avenir”

本イベントはパリクラブの総会(18時から18時45分)に引き続き行われます。
講演はパリクラブが発足20周年を迎える記念のもので、日仏両国語でおこなわれます。
またレセプシオンではワイン・軽いブッフエの他に、吉祥寺の「おちゃらか(代表取締役ダントン氏)の共催を得て、話題のフレーバー茶もお出しします。http://ocharaka.co.jp

パリクラブ・CCIFJ・TMF・ALFIその他の協力団体の会員相互の懇親会、新会員の紹介を目的にしております。
当会会員以外の方もご参加頂けます。皆様ぜひご参加下さい。

日時 2012年4月23日(月)
19:00~20:00(講演会)
20:15~21:30(レセプシオン)
場所 目黒区白金台 八芳園 5階 リンデンの間
東京メトロ白金台2番口より下車1分
http://www.happo-en.com/access/index.html
会費 3000円
定員 80名
お申込み締切 2012年4月20日(金)18:00まで
※申込み締切り以降のキャンセルには、キャンセル料がかかりますのでご注意下さい。
お問い合わせ先 ご不明な点がございましたら、下記メールアドレスまでお問い合わせください。
bonjour@parisclub.gr.jp