イベントカレンダー

企業訪問 寒梅酒造株式会社(埼玉県久喜市)

【イベント概要】

パリクラブ地域都市委員会の活動の一環として、恒例になりました標記酒造の訪問にご参加頂きますようご提案申し上げます。
同酒造は創業文政4年(1821年)と190年の歴史を誇る日本酒製造の老舗です。同社社長鈴木逸郎氏のご好意により、伝統酒造の全てを見聞させて頂いております。また見学の最後には利き酒も用意されております。
この企画は在日フランス商工会議所との共催であり、毎回在日フランス人の方々も参加して頂いております。今回は在日フランス大使館にもご案内しようと考えております。酒造訪問後には近くの和食レストランでの懇親会を予定しております。
大吟醸の豊穣をお楽しみ頂き、日仏交流の一時をお楽しみください。

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講演会「日仏共同のイクシスLNGプロジェクト、世界及び日本のエネルギーミックス」

【ご報告】

3月14日、トタル社グループ北東(日本・韓国)アジア代表兼トタル・トレーディング・インターナショナルSA東京支社長のLuigi Colantuoniさんを講師に迎えて、「日仏共同のイクシスLNGプロジェクト、世界及び日本のエネルギーミックス」というテーマでご講演頂きました。

イクシスLNGプロジェクトはトタル社が取組むオーストラリアにおける総事業費が340億ドルに達する大型のLNG (液化天然ガス)開発プロジェクトで、Colantuoniさんからは、LNGプロジェクトの仕組みや進め方についての説明の後、福島の原発事故後特に需要の高まっているLNGの日本への供給、国際石油帝石(INPEX)を事業パートナーとした日仏協力、200億ドルと画期的な規模となったプロジェクト・ファイナンスによる資金調達などの意義にも触れて頂きました。

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講演会シンポジウム「活況を呈するフランスの地域経済圏 第1回 地中海アルプス地域圏経済と対日関係」

【ご報告】

前日の大雪の影響で首都圏などのダイヤの混乱と例年以上の寒さと道路の凍結などで参加者の出足が心配されたが、64名の参加があり盛況であったと言ってよい。講演者が6名と多いので時間の配分に気を配った。

パリクラブの瀬藤より関係3州の政治経済産業と日系企業進出状況があった後、メイエールフランス観光振興機構日本事務所長より最近の3州の観光客の宿泊ス数や新たなホテルの紹介があって、注目を引いた。横浜市、静岡市、自由が丘地区(関本・元パリクラブ会長)からはそれぞれの担当者より姉妹都市、リヨン、カンヌ、エクサンプロバンスの各都市との交流事業の実績と考えが紹介された。最後にモンペリエ近郊に進出のサカタのタネ社太田氏より南仏経営戦略が披露された。

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Rencontre avec un amoureux du Japon, l’écrivain et poète Jean Pérol

【ご報告】

プロローグ

2013/12/03 photo01Le soleil se couche à Nippori.の著者、ジャン・ペロル氏が日仏会館で講演を行うことをパリ・クラブのHPで知り家内と胸を躍らせた。思えば99年5月、帰任を控えたリ ヨンでKeiko夫人のご紹介でペロル氏にお会いし著書[Tokyo]を戴いた。その折に[Le soleil se couche à Nippori」という題の本を執筆されるご予定と伺った。唐突に「日暮里」という懐かしい地名が出てきたので驚いた。あの時のPerol氏が来日され た!家内と出かけ半信半疑で会場のドアを開けると氏が見えた。傍らにはKeiko夫人も!
61年来日以降、20年以上日本に滞在。九州大学で6年間教えた外、84年から89年には東京日仏学院学院長としてフランス語普及に貢献した。[マラルメ賞受賞の詩人・作家]
講演会はギイ・ブラック氏(翻訳家)をアニメーター、Keiko 夫人を通訳としてインタビュー形式で進められた。

(日本との出会いは?)

叔父がルクレール将軍の幕僚として戦艦ミズリー号上での日本降伏調印式に立ち会った。当時12歳の私は叔父の話を通じて日本に深い関心を抱いた。アルジェリア戦争時に、九州大学の教員ポストの募集を見て、兵役義務の代わりに渡りに船と応募し、来日した(70年)。

(日本の文壇との交流は?)

九州大学勤務時代に川端康成と知り合い可愛がられ、家に何度も招待された。そのころルイ・アラゴンから日本ペンクラブを通じて、日本人作家紹介シリーズ執筆の依頼があり、川端先生から三島由紀夫、安部公房、村上春樹等を紹介して貰った。彼らとのインタビューを通じて日本についての理解が深まるとともに、日 本人の諸相を知ることが出来た。三島由紀夫にとって九州が、彼の文才「ますらお振り」の発端の地(源泉)であることも分かった。86年に野坂昭如に会った が、彼によると「日本人には市民意識が無い。インターナショナルな市民になれない」そうだ。村上龍はベストセラーの作家かも知れないが、「violent な日本」には眉を潜める。作品の感想を問われれば“Loin”(遠い)の一言だ。東京日仏学院長の時代に川端先生から小説を書くように勧められ、 [Tokyo」を書いた。その中でも触れているが、ロベール・ギラン氏が東京のあちこちに連れて行ってくれた。[Le soleil se couche à Nippori」は2007年の作品だが、50年間に亘る私の人生の集大成であり、自分の身をロベール・ギランに置き換えて書いたものだ。

Q&A

(今までに詩集は何冊出していますか?)
今までに本は25冊出版したが、詩集は16~17冊だ。

(フランスでの詩や文学の現状はどうか?)
本は読みながら考察するもの。現代人は外から帰ってきて分厚い本を読む余裕が無い。テレビにしても(お金の取れる)ゴールデンアワーには文芸番組を流さなくなっている。N.L.F(ガリマール発行の文芸雑誌)の編集部門も今ではエレベーターも無い最上階の部屋の狭いスペースに蛙(グルヌイユ)のように押し 込められている(笑い)。
問題は作家と読者間の断絶だ。詩や本を書いても読んでくれる人がいない。

(詩人が小説を書くとは、ペロルさんにとってはどのようなことか?)
詩人・外交官のポール・クローデルが1923年にOiseau Noir(黒い鳥)という詩集を出しているが今読んでも古くなっていない。詩と小説の違いは無い。表現する内容の違いだけで、vibration de mot(言葉の響き=胸を打つ度合い)は同じだ。
詩人は言葉を選ぶ。ロンサール、ヴィヨン、アラゴン・・・。詩や文章は歳を取らない、言葉が時を超えて響き合い、心を打つ・・。
詩人の口から珠玉のような言葉が迸(ほとばし)る。
最後にペロル氏による詩の朗読が行われた。フランス語の調べの美しさが心地良い余韻となった。

エピローグ
魯迅の短編「藤野先生」をお読みになった方はお気付きだろうが、冒頭部分に、「魯迅が仙台の医学校に入学すべく、上野駅を発った列車の最初の停車場「日暮 里駅」の駅名を見て、遠い故郷を偲んだ」と書かれている。筆者は[Le soleil se couche à Nippori.]は初見だが、ペロル氏にとって日暮里は「心の故郷」といえよう。私事にわたり恐縮だが、筆者の実家はJR日暮里駅西口前の寺院であり日暮里の歴史と深い係わりを有する。ペロン氏夫妻との今回の「東京での出会い」に縁(えにし)を感じる由縁である。
約30人の参加があり、質問も活発に出された。終了後の懇親会もワインを囲んで和やかに行われた。

パリクラブ会員 加茂光司

 

【イベント概要】

日本に20年以上滞在し、1984年から1989まで東京日仏学院院長としてフランス語の普及にも貢献したマラルメ賞受賞作家、詩人、ジャン・ペロ ル氏を迎えて講演会を行います。フランスジャポンエコーでペロル氏にインタビューしたペロル氏の大ファンの翻訳家のギイ・ブラック氏がアニメーターを務め ます。まだ邦訳は出版されていませんが、「Le soleil se couche à Nippori」, 「Tokyo」など日本を描いた小説が有名です。

日時 2012年12月3日(月)
場所 日仏会館501会議室
http://www.mfjtokyo.or.jp/ja/access.html
主催 Paris Club
共催 CCIFJ(申請中)
協力 日仏会館
司会 M. Guy Blaque (翻訳家)
スピーカー Mr. Jean Perol
使用言語 フランス語と日本語
会費 無料
定員 30名
お申込み締切 2012年12月3日(火)15:00まで
※締め切り後のキャンセルはreservation@ccifj.or.jpにメールでお願いいたします。
お問い合わせ先 予約確認のメールが届かない場合や、イベントに関してご不明な点がございましたら、下記メールアドレスまでお問い合わせください。
bonjour@parisclub.gr.jp
プログラム
18:00 受付開始
18:30 – 20:00 Guy Blaque氏との対談によるジャン・ペロル氏講演会
20:00 – 21:00 懇親会

討論会「迷走する日本の政治―今後のあり方を日仏の立場から討論する」

【イベント概要】

迷走する日本政治の問題点は、政治家の質の問題ばかりではなく、政治制度・システムの問題も大きいのではないか。外国人の目から見た日本の政治に対する率直な問題提起と、これに対する日本のトップレベルの政治学者とのあいだでのディスカッションを通じて今後のあり方を探ってみたい。
現代トップレベルの政治学者として、学界、政界で活躍している元東大総長である佐々木毅氏を迎えて、討論会を行うものである。

日時 2012年11月27日(火)
18:30~
場所 日仏会館1階ホール
http://www.mfjtokyo.or.jp/ja/access.html
主催 公益財団法人日仏会館
共催 在日フランス商工会議所
日仏経済交流会(パリクラブ)
講師 ■佐々木毅(元東京大学総長、学習院大学教授)
■クリスチャン・ポラック(株式会社セリク代表取締役社長、在日フランス商工会議所副会頭)
■カリン・プペ(AFP通信社東京特派員)
■セバスチャン・ルシュバリエ(EHESS、東京大学社会科学研究所特任教授、EHESSパリ日仏財団創立者)
司会 ■池上久雄(日仏会館副理事長、東京学芸大学客員教授、元日仏経済交流会会長)
使用言語 日仏同時通訳
参加費 主催団体の会員(在日フランス商工会議所、日仏経済交流会)は無料、一般1,000円、学生500円
※同時通訳機器のデポジットとして1.000円お預かりいたしますが、お帰りの際にご返却いたします。
定員 120名、先着順、全席自由
お申込み締切 2012年11月26日(月)18:30まで
お問い合わせ先 予約確認のメールが届かない場合や、イベントに関してご不明な点がございましたら、下記メールアドレスまでお問い合わせください。
bonjour@parisclub.gr.jp

サン=テグジュペリのミューズ コンスエロ

【ご報告】

サンテクジュペリの人生は波乱に富んだけではなく、時間の経過とともに多くの謎に包まれるようになった。彼の人生の最後はこの日本ではほとんど知られていなかったエルサバドル女性、コンスエロとの愛に賭けた時間であった。果たして彼がマルセーユ沖に飛行機の墜落でこの世を去ったのは、ドイツ軍の追撃かコンスエロとの愛の結末だったのか。南仏グラスのコンスエロ家の遺族と遺産、サンテクジュペリ家の人々の間で抗争があると報告された。しかし苦悩の人生を送った彼だからこそあの「星の王子さま」が誕生したのだ。
三井物産のエルサルバドル所長時代にコンスエロと「星の王子さま」の関係に魅了された平尾氏。さすがに現地の生の感覚が駐在体験と上演した同国の映像フィルムを通してその実像がよく伝わってきた。語り手となってただいた渡邊清子さんの語りは、誠にこの「星の王子さま」の本質にせまる名ナレーションであった。彼女の話し方はまだ「語り]が文化になりうるということを証明している。
リヨンで生まれ、南米に飛び、アフリカの砂漠に不時着し、ニューヨークで恋をし、友人と喧嘩をし、操縦席で地球を見た男、サンテクジュペリの解明はまだ始まったばかりだ。
会場には平尾氏がコレクションしたコンスエルに関する写真、本、ポスターなどが掲示陳列されて興味を引いた。定員を超える約50人の参加があり、質問も活発に出された。終了後の懇親会もワインを囲んで盛況であった。

執筆:瀬藤澄彦

  • 2013/10/23 photo01
  • 2013/10/23 photo02
 

【イベント概要】

世界的に有名な「星の王子さま」誕生の秘話をサン=テグジュペリの研究家、平尾行隆氏がサン=テグジュペリの妻、コンスエロに焦点をあて解説。知られざるサン=テグジュペリの生涯の秘密をお聞きします。

日時 2012年10月23日(火)
18:30~20:30
場所 日仏会館501会議室
http://www.mfjtokyo.or.jp/ja/access.html
主催 日仏経済交流会
共催 公益財団法人日仏会館
協力 在日フランス商工会議所
司会・対談・朗読 渡邉清子氏(空中庭園代表取締役)
スピーカー 平尾行隆氏(サンテグジュペリとコンスエの研究家)
オペレーション 森由美子(パリクラブ)
プログラム 1998年9月、サン=テグジュペリと、妻コンスエロの名前が刻まれた銀のブレスレットが、南仏マルセーユ沖で、漁師に より引き上げられた網の中から見つかった。これは、1944年7月31日、サン=テグジュペリが、地中海の空でその姿を消すまで、コンスエロを愛し続けて いたという証となった。「星の王子さま」 は、サン=テグジュペリとコンスエロの愛の物語であった。今回の講演会では、「星の王子さま」 誕生のミューズ (創造の女神)となったコンスエロが、どのような女性であったのか、また彼女が、「星の王子さま」 の作品に、どのような影響を与えたのか探ってみたい。 そうすることにより、「星の王子さま」 の内容が一層理解出来るのではと思います。
スケジュール 18:00 受付開始
18:30~19:30 平尾氏プレゼンテーション
19:30~20:00 渡邉清子氏との対談
20:00~20:30 懇談会
使用言語 日本語
会費 無料
定員 32名
お申込み締切 2012年10月21日(日)18:30まで
お問い合わせ先 予約確認のメールが届かない場合や、イベントに関してご不明な点がございましたら、下記メールアドレスまでお問い合わせください。
bonjour@parisclub.gr.jp