イベントカレンダー

【開催済】【社会経済委員会】渡邊啓貴氏 新著『ルペンと極右ポプユリズムの時代』講演会

2024年6月の総選挙で大躍進を遂げたフランスの極右政党「国民連合」(旧国民戦線)。
この政党を率いてきたルペン親子とその台頭について欧州政治の第一人者である渡邉教授が語る。

「国民連合」が人種排外主義を標榜する極右であることに間違いはないかもしれないが単なる右翼・極右ではない。 この政党はそれなりにフランス人の心をとらえ、時には国民の反発と怒りさえ織り込み済みの上で勢力を拡大してきた。
鍵となるのは「脱悪魔化」と「ライシテ(政教分離)」!
世界的な潮流となりつつある「右派の台頭」というトピックに焦点をあて、なぜ多くの聴衆を惹きつけるのか?を紐解く。

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【レポート】ヘラルボニーによるパーパス起点のアート×ブランド共創 – 知的障害のある作家と共に挑む新たな文化創造

盛岡駅

2025年9月10日、株式会社ヘラルボニー代表取締役の松田崇弥氏の講演会が在日フランス商工会議所L’Espace にて開催された。岩手県出身の双子の兄弟がこの企業の共同で代表を務めている。実はこの双子の兄弟には重度の知的障害のある4歳年上の兄がいる。何故この双子の兄弟が当事業を始めたかについて、松田崇弥、松田文登共著、”異彩を放て。ヘラルボニーが福祉xアートで世界を変える” (新潮社, 2022年)に以下の記述がある:

異彩を、放て。
働き始めてからも僕ら双子は、ことあるごとに”いつか福祉の仕事に携わりたいね”と話していた。それは、兄の暮らすこの世界を、少しでもマシにしたいという思いからだ。兄に対する冷たい視線を、ずっと見て見ぬ振りをするのはもう嫌だった。”障害者”という言葉に押し込んで、兄の、兄自身の個性や人格を見ようとしない社会にうんざりとしていたのだと思う。(pp. 54-55)
彼らを社会に順応させるのではなく、彼らが彼らのままでいられるよう、社会の方を順応させていく。(p. 100)

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【開催済】講演会「Art & Brand Collaboration with Purpose: A Creative Journey with Artists with Intellectual Disabilities」(パーパス起点のアート × ブランド共創 – 知的障害のある作家と共に挑む、新たな文化創造)

Art & Brand Collaboration with Purpose

パリクラブ文化委員会では、来る9月10日に 在日フランス商工会議所と共催で、講演会「パーパス起点のアート × ブランド共創 – 知的障害のある作家と共に挑む、新たな文化創造」を開催いたします。障がいのあるアーティストと協働するクリエイティブカンパニーであるHERALBONYの松田崇弥代表取締役にご登壇いただき、また後半ではフランスから主に企業とのコラボレーションについてお話をうかがいます。

HERALBONYは、アートとストーリーテリングを通して、他にはないブランド体験を創造、ビジネスにインクルーシブな要素を取り入れ、主に2つのアプローチでブランドを訴求しています。1つは、自社ラグジュアリーブランドによるライフスタイルアイテムの開発。もう1つは、HERALBONYの価値観に共感する幅広い企業や自治体とのパートナーシップです。2024年にパリにオフィスを、2025年には東京・銀座に店舗をオープンし、知的障がいのあるアーティストの活動を世界中に発信していきます。
ヘラルボニーの軌跡からフランスへの進出や今後についてお話を伺う貴重な機会です。お誘いあわせのうえ、是非ご参加ください。

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