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【開催済】第9回 ドレカミジャポン 日仏教養講座オランピア2020

パリクラブ会長である瀬藤澄彦教授(帝京大学)特別講師による、日本にいながら、フランス経済が手に取るようにわかるヴィヴィットな講座 今回のテーマは『複合家族』

family_B 2015年9月26日(土)午前9時半より、文京区にある文京シビックホールの多目的リハーサル室にて、第9回「ドレカミジャポン 日仏教養講座オランピア2020」が開催される。主催は、ドレカミジャポンの代表、畠山奈保美。
 昨年は「歴史にインパクトを与えたフランス女性史」をテーマに、全5回にわたるフランス人による講義を行ったが、今期のテーマは「大人女子でもわかるフランス経済」。講師は、帝京大学で教鞭を取りながら、現パリクラブ会長でもある瀬藤澄彦教授。長年のフランス、カナダ、アルジェリア等でのジェトロや、フランス経済財政産業省などでの貴重なご経験をベースに、ヴィヴィッドなフランスの経済事情を、専門的な視点から、経済に疎い大人女子にでもわかりやすく、丁寧に解説していただきます。
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【レポート】シャンソン“日仏文化の架け橋”

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フランスの歌といえばシャンソン。フランス人、そして世界中の人に愛され、人の心象風景を描く歌詞と哀愁に満ちたメロディを持つ歌。それは、古くから日本の文化人にも愛され、シャンソンを通じた文化交流が行われてきました。今回は若手シャンソン歌手の旗手として活躍中のNEROさんと劉玉瑛さんをお迎えして、その歴史や魅力、そして最新のシャンソンについて語り合っていただきました。

NEROさんと劉玉瑛さん

「歌うのには慣れていますが、講演ははじめて。でも楽しみです」と語るシャンソン歌手のNEROさん(写真右)と劉 玉瑛(写真左)さん。

まずは、お二人にシャンソンの魅力をうかがいます。NEROさんがシャンソンと出会い、そして歌手になるまでのきっかけ、そしてシャンソンを通じて伝えたいこととは?

「母(注:戸川昌子さん)がシャンソン歌手だったこともあり、子供の頃からフランスで生まれた音楽だと意識することはなく、流行曲を聞くような感じで聞いていたんです。でも、それは日本の歌謡曲よりスタイリッシュで、訳詞も背徳的で退廃的な雰囲気が出ていて、子供ながらに印象深かった。これが僕のシャンソンの基礎を作ったのだと思います。一時期はロックを歌っていたこともありましたが、自分の音楽のルーツであるシャンソンに戻ってきて今に至っています。シャンソンの魅力はその幅広い世界観を持つ詩の世界。時にはゲイだったり、娼婦だったり、あらゆる風景を歌にすることができるんです。私は、そんなシャンソンの持つ詩情に溢れた世界をもっともっとみなさんに感じて欲しいですね」

次は劉玉瑛さん。2006年には第22回日本アマチュアシャンソンコンクールでグランプリを受賞。パリ祭にも出演する日本シャンソン界のホープ。彼女が語るシャンソンの魅力とは?

「シャンソン歌手だった叔母が出演していたシャンソンのコンクールに行った時が出会いです。その音楽と詩の世界に惹かれてこの世界に入りました。フランスの歴史や文化を深く知れば知るほどシャンソンの奥深さを感じますね。NEROさんがおっしゃるようにシャンソンはすごく広い世界を歌っています。でも、堅苦しいとか難しいとか思わないで楽しんで聴いていただきたいんです。日本では、シャンソンというと難しいイメージがありますが、そんなことはありません。気軽に聞いて、ぜひ楽しんでいただきたいんです」

と、お二人は、シャンソンにはフランスならではの文化的な世界観にとらわれず、誰でも楽しめる娯楽性もあり、堅苦しく感じることなく聞いて欲しいとおっしゃっていました。

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【レポート】ドキュメンタリー・フィルム『霧の向こう』(Au-dela du nuage)上映会とフランス人女性監督との意見交換会

2015年9月11日(金)
恵比寿・日仏会館1階ホールにて

上映会の挨拶に立つ瀬藤会長。

上映会の挨拶に立つ瀬藤会長。

2011年3月11日、宮城県の東側沖を震源とした巨大地震。マグニチュード9という日本観測史上最大の地震は、大きな揺れとともに巨大な津波を発生させ東北の街を飲み込みました。
その時、福島第一原発も津波に飲み込まれ、すべての外部電源が絶たれたことにより、福島第一原子力発電所事故が発生。日本列島は未曾有の災禍に襲われることになりました。
まだ記憶に新しい、3.11。当時、フランスから日本の様子を見ていたのがフランス人映画監督ケイコ・クルディさん。当時、進行中だったプロジェクトがあったにもかかわらず、居てもたってもいられずに、日本行きの飛行機に飛び乗ったそうです。「何が起きているの?」「日本はどうなってしまうの?」空席だらけの飛行機の中で思い悩んでいたそうです。

今回のイベントで上映するドキュメンタリー映画は「霧の向こう*Yonaoshi 3.11」。監督はケイコ・クルディさん。東京でフランスTV報道特派員だった父を持ち、その名前は女優の岸恵子から取ったといいます。パリのソルボンヌ大学で演劇と映画を学んだ後、東京大学大学院で総合文化研究科超域文化科学専攻博士を修了。京都造形芸術大学芸術学部映像・舞台芸術学科で助教授を務めるなど、日本との関わりが深い彼女が震災後の日本を、被災地を、東京を、政治を見つめた作品です。

ケイコ・クルディさん。映画を撮ることになった震災の当時を振り返りました。

ケイコ・クルディさん。映画を撮ることになった震災の当時を振り返りました。

会場には100人を超える来場者が集まり、彼女の作品「霧の向こう」を鑑賞しました。上映にあたっては1年がかりの南仏アンチーブのカフェやパリのトルビアアック地区での入念な打合せ、知己である彼女のお父さまのサイト「Geopotique」に執筆する仲の瀬藤澄彦会長の挨拶からスタート。そして、日本語が堪能なケイコ・クルディさんのスピーチが終わると、場内は暗転。上映会が始まると場内は静けさに包まれました。

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【開催済】第一回 日仏グローバル・ユートピアジアン フォーラム

今こそショックに強いフランス・スタイルの真髄を学べるトーク&ライブ

ドレカミフランス&パリクラブ共催

日本やアジアの内外の環境が激変する今日、日本のグローバル戦略の方向性が強く問われている。世界のモデルのなかで今、フランス・モデルが注目される。その耐性力のある、ショックに強いモデルの秘密は何か。NHK総局長でパリ日本文化会館初代館長で世界を知り尽くしたな磯村尚徳氏、20万人が押し寄せるジャパンエキスポを立上げた伝説的リオネル・パナフィ氏、ジェトロと仏経済省で対仏ビジネスでフランス全土を知り尽くした瀬藤澄彦氏、を迎えて日本とアジアと世界の今後のあるべき姿を参加者との対話も含めて徹底討論する。トークショウが始まる18時半まで30分間は、パリのジプシースイングジャズのライブもお楽しみいただけます。秋を迎えるプレ・フェスタをドレカミフランスのシャンソニスタ畠山奈保美のアーティスティックな司会進行と共に、ご満喫ください。

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【開催済】セミナー<「宇宙エレベーター建設構想」>

-未来の宇宙輸送交通手段の可能性-

主催:パリクラブ
共催:在日フランス商工会議所

もし地球と宇宙の間をケーブルで繋ぎ、電車に乗る様に気軽に宇宙へ行き来が出来る宇宙エレベーターが実現すれば、皆さんはどう思いますか?
この宇宙エレベーター建設構想は、大手建設会社の大林組が企画する「大林組プロジェクト」の一つとして発表されました。従来よりも宇宙に出かけるコストが低くなる事が期待されます。上空10万キロメートルまで人や物を運ぶ宇宙エレベーターは、理論的には実現可能とされているそうです。大林組プロジェクトのメンバーは、建設の視点から宇宙エレベーターの計画に挑戦しており、宇宙エレベーターの意義、仕組み、構成要素、建設方法、建設スケジュール、得られる利点、課題等、宇宙エレベーターが持つ未来への可能性やそのプロセスをお話頂きます。
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【開催済】日仏「美しい村」運動に見る地域振興をテーマに日仏シンポジウムを開催

日仏「美しい村」シンポジウムを開催

2015年6月29日(月)午後6時より、東京・恵比寿 日仏会館
主催:日仏経済交流会、共催:公益財団法人日仏会館

日仏経済交流会(会長:瀬藤澄彦)は、日本とフランスの「最も美しい村」の代表を招き(北海道・美瑛町、フランス・ゴルド村)、『日仏「美しい村」運動に見る地域振興』をテーマにしたシンポジウムを、6月29日(月)午後6時より、東京・恵比寿の日仏会館ホールにて開催します(同時通訳付き、入場無料)。
なお、シンポジウム終了後に日仏会館内レストランにて懇親会を予定しています(参加費3,000円)。 suite »