パリクラブのネットワーキング

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6月に瀬藤新会長を迎え、ホームページもリニューアル。
いよいよ、新しい「パリクラブ」がスタートします。
パリクラブに20年近く在籍し、日仏の交流に多方面で尽力されているHEC経営大学院日本代表の足立純子さん、新規メンバーで、ワインやフランス絵画に造詣が深い坂下理紗さん、お二人をゲストに迎えて、これからのパリクラブのあり方や、今後の日仏関係について瀬藤会長とともに語り合います。

パリクラブ はじめに、みなさんがパリクラブに入会されたきっかけを伺えますか。

足立純子(以下足立) 私は以前、在日フランス商工会議所勤務時代に広報と出版を担当していましたが、パリクラブの事務局のお手伝いもさせていただいていました。パリクラブが誕生したのは1993年ですからその数年後くらいからパリクラブに所属するようになり、かれこれ20年近いお付き合いになりますね。今は別の組織で仕事をしていますが、会員としての活動は続けています。

瀬藤澄彦(以下瀬藤) 足立さんは設立当初から参加されていて、パリクラブの歴史をよくご存知でいらっしゃいますね。私も、フランスに駐在していた20年前からクラブの存在は知っていました。その活動ぶりを拝見して、大使館や関係省庁と民間企業の仲介をできるのはここしかない、何かの形でお役に立てれば、と思ってすぐに入会しました。坂下さんは、入会されてまだ日が浅かったですね。

坂下理紗(以下坂下) はい、今年の6月、「日本人から愛された現代フランス絵画、今後のマーケット動向は?」というイベントに参加したのが始まりです。現在はPRコンサルティングと執筆業に従事しておりますが、以前はアート業界におりまして、講演内容がとても充実していたことに感銘を受けました。

瀬藤 そう言っていただけると、たいへんうれしいです。パリクラブの会員になった感想をもう少し聞かせていただけますか。

坂下 日々の生活の中で、フランスの文化や伝統、価値観などについて深い知識や関心を持っている人と出会うことはなかなかありません。ですから、講演後の懇親会で日仏のさまざまな分野に精通した皆様にご挨拶させていただいたのは、とても有意義でした。普段はお声をかけるのがはばかられるような方々と、ワイングラスを片手に名刺交換ができるなんて本当に素晴らしいです。ビジネスだけではなく、人生のネットワークキングを得たという気持ちです。

足立 おっしゃる通り、“フランス”という共通項を通じて人脈が広がるのがパリクラブの魅力ですね。人生の先輩が若い方に自分の知識や経験を伝えていく、それを自然な形でできるのがステキだと思います。