イベントカレンダー

【開催済】《 教養としての美術講座 》 第2回 これだけは知っておきたい西洋画の知識


先月からスタートした《教養としての美術講座》の第2回目は 6月15日(土) 15時より 祖師ヶ谷大蔵駅
近くにある “アトリエそら豆“にて開催いたします。
画家であり、美術品鑑定士、そしてパリクラブの理事でもある西村達也氏より 《これだけは知っておきたい西洋画の知識》をテーマとしてお話を伺います。

日時 2019年6月15日(土)
会場 15:00~ 受付
15:30~16:30  講義
16:30~17:00  質疑
場所 アトリエそら豆 
東京都世田谷区砧6-29-5
Tel:03-6411-5400
講師 西村達也画伯
参加費 1500円(そら豆特製ケーキとコーヒー又は紅茶付き!)

人数に限りがありますので、参加ご希望の方はお早めにパリクラブHPよりお申し込みください。

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なお、このシリーズの今後の予定は、以下の通りです。
第3回 7月13日(土) 15時より 《これだけは知っておきたい日本画の知識》
第4回 8月17日(土) 15時より 《印象派の画家》

【開催済】磯村名誉会長講話 演題「歴史の転換点を生きるヨーロッパ」仏・英・独の現状とトランプ劇場第二幕を考える

日時 2019年6月5日水曜18時
会場 日本財団2階会議室
講師 磯村名誉会長
共催 TMF日仏メディア交流協会
会費 主催・共催団体会員 2,000円、一般 3,000円

5月23日から26日に実施される欧州議会選挙の結果によって今後の欧州事情は激変する可能性がある。今年卒寿を控えた磯村名誉会長に鋭く論じていただきます。
18時受付開始から1時間程度アペリティフタイムを設け参加者同士の交流と親睦を深めたいと思います。

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【レポート】第23回パリクラブ輝く会「幸せをつくる睡眠」講演会

平均睡眠時間や眠りの深さ、睡眠の規則性などを総合してフランス人を世界一の睡眠巧者としているNokiaの調査に対し、日本は先進国の中で睡眠時間がいちばん短く、現代日本人のほとんどが睡眠不足に陥っているとの報告があります。病気のリスクを高め、生活の質をも下げる「睡眠負債」をなんとか改善したいものです。
現代人が質の高い睡眠をとるためにはどうしたらよいか、輝く会として以前から取り上げたかったテーマでしたが、去る5月22日(水)、ムアツふとんなど、優れた睡眠のための寝具を開発されてきた昭和西川株式会社のご好意で実現しました。

本イベントは中央区日本橋浜町にある昭和西川株式会社の会議室で行われ、西川惠会長と執行役員兼日本快眠環境科学ラボ所長の山倉賢一氏のお二人にクオリティ・オブ・ライフを高め、幸せをつくるための睡眠についてのお話を伺った後、お弁当の休憩タイムを挟んで同社のショールームを見学し、老舗ならではの寝具、最新の研究で開発された商品の数々を直に体験させていただきました。

西川会長によるご講演「中村天風に学ぶ快眠と幸せな人生」

西川会長が「人生哲学」の師とあおぐ昭和の時代に活躍した実業家・思想家の中村天風はポジティブな心で前向きに生きることを教えています。自己暗示をかけやすい入眠前に楽しいことを考えるとよく眠ることできるなどの実践法も説かれています。西川会長がとりわけお勧めしたいのは次の6つの実践法とのこと。

  1. よい姿勢:背筋を伸ばせば精神が統一され心が整えられる:身近なストレス解消法
  2. 正しい呼吸法:自律神経のバランスを整え平穏な心を保てる
  3. 就寝時の複式呼吸:夜眠れない人、寝ても疲れの取れない人は息を吸った2倍の時間をかけて息を吐く腹式呼吸を繰り返す複式呼吸を習慣にしてほしい
  4. イメージトレーニング:就寝前の時間帯は最も暗示感受性が高いとき。楽しいことだけを考え明るく朗らかな気分で休もう。
  5. プラスの考えの実践でポジティブに。利己的でなく「足る」を知り感謝の気持ちをもつ。
  6. 人生とは才能x努力x考え方:考え方がマイナスだと人生そのものがマイナスになってしまう。前向きであれば努力は報われ実力は開花される

中村天風の教えは重責を担われている西川会長の人生やビジネスの哲学になっていることに納得しました。京セラ創業者の稲盛和夫氏などの財界人やメジャーリーグで活躍中の大谷翔平選手などのスポーツマンも中村天風の教えを大切にしているそうです。世界にはステータスのある集まり、社交クラブがあり有意義な交流が図られていますが、社交も幸せな人生には大切な要素でパリクラブという組織の意義も高く評価くださいました。

日本快眠環境科学ラボの山倉所長によるプレゼンテーション「健康と快眠メソッド」

第2部として同社執行役員で日本快眠環境科学ラボ所長の山倉賢一氏が睡眠の専門家として快眠のメカニズムをご説明くだいました。要旨は下記の通りです。

*世界の睡眠時間を比較すると日本は2014年は7時間36分、2018年は7時間22分。日本はOECD参加国の中で常に最下位だった韓国を抜きついに世界ワーストワンとなりました。

*厚生労働省は2014年に健康づくりのための国民指針「睡眠12箇条」を制定。
第1条   良い睡眠で心も身体も健康
第2条   適度な運動、しっかり朝食、眠りと目覚めのメリハリを
第3条   良い睡眠は生活習慣病予防につながる
第4条   睡眠による休養感は心の健康に重要
第5条   年齢や季節に応じて昼間の眠気で困らない程度の睡眠を
第6条   良い睡眠のためには環境づくりも重要
第7条   若年世代は夜更かしを避けて体内時計のリズムを保とう
第8条   勤労世代の疲労回復、能力アップに毎日十分な睡眠を
第9条   熟年世代は朝晩のメリハリ、昼間の適度な運動で良い睡眠を
第10条  眠くなってから寝床に入り、起きる時間は遅らせない
第11条  いつもと違う睡眠には要注意
第12条  眠れない苦しみは抱えずに専門家に相談を

睡眠時間の不足と睡眠の質の悪化は生活習慣病を引き起こし、不眠はうつ病などの心の健康にも関連しています(日経新聞によると2015年国民医療費が42兆4000億円もかかってしまったとのこと)。日中の眠気はヒューマンエラーを引き起こし、その損失は15兆円にも上るという統計がでているそうです。
睡眠障害の早期発見、早期対応が望まれるとのことでした。

さらに快眠には3つのメリットがあります。

  1. 成長ホルモン(グロースホルモン)の分泌が働き、子供の成長、大人の場合は細胞の増殖や正常な代謝の促進。
  2. 睡眠不足はグレリン(食欲増進ホルモン)が活発になり肥満を引き起こしますが、良質の睡眠はレプチン(食欲抑制ホルモン)が働きダイエットに効果的。
  3. 体内時計を整える:毎朝同じ時間に起きて体内時計を整えることが大切(2時間ずれるとくるってしまう可能性が)
    朝起きたらカーテンを開けて日光を浴びる、朝食も起床の1時間以内なるべく同じ時間に。
    昼間は適度な運動を心掛け、アルコールは睡眠3時間前までに。ブルーライト、強い光は寝る前は避け、夜はゆっくり湯舟につかるのが理想。
    寝室の温度も調整しましょう。冬は室温16℃以上、湿度50-60%、夏は室温26℃以下、湿度50-60%が理想です。

私たちの日常生活の中でちょっと気にかければ実行可能なアドヴァイスでした。

幸せな人生を送るためには、つねにポジティブで正しい姿勢に心掛け、体内時計を整えて快適な睡眠を心掛けたいものです。
(記録:輝く会 森)

【開催済】第23回パリクラブ輝く会「幸せをつくる睡眠」講演会

世界で最もよく眠る国民はフランス人だと言われています。最近Nokiaが行なった調査でも、平均睡眠時間や眠りの深さ、睡眠の規則性といった点を総合すると、フランス人を世界一の睡眠巧者としています。

一方、日本は先進国の中で睡眠時間がいちばん低く、現代日本人のほとんどが睡眠不足に陥っています。睡眠不足が借金のごとく積み重なる「睡眠負債」は病気のリスクを高め、生活の質をも下げることが明らかになってきました。

そこで、ムアツふとんなど、優れた睡眠のための寝具を開発されてきた昭和西川株式会社会長の西川惠氏と、同社執行役員で快眠環境科学ラボ所長の山倉賢一氏のお二人にご依頼し、クオリティ・オブ・ライフを高め、幸せをつくるための睡眠についてのお話をしていただくことになりました。

西川会長は、波乱万丈の人生を送った哲人、中村天風の睡眠についての考え方と教えについて、山倉所長は睡眠のプロフェッショナルとして、健康と快眠の関係について語ってくださいます。

人生のほぼ三分の一を占める睡眠。この大切な睡眠について理解を深め、より良い睡眠を得る機会となれば幸いです。

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【レポート】第6回 Salon de Paris Club グローバリズムの終焉と権威主義の台頭 蟹瀬誠一(かにせせいいち)氏

蟹瀬さんは米国AP通信社記者、フランスAFP通信社記者、米『TIME』誌特派員を経て、91年TBS「報道特集」のキャスターとして日本のテレビ報道界に転身。その後数々の番組でメインキャスターを務められる国際派ジャーナリストでいらっしゃいます。一方で、2004年明治大学文学部教授に就任、2008年には明治大学国際日本学部を創設され初代学部長、現在は同学部専任教授として教育にも情熱を注いでおられます。

当日は以下の三本柱で講演いただきました:

  • 新たな三国志 (an emerging epic of three kingdoms)
  • トランプ色に染まる世界(Trumpian world)
  • 日本の選択 (options for Japan)

「新たな三国志」の一人目はドナルド トランプ。エヴァンジェリカルズと呼ばれるキリスト教原理主義者は聖書の教えを絶対視する保守系キリスト教徒で、アメリカ国内に推定1億人、つまり人口の三分の一を占めると言われています。彼らは共和党の大統領は神に選ばれた人と信じ、これが岩盤支持層となっているというのです。

二人目は、昨年の全国人民代表大会で永世国家主席となった習近平。内政から外政固めに軸足を移し、社会資本主義に自信を深めています。つまり、政治を民主化しなくても経済の発展は可能だと考えています。そして、2021年までにアジアの覇者となり、2049年までに宿敵アメリカを経済、政治、軍事で凌駕し、世界の覇者になるという計画を進めています。

三人目のウラジーミル プーチンは武力行使に躊躇なく、サイバー攻撃で米欧を分断させようとしている。Brexitもロシアが関与しているとか?そして話は中東へ。

さて、グローバルに見ると1980年から2014年までの一人当たりの収入で、平均以下の人々は横ばい、そして上位0.0001%の人たちのそれは、なんと636倍だというのです。翻って我が国は、平成元年から平成31年までの間にどのような変化があったか。なんと競争力は1位から25位に転落、企業Top50社の数は、32社からなんと0社に。誰が日本企業を押しのけたのか、シンプルに言うとGoogle、Amazon、Facebook、Apple(GAFA)に加え、企業価値が10億ドル以上と評価される未上場のベンチャー企業(ユニコーン)だと。


これまでの日本企業のリーダーシップは、「俺の背中を見てついてこい」と言うタイプ。しかしこれからは、どれだけ部下にリスクを取らせるかが問われると蟹瀬さん。そんな変化を日本は感じ取っているのか。他人の例えで言うと、「ゲームは野球からサッカーに変わったのに、いまだに素振りをしている」と。

このように、蟹瀬さんは世界の視点から日本を客観視されるジャーナリスト、しかもファクトベースで話されます。今も「賢者の選択」と言う番組のメインキャスターを務めておられますが、これまで国内外の無数の企業経営者とも対話を続けて来られているので、企業経営の視点に置き換えて、説得力を持って論じられます。

今回の講演の準備を終えられると、4時間分の講演の分量になったそうです。それで、話しきれなかったことはまた「次回」お話いただけるかも知れないと、確かに事務局は聞き届けました。また改めて御登壇いただきたいと思っております。

【開催済】第6回 Salon de Paris Club グローバリズムの終焉と権威主義の台頭 蟹瀬誠一(かにせせいいち)氏

次回のSalon de Paris Clubは、国際ジャーナリスト・キャスターとして著名な蟹瀬誠一(かにせせいいち)さんをお迎えします。蟹瀬さんは、明治大学国際日本学部教授、外交政策センター理事も務めておられます。講演内容を御本人に以下のように紹介していただきました:

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