去る11月13日、パリクラブ輝く会は今年6月に東京・飯田橋の東京日仏学院の一階にオープンした「ロワゾー・ドゥ ・フランス」にて「キュイジーヌ・ア・ロー(水の料理)地球環境に配慮した食とは?」をテーマに第53回目のイベントを開催し約60名のご参加をいただきました。
神戸北野ホテル総支配人・総料理長で「ロワゾー・ドゥ ・フランス」の代表も務める山口浩シェフ、フランス在住のフードコーディネーター&ジャーナリストの香取夏野さん、神戸にて女性パワーを活かした革新的な事業を展開している西山志保里さん(パリクラブ理事・輝く会実行委員)の3人によるトークイベントの後、「ロワゾー・ドゥ ・フランス」のスペシャリテをワインのペアリングと共に楽しみました。
山口シェフと共同で神戸市のプロジェクトに取り組んでいる西山志保里さんから食で神戸市を活性化する活動の一環としてJR元町高架下で展開される新事業のプレゼンテーションがありました。
また山口シェフからは「持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し持続可能な形で利用する」ことを目的としたサスティナブル・シーフード活動についてお話いただきました。
その後、在仏の香取夏野さんからは日本酒がいかにフランスで普及しているか、日本食材がフランス料理に溶け込んでいるか、現状をレポートいただきました。
プレゼン内容にご興味のある方は動画にて収録しておりますので、下記をご参照ください。
撮影:表ロビー純平さん
トークイベントの後は、今回ご協力いただいたESSEC Alumni Japan (フランスのグランゼコールでビジネススクールとして定評のあるESSECのOB会・香取夏野さんの出身校)のロラン・ヴォルフ会長より乾杯のご挨拶をいただき、食事会がスタート。参加者の皆様には下記のメニューで楽しいひと時をお過ごしいただきました。
メニュー
食事の間に西山さんが再びマイクをとり、山口シェフから阪神淡路大震災ですべてを失ったマイナスからの再出発、その後の成功、神戸での活動に加え東京で「ロワゾー・ドゥ ・フランス」を開業することになったロワゾー・ファミリーとの絆のエピソードなどをお聞きしました。
ベルナール・ロワゾー氏が考案した「キュイジーヌ・ア・ロー(水の料理)」とは理論的・科学的に素材の味そのものを引き出すことに重点を置いた料理法であることもご説明いただきました。
お料理の一品一品にそのエスプリが受け継がれ、デザートのモンブランにはベルナール・ロワゾー氏の故郷の名産、カシスが使われていたことも印象的でした。
撮影協力:鏡 晋吾さん
輝く会実行委員会 担当:森由美子、西山志保里、岩間初音