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【レポート】第28回パリクラブ輝く会 スポーツ感覚で誰でもできる護身術「クラヴマガKravmaga」とは?

年末に向け、世の中がせわしくなると様々な暴力事件が多発する傾向があります。
これに対処するため、輝く会では12月9日に「自分の身は自分で護る」テクニックを日仏クオーターの柴田リエールさんから学ぶ実践・体験セミナーを開催いたしました。

リエールさんが伝授くださったのは戦火の絶えないイスラエルで生まれた実戦型護身術《クラヴマガ》(英語: Krav Maga、ヘブライ語: קרב מגע)。
1940年代にイスラエル軍のために開発されたもので、マガ(מגע)は「接近」「接触」、クラヴ(קרב)は「戦闘」を意味し直訳すると「接触しての戦い/近接戦闘術」となるそうです。
イスラエルでは男女ともに徴兵制があるため、性別や体格を問わず、短時間の訓練でも身に付く実戦で役立つ護身術が必要になり、ボクシングなど既存の格闘技を応用して開発されたそうです。
すぐに使える上、限りなく実戦に特化した点が高く評価され、イスラエルのみならず、米国FBI, CIA, SWATをはじめとする世界中の軍・警察に導入され、一般市民にも広まっているそうです。
日本に上陸したのは2002年。警察や自衛隊、大手警備会社にも取り入られ、一般でも3万人以上が体験しているそうです。

今回ご指導くださった柴田リエールさんはクラヴマガ・ワールドワイド公式インストラクター資格取得し、現在日本では唯一の公認女性クラヴマガインストラクターとしてご活躍中。
またリアリティーアクションゲームの主人公や、メディア出演など活動の場を広げているそうです。

人は突然襲われるとパニックに陥り、頭は真っ白、思考は停止してしまい、たとえ何かのトレーニングをしていてもその場ではすぐに役に立たたない事例が多いそうです。
一方、クラヴマガでは人間が本能的に備えた、考えなくても自然に出る条件反射の動きを取り入れ、自然な動きの中で最小限の動作で反応できるようにトレーニングします。

当日の参加者は12名。内3名が男性でした。軽いウオーミングアップの後、即スタート。

「いきなり片腕をつかまれたとき」「両腕をつかまれたとき」「ナイフで脅かされたとき」「背後から襲われたとき」「むなぐらを掴まれたとき」など次々とシチュエーションが設定されました。
どのシチュエーションでも襲ってきた相手に立ち向かうのではなく、腕や肩や腰の角度やひねりを生かし、時には相手の不意をつき、自分の身体を開放してすばやく逃げる、が基本形のようでした。
力では相手に劣っていても人間が本能的にもっている反射神経を使えばその場の危険を回避することが可能であることを1時間のシナリオトレーニングで学びました。

もちろん1時間ではすべては学びきれませんでしたが、私たちひとりひとりが「自分の身は自分で護る」という危機意識を持つことが重要でないかと考えさせられたイベントでした。
さらに応用ができるのであればDVに苦しむ女性たちもこのテクニックを学べば暴力から身を守れるのではないかと個人的に感じました。
クラヴマガのますますの普及とリエールさんのさらなるご活躍を応援しています。

当日のトレーニングは柴田リエールさんのHPにも紹介されています!!
https://www.kravmaga-f.co.jp/news/single.php?id=79

(記録:パリクラブ輝く会実行委員会 森)

尚、柴田リエールさんはクラヴマガの一部を、Youtubneでも公開しています。ご興味のある方はコチラもどうぞ。

【開催済】第28回パリクラブ輝く会 スポーツ感覚で誰でもできる護身術「クラヴマガKravmaga」とは?

年末に向け、世の中がせわしくなると様々な暴力事件が多発する傾向があります。
そんな中、輝く会ではユニークな企画として戦火の絶えないイスラエルで生まれた実戦型護身術《クラヴマガ》で自分の身は自分で護るテクニックを学ぶ会を開催いたします。
講師は日仏クオーターの柴田リエールさん。華奢な美しい身体からみなぎるエネルギーに圧倒されます。

生死と向かい合わせの戦地で実戦されたことによりその効果は証明されているそうです。この世の中、いつ何が起こるかわかりません。
男性に比べて体格も体力も劣る女性でも、万が一の危険から回避することができる護身術に加え、健康で美しいカラダづくりができる筋力トレーニングやエクササイズとしても《クラヴマガ》は注目されています。
日常的な運動としてジムに通っている方も多いかもしれませんが、スポーツ感覚でクラヴマガをプラスしたら楽しく安全に生きていく手段としても一石二鳥です。
是非この機会にお試しいただけましたら幸いです。

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