1936年11月、フランス人飛行機家アンドレ・ジャピーはパリー東京100時間飛行に挑んだが、佐賀県の脊振山で悪天候に阻まれ、そのチャレンジは未完に終った。しかし、当時の飛行機を復元しジャピーの夢を実現するための「赤い翼プロジェクト」が始動、2026年に佐賀から東京までの飛行を実現するために実行委員会が立ち上げられた。
フランスには歴史に残る航空機を国の文化遺産として認定する制度がある。アンドレ・ジャピ―が搭乗したコードロン・シムーン機は当時”空のリムジン”と言われた名機で、すでに文化遺産として認定されており、日本の航空マニアもその復元と実飛行に強い関心を寄せている。一方、ジャピーの遭難を機縁に神埼市(脊振村)とボークール市(ジャピ―の生地)は1996年に姉妹都市関係を締結し、地方レベルの日仏交流を継続的に実施している。
日本の実行委員会の代表で、航空工学を専門とする東京大学名誉教授の鈴木真二氏にご登壇いただき、このプロジェクトの意義を中心に日仏航空関係や航空の過去、現在、未来について語っていただきます。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。