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第8回「たそがれ時の談話室」冷戦終結はいったい何だったのか? 30年を振り返る

今からちょうど30年前、1989年は歴史に刻まれる激動の年となりました。世界を根底から揺さぶる出来事が起きたからです。冷戦体制の崩壊です。その年の夏から、ポーランドやハンガリーなど各国で独裁政権が次々と倒れる東欧革命が始まりました。11月にはついにベルリンの壁が開放されました。それから30年。TMFでは30年前の史実を今に引き寄せて冷戦終結はいったい何だったのかを問いたいと思います。

当時は、東側の独裁体制の崩壊により、民主主義と市場経済が広がって世界は安定し、「歴史は終わる」という識者まで登場しました。その30年後の今、民主主義と市場経済はともに大きな疑問符を突きつけられています。右のポピュリストは代表制民主主義を特権階級の支配の道具だと批判し、強権的な政治体制への移行を促しています。左のポピュリストは、グローバル化した市場経済をやはりエリート支配のシステムだと指弾して人々の支持を集めています。冷戦終結は、世界に自由と豊かさをもたらしたように見えて、深刻な不平等も生みだしました。人々は自由を感じながらも、その同義語ともいえる不安にさいなまれる日々を送ることになったのかもしれません。 本テーマの発案者である大野博人氏(TMF副会長)と、当時やはりNHKの記者として現場を走り回っていた長﨑泰裕氏が、そのときの経験から今を相対化し、司会の磯村会長の進行で意見交換を行います。

会場の皆様との意見交換も予定しておりますので、奮ってご参加いただきたく下記のとおりご案内いたします。

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