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【レポート】第14回パリクラブ輝く会『紳士のスポーツラグビーを優雅に学ぶティーパーティー』 ~垣永真之介選手との交流会~

第14回パリクラブ輝く会『紳士のスポーツラグビーを優雅に学ぶティーパーティー』 ~垣永真之介選手との交流会~

6月17日、東京・表参道のサロン・ド・テ・ジャンナッツで“パリクラブ輝く会”主催による、垣永真之介選手との交流会が開かれました。「紳士のスポーツ・ラグビーを優雅に学ぶティーパーティ」と題された今回の会は、パリクラブ初となるスポーツ関連企画。アールグレイの紅茶とメキシコのチョコケーキを頂きながら、垣永選手を囲んでお話を聞くという、サロン的な優雅な集いとなりました。

試合会場から、汗だくで垣永選手が登場!

サロン・ド・テ・ジャンナッツ

まずは、サロン・ド・テ・ジャンナッツのシャルロットさんから、この日のメニュー紹介など簡単な挨拶があった後、主催者であるlovespogram代表の谷恵美さんが挨拶。今回垣永選手をゲストにお招きするに至ったいきさつを語りました。lovespogramは中央区の小中学校で児童や生徒たちが授業を通して現役アスリートたちと交流を図るという取り組みを行っており、そんな中、垣永選手も谷さんのアレンジによるオリンピック・パラリンピックの授業を手掛けているとのこと。ちなみに谷さんを団長として今年4月発足した、中央区ラグビー・スポーツ少年団において、垣永選手は名誉団長を務めています。

左からサロン・ド・テ・ジャンナッツのシャルロットさん、パリクラブ輝く会の森由美子さん、lovespogram代表の谷恵美さん

左からサロン・ド・テ・ジャンナッツのシャルロットさん、パリクラブ輝く会の森由美子さん、lovespogram代表の谷恵美さん

続いて、垣永選手の早稲田大学時代のラグビー部の後輩である三村将広さんが、2015年ワールドカップ南アフリカ戦のハイライト映像をプロジェクターで振り返りながら軽妙な話術による“生オーディオ・コメンタリー”で参加者を釘付けに。さらに同じく垣永選手の後輩である市瀬奨一郎さんも登壇、二人で垣永選手の人柄を語り合いました。ちなみに、市瀬さんによると、「自分が一年生のとき、四年生の多くが怖く見えた中で、垣永さんは進んで後輩に声を掛けてくれる先輩だった」とか。そんな中、いよいよ垣永選手が登場。この日、秩父宮ラグビー場で試合を終えたばかりの垣永選手は、額からは吹き出る汗を拭いながら笑顔で話し始めます。「料理人だった母の影響からか、僕は子供の頃から食欲が旺盛で、幼稚園の年長のとき30㎏ありました。ラグビーを始めたのも当初はダイエット目的だったんです」ちなみに、小学校に入学してから体重は年10㎏ごとに上がっていったといい、小六のときには既に90㎏あったといいます。身長のほうも178㎝だったそうです。現在の体重は、110㎏とのこと。「平成生まれなので、違う道を行っていたらHey! Say! JUMPに入ってたんじゃないかと思うんですけど」と参加者を笑わせる垣永選手でした。

試合を終えたばかりでも笑顔で会場を和ませる垣永選手

試合を終えたばかりでも笑顔で会場を和ませる垣永選手

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【開催済】第14回パリクラブ輝く会『紳士のスポーツラグビーを優雅に学ぶティーパーティー』 ~垣永真之介選手との交流会~

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世界三大スポーツイベントのひとつと言われるラグビーワールドカップが2019年日本で開催されます。今、人気が高まりつつあるラグビーですがまだルールをよく知らない人も多いのではないでしょうか?
この度、トップスターの垣永真之介選手と彼の仲間たちが秩父宮ラグビー場でブランビーズとの試合終了後、私たちのために駆けつけてくださることになりました。当イベントは女性のエンパワーを支援する財団ファム・デュ・モンドと女性アスリートを応援するlovespogramにより実現いたしました。

男性からも参加希望をいただいたため、当初≪女性限定≫でしたが男性も参加できることになりました。多くの皆さまからのご参加をお待ちしております。

垣永真之介選手プロフィール

垣永真之介選手 福岡県福岡市出身
1991年12月19日生まれ 180cm/115kg
現役ラグビー選手(日本代表キャップ9) ポジション→PR(プロップ)
(ラグビー歴)
東福岡高校(3年時主将) 全国高等学校ラグビー大会(花園)優勝
早稲田大学(4年時主将) ラグビー大学選手権準優勝
トップリーグ 2016年・2017年ラグビー日本一

垣永選手はラグビー精神を子どもたちに伝える活動にも熱心で、中央区ラグビースポーツ少年団のコーチもしています。

日時 2018年6月17日(日) 17:00~18:45
場所 サロン ド テ ジャンナッツ(JANAT) 東京店(表参道)
Address : 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-46-10
Tel : 03-6418-8272
Access : 東京メトロ銀座線/半蔵門線 表参道駅から徒歩5分
http://www.janat.co.jp/salon/
共催 ファム・デュ・モンド、ジャンナッツ、lovespogram
協力 パリクラブ 輝く会
プログラム 17:00 受付(開場)
17:15 ラグビー試合映像
17:30 ファム・デュ・モンドの活動について
17:45 垣永真之介選手紹介映像
18:00 垣永真之介選手スピーチ
18:30 Q&A 記念撮影
18:45 終了
参加費 一人3,000円(飲み物・スイーツ付)
対象 22名
問合せ bon-jour@parisclub.gr.jpまで e-mail でお問合せください。
申込締切 2018年6月15日 (金) 締切後はキャンセル料が発生しますのでご了承ください。

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【レポート】第13回パリクラブ輝く会コンサート「花咲く文化の交差点」中世フランスの音楽

 

6月17日、恵比寿の東京日仏会館にて、中世・ルネサンス音楽ユニット・トルブールによる、中世フランス音楽の演奏会(主宰・パリクラブ)が開かれました。十字軍遠征が始まる少し前の11世紀頃より、西ヨーロッパ全域に広がった吟遊詩人トルバドゥールによる中世音楽。彼らの音楽は、“騎士が貴婦人に恋を囁く”という主題が好まれたことからも分かるとおり、その旋律には、ロマネスクの香りが濃密に漂います。来場した誰もがこの日、陶然と聴き入りました。

フィドルやハープの甘い旋律に乗って、心は中世フランスへ

この日はまず、求愛する男性への貴婦人による歌をハープ担当の小坂理江さんが古フランス語で歌いました。続いて、南フランスの吟遊詩人たちの曲が披露。その後、十字軍に赴いている恋人を慕う女性の想いを歌った古フランス語の歌。続いて、十字軍遠征の帰途オーストリアで捕囚となった獅子心王リチャードⅠ世(1157~1159)の、身代金の到着を待ちわびるぼやきを曲にした歌。さらに、舞曲も披露されました。

小坂さんの解説によると、この頃のダンスの構成図が現存せず、テンポや雰囲気は当時の音楽観や楽器の特性などを踏まえて再現したとのことです。「中世ヨーロッパでは歌の伴奏楽器は主にフィドルでハープも使ったのに対し、アラブでは太鼓との組み合わせもみられた。アラブの影響も受けていたセファルディ音楽などの当時のユダヤ人音楽は、その置かれた状況ゆえに歌と打楽器の組み合わせもあっただろう。」とのことで、太鼓のリズムに伴せて結婚式を祝うセファルディ歌曲の熱唱となりました。その後、逢い引きの見張り役を務めた騎士の友が歌う歌、後年ドイツに伝わり「菩提樹の下で」という題名で今も親しまれる歌の原曲が続きました。最後に、羊飼いの少女と彼女を口説く騎士とのやりとりをユーモラスに描いた歌が歌われ、コンサートは幕を閉じました。

それにしても、11世紀からルネサンス期というと、まず「暗黒の中世」という言葉を思い浮かべる私たちですが、戦争による虐殺、疫病、魔女狩りが猖獗を極めたこの時代、これほどまでに典雅でユーモラスで官能的な音楽が貴族やあるいは庶民の間で聴かれ、歌われたことに驚きを禁じ得ません。この日の見事な歌と演奏で鮮やかに甦った中世韻文物語(ルビ・ロマン「中世韻文物語に」)の楽しさもさることながら、8世紀のイベリア半島、およびフランス南部におけるムスリムの侵攻・統治等を発端として14世紀初頭には、ヨーロッパ社会で爆発的流行をみたとされるイスラム文化の木霊を感じ、軽い眩暈を覚えたひとときでした。

終演後もメンバーは、気さくに来場者と歓談

終演後もメンバーは、気さくに来場者と歓談

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【開催済】第13回パリクラブ輝く会コンサート「花咲く文化の交差点」中世フランスの音楽

十字軍時代の騎士たちの心情に想いを馳せて

ヨーロッパ中世音楽のスペシャリスト「TrouBour(トルブール)」による、古の吟遊詩人らが奏でた中世フランス音楽のコンサート。リチャード獅子心王の単旋律歌曲『囚われ人は決して』をはじめとして、十字軍を主題とする歌や騎士道に基づく宮廷の恋愛歌など、中世のフランスに浸る午後のひと時をお届けします。

場所 日仏会館ギャラリー
日時 2018年6月17日(日)14時00分~15時15分(開場13時30分)
主催 日仏経済交流会(パリクラブ)輝く会
協力 (公財)日仏会館、日本中世フィドル協会、ALFI、日仏芸術文化協会
定員 80名
参加費 日仏会館・パリクラブ会員 事前申込2000円 当日3000円
一般の方 事前申込3000円、当日3500円
コンサート内容に関するお問い合わせ TrouBour(トルブール)troubour@gmail.com

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TrouBour(トルブール)

2015年10月に結成された音楽ユニット。歌、ハープ、フィドル、パーカッションなどを使って、中世/ルネサンス音楽を現代に新しく蘇らせるため、演奏活動を行っている。
グループ名の TrouBour は、吟遊詩人トルバドゥール Troubadour とフレームドラム Tambour とを組み合わせた造語。トルバドゥール Troubadour は、南フランスで使われていたオック語の動詞 トロバール Trobar が 語源だといわれている。Trobar は、見つける、発明する、作詞する、作曲するという意味。北フランスの吟遊詩人トルヴェール Trouvère も、古フランス語の作詞するTrouverという動詞が語源とされる。
トルブールは、中世の作詞作曲家トルバドゥールの思いを受け継ぎ、音楽を新たに作りだす(Trobar)ことに主眼をおいている。またフレームドラムの四つの基本的な音である「地、風、水、火」の要素にも着目している。これは古代ギリシャから中世、19世紀に至るまで、地球上の万物の根源と考えられていた四大元素でもある。奏者、楽器、演奏する場所、奏でられる音、響き渡る音、紡ぎだされる想い、共鳴しあう心など。これらすべてが自然の一部であること。そして種々様々な要素が一体となって、時空や国籍を超え、音楽を通して一つの輪の中で心を通い合わせることが、このユニットの目指す世界観である。