2013年6月にパリクラブ主催で開催いたしました「日本人に愛されたフランス絵画講演」が好評でしたので、第2回を企画いたしました。
パリクラブ理事で画商の武田康弘氏が前回は20世紀後半のフランス絵画から始まり、アメリカンアートついで日本画へとマーケット移り変わっていく歴史を紹介しましたが、今回第2回講演では、パート1でフランス絵画に限定してもう少し詳しく紹介します。
2013年6月にパリクラブ主催で開催いたしました「日本人に愛されたフランス絵画講演」が好評でしたので、第2回を企画いたしました。
パリクラブ理事で画商の武田康弘氏が前回は20世紀後半のフランス絵画から始まり、アメリカンアートついで日本画へとマーケット移り変わっていく歴史を紹介しましたが、今回第2回講演では、パート1でフランス絵画に限定してもう少し詳しく紹介します。
2015年11月18日(水)開催
ワールド・ワイズ・ウェブ・イニシアティブ
2015年6月、グーグルは、都市イノベーションを専門とする「サイドウォーク・ラボ」、世界中の都市とそこに住む市民たちを結びつける「インターセクション」という、2つの新ビジネスを立ち上げた。
ラリー・ペイジいわく、「都市を改善することによって、何十億人という人々の生活を向上させられる」。彼らは、元ニューヨーク副市長のダニエル・ドクトロフをリーダーに迎え、まずニューヨーク市のイノベーションに取り組むという意気込みを見せている。
前回のセミナーに引き続いてフィリップ・ルフルニエ氏が登壇した。今回はミスターNHKと言われ、勇退後、1995年からパリ日本文化会館初代館長に就任。1996年フランス大統領より“レジオン・ドヌール勲章オフィシエ賞”を受賞するなどパリとも深い関わりを持つ磯村尚徳氏との対談形式によるセミナーであった。
前回のセミナーで混迷する世界経済の展望を述べたフィリップ・ルフルニエ氏がヨーロッパ経済にフォーカスして経済の動向を語った。
ルフルニエ氏はいつものように豊富なデータをスライドにして欧州の経済を世界の経済圏と比較しながら分析。
フィリップ・ルフルニエ氏と談笑する磯村尚徳氏。
グローバルに見た世界の地域・国別の経済成長率のなかで、もっとも成長しているのはBRICs諸国であるが、欧州は人口も増えていないと同時にGDPの成長率は高くない。一人当たりの所得が最も高いのはアメリカであると指摘した。
世界各国の指標を比較して分かってくるのは、欧州と日本は経済状態が非常に似ていること。所得水準は高いけれども成長率が低い。
そして内需の動向を見ると、欧州経済が2008年の経済危機から立ち直っていないことを示している。ユーロ圏は低迷しているのにイギリスとアメリカの内需は回復してきており、日本も低迷しているようだが実は内需が増えていることをデータが示している。
さらに各国の民間投資、公共投資などを分析。回復基調にある民間投資や抑制されている欧州の公共投資について比較を行った。問題は欧州のデフレ傾向である。過度の公的債務によって国家も民間も家計が圧迫され、債務返済に追われてばかりで投資に回ってない。それがさらにデフレを引き起こす悪循環に陥り、経済にブレーキをかけているのが欧州経済の現状だと指摘した。