
お天気にも恵まれた11月22日(土)、新たな出発を果たしたリエゾン委員会の2回目のイベントとして、ご家庭でのパーティにも応用できるフランス料理の逸品のレシピをフレンチ・シェフから直接教えていただき、本場リヨン料理のランチを堪能する会を開催しました。
会場は、フレンチのメッカ神楽坂にある 「ルグドゥノム・ブション・リヨネ」。リヨン生れのシェフが2007年にこの地に開業以来こだわり抜いたブション料理を提供し続け、16年連続でミシュランガイドに掲載されている実力派レストランです。
昆理事が今回の会の趣旨とクリストフル・ポコシェフのプロフィールを紹介したあと、森会長のご挨拶と乾杯で、会は和やかにスタート。テーブル毎に和気あいあいと、この日の為に用意されたスペシャル・ランチを堪能しました。
■メニュー■ 美味しいだけでなく目にも舌にも楽しい工夫のこらされたお料理の数々が供されました。 ・前菜: <鰤と蕪のタルタル ガトー仕立て 山のキャビア> 今年のクリスマ・メニューで供される予定の前菜を一足早くいただきました。 ガーデンのように見た目もかわいらしいこの前菜がレシピを教えていただくお料理です。
・スープ:<人参のスープ 玉ねぎのクリスピー ミントのオイル> 甘くクリーミーな人参に香ばしい玉ねぎのハーモニーが悦妙。 自家製ミントオイルがアクセントを添えていました。
・メイン:<福井からの白甘鯛 鱗をパリッと仕上げ 福井の舞茸・平茸 春菊のディクセル 茸とお野菜のソースで>良質な甘鯛が手に入りメインはお魚料理に。 皮のパリパリ感に感嘆の声があがりました。


・チーズ:<セルヴェールドカニュ>リヨンの名物チーズメニュー。
・デザート<秋のヴァジュラン "カボチャ 林檎 バターナッツ ジャンドゥージャ ライム”> メレンゲの中にジャンドゥージャやアイスクリーム、フルーツなどがギュッとが詰まったデザート。 口のなかで、サクサク、ふんわり、ひんやりを一度に味わえました。
・コーヒー又は紅茶

楽しくお料理を味わい尽くした後は、お料理レシピの説明タイムへ。 教えていただいたのは、この日の前菜の<鰤と蕪のタルタル ガトー仕立て 山のキャビア>です。 お配りしたレシピを元に、ポコシェフ自ら、自宅で作る際のコツなどをユーモアあふれる語り口でお話してくださいました。


予定の2時間はあっという間に過ぎ、昆理事が締めのご挨拶をしてイベントは終了。 伝統を守りながら創意工夫を続けて15年以上も高い水準を維持しているポコシェフの矜持を感じることのできたひと時でした。
○シェフのご紹介:クリストフ・ポコ1973年、フランス・リヨン近郊ヴェニスィウ生まれ。ミシュラン2つ星「ジル」をはじめ、「プラザ・アテネ」「トゥール・ダルジャン」 「ブリストル」「プルニエ」など、数々の名店で研鑽を積み、本格的なリヨン料理の 技を磨く。 1998年に来日後、コルドンブルー東京校講師、ホテルソフィテル東京総料理長を歴任。2007年には、神楽坂に日本初となるリヨン人シェフによるブション料理専門店 「ルグドゥノム・ブション・リヨネ」 を開業。 料理人として働く一方、同時に数々の料理の賞に輝き、ニューヨークでの2つの料理祭にも参加。 16年にわたり、毎年ミシュランガイドに掲載され続ける実力派レストランのオーナーシェフとして、伝統とエレガンスを兼ね備えた料理を提供している。

