次回Salon de Paris Club は、元エルメスパリ本社副社長、現在はシーナリーインターナショナル代表として日仏企業へのブランド戦略のコンサルティング、伝統産業や地方再生の支援活動をされている齋藤峰明氏をお迎えします。エルメスの企業文化、ブランド価値など、日本とフランスでの豊富なご経験から貴重なお話を伺えるまたとない機会です。
日 時 | 2025年3月6日(木) 18:30-20:30 |
---|---|
場 所 |
交詢社 東京都中央区銀座6-8-7交詢ビルディング9階 |
言 語 | 日本語 |
参加費用 |
会員10,000円、非会員12,000円 (立食でのお食事とワイン他) 銀行振り込み先を後日案内いたします。 |
定 員 | 30名 |
講演者略歴
齋藤峰明氏
元エルメスパリ本社副社長。静岡県出身。1971年渡仏、パリ第⼀(ソルボンヌ)⼤学芸術学部卒。三越パリ駐在所⻑を経てエルメス本社に⼊社、エルメスジャポンに赴任。1998年より代表取締役社⻑として⽇本でのエルメスの発展に貢献。2008年には外国⼈で初めてエルメスパリ本社の副社⻑及びライカカメラジャパン会⻑に就任。2015年にエルメスを退社後、シーナリーインターナショナルを設⽴。現在パリと東京をベースに、企業のブランド戦略のコンサルティングほか、伝統産業や地方再生の支援活動を行う。2007年にフランス共和国国家功労勲章シュヴァリエ叙勲。エルメスでの仕事を語った本に「エスプリ思考~エルメス本社副社長、齋藤峰明が語る」(川島蓉子著)ほか、虎屋黒川社長との共著「老舗の流儀」がある。
講演内容
エルメスと経営のセンス
-
センスとは
- センスとは、人が生きていく上でのひとつのクオリティーの問題
- センスとはものごとの道理を理解すること
-
エルメスとは
- エルメスは職人の会社
- エルメスはものづくりを生業とするファミリー企業
- エルメスの家業は時代とともに柔軟に変化
-
エルメスの経営
- 職人の会社として実直にものづくりに打ち込む
- マーケティングやブランドビジネスはしない
- 企業文化の大切さ、家風が企業文化へ
- ブランドとは企業ではなく顧客側が作るもの
- 企業を育てるのは顧客
-
今こそ日本が行うべきこと
- 日本人が持っているセンスを取り戻す
- 日本の中にあるグローバル性を発揮する
- 今世界が求めているものが日本にある
