イベントレポート 『欧州から見た日本のイメージ ~過去、現在、未来~フランスのアジア専門家の診断~』開催

もうすぐ初来日から50年を迎える国際コンサルタントが考える
日本のイメージとは?

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ダニエル・アベール氏 略歴

ESCP(パリ経営高等大学院)及びパリ政治学院の卒業。経済学博士。
フランス・パシフィック・コンサルタント社長。
アジア経済に精通。中国、イスラエルなどにフランスの中小企業ビジネス戦略を積極的に展開。上海やテルアビブの大学で教鞭をとる。著書に『21世紀の誤解 中国と西欧』『Fukushima』などがある。

 
講演会はラウンドテーブルで開催。アベールさんにとって20~30年来の友人の姿も数多く参加。

講演会はラウンドテーブルで開催。アベールさんにとって20~30年来の友人の姿も数多く参加。

11月20日、日仏経済交流会では、日仏会館に於いてダニエル・アベール氏による講演会『欧州から見た日本のイメージ~過去、現在、未来~フランスのアジア専門家の診断~』を開催いたしました。(主催・日仏経済交流会、共催・在日フランス商工会議所、日仏会館)。講師としてお招きしたダニエル・アベール氏は、アジア政治経済の専門家でクレソン内閣時代には貿易大臣官房審議官を務めたことがあり、現在、国際コンサルタントとして活躍されています。今回、アベール氏は、いち早く日本の「復権」を確信し、21名のフランスの中小企業幹部を引き連れて関西を中心に日本のハイテクや産業クラスターなどの視察のために来日、その合間をぬってご講演いただきました。

講演会の冒頭、より深い議論の場となれば、挨拶する瀬藤会長。

講演会の冒頭、より深い議論の場となれば、挨拶する瀬藤会長。

まず、司会を務める瀬藤澄彦会長がアベール氏の略歴について簡単にご紹介した後、本講演がスタートしました。アベール氏は、あと2年もすると、レーモン・バール氏とともに初来日してから50周年になられるそうで、冒頭、「好きな国を理解するのは大変難しいですが、今日はこちらから一方的に話すのではなく、ぜひ皆さま方と意見交換をしたい」と前置きして、日本のイメージについて様々な観点から論を進めました。