イベントカレンダー

戸室玄 ピアノコンサート

【ご報告】

~親しみを覚える若きVirtuose!~

世にピアノの名手は多数いるも、近年ヨーロパに居住し研鑽を積みながら活動の幅をひろげている日本人の若手の存在は見逃せない。そんな一人が戸室玄である。才能豊かな天才に対しフランス人はVirtuoseを連発し褒め言葉にしたがる。しかし彼は単に鍵盤上の名手ではない。彼なりの解説を日本語と見 事なフランス語で語りかけることにより、演奏会をSalon的雰囲気に導き、聴く人が演奏を楽しむと同時に演奏者への親しみを覚える効果を醸し出す。国際 的という表現はやや通俗的だが、世界を舞台にした活躍が嘱望される。
Beethovenのソナタはこの日のいわば目玉であり、彼の見事な演奏に圧倒されたが、「少し力み過ぎていたかも、、、」等と自己評価をぽろっと後で洩らしたところなどは、正に彼の素直な人間性をも表している。
アンコールではフランスに因みDebussyの曲で締めくくり、人々の心を爽やかにしてくれた。120余名の参加者でホールは満杯であったことを付記しておく。

read more »

講演会「日本人から愛された現代フランス絵画、今後のマーケット動向は?」

【イベント概要】

パリクラブすべての会員はフランスの文化と芸術の影響を受け、人生の豊かさをフランスから学んできたと言っても過言ではないと思います。時代の変遷と共にフランスの影響力は変わってきましたが、フランスの文化と芸術がいつの時代も私たちにとって特別な存在でいてほしいものです。
今回はとりわけフランス絵画に焦点をあて、この分野に長年携わってこられたパリクラブ理事の武田康弘氏に日本の絵画マーケットにおけるフランス絵画の歴史、日本経済における絵画マーケットの現状、そしてこの先絵画マーケットはどうなっていくのか、お話いただきます。
武田康弘氏は1986年に株式会社アデカを設立され、画商としてミッシェル・アンリ、ダニエル・クチュール、マヌエル・リュバロ、ジャン・ゴダン、ピエル・マテオ、ミッシェル・マルグレ イ、ジェラール・ジェベール、レイモン・ペイネ、リザ・ベヌディ、コリーヌ・ヴィルカーツなど、数多くのフランス絵画を扱われてきました。また1995年 に軽井沢に直営店ギャラリーヴァンドフランス開廊され、軽井沢をフランス絵画の発信地にすべくご活躍中です。
是非この機会にフランス絵画についての知識を深めませんか?皆様のご参加をお待ちしております。

read more »