ワインを楽しみながら、世代や会員・非会員の枠を越えた交流の機会を持ちたい

ブラインドテイスティング大会を企画したパリクラブ理事の宮原英男さん。
10月11日、パリクラブでは初の試みである“ワインのブラインドテイスティング大会”が、東京・白金台にある八芳園にて開催されました。ブラインドテイスティングとは、ボトルやラベルを隠してワインを味わい、色や香り、味、触感といった感覚を頼りに、銘柄やブドウの品種、生産国・生産年などを推測するもの。人間の感覚は情報に左右されやすいため、ブラインドテイスティングは、ワインを純粋に味わい、テイスティングスキルを磨くうえで、大いに役立つと言われています。
当日の参加人数は約60名。「日頃は、楽しくいただくだけなので、時々、こういうイベントに参加すると、ワインとの付き合いが深まる気がします」と語る20代の女性をはじめ、女性の参加者が半数近くを占めているのが今回の特徴です。ドレスアップした姿も数多く見られ、会場は華やかな雰囲気に包まれています。

特筆すべきは、若い女性の参加者が多く見られたこと。ワイン文化は、日本の幅広い世代の間にしっかりと根づいている。
「成績優秀者には賞品を用意しております。ワインを味わいながら、楽しく競ってください」という、宮原さんの開会の言葉でイベントがスタート。テーブルに並べられた白・赤15本のワインを、それぞれが手にしたワイングラスに少しずつ注いでテイスティングを行います。
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参加者は配られた回答表に、生産年、生産国、銘柄、品種などを書き込み、テイスティング終了後に提出して採点を受ける。