第8回日仏ロボットデザイン大賞 発表

パリクラブ会員で日仏芸術文化協会理事長、谷口恵津子さんは文部科学省、経済産業省、農林水産省、外務省、在日フランス大使館等の後援を受け、将来を担う日仏両国の子供たちの創造性と想像力を育むため「日仏ロボットデザイン大賞」を毎年発表されています。今年の第8回日仏ロボットデザイン大賞がこの度発表されました。

ごあいさつ

日仏芸術文化協会 理事長
谷口恵津子

谷口恵津子

2018年は日仏交流160周年です。
日仏芸術文化協会も日仏の芸術文化交流を目的に活動し始めて20周年になります。
将来を担う両国の子供達の創造性と想像力を育む役目を果たせればという想いがあります。「日仏ロボットデザイン大賞」を創設してから10年たちました。創設の理由は、ロボットは将来私たちの生活に必ず入ってくるという確信がありました。10年たった現在、多くのロボットが私たちの生活に関わってきています。かわいい、癒される、元気にしてくれる、という人間の感情、情緒とコミュニケートできるロボットの需要が出てきています。
今年のテーマは「フランスで活躍するロボット」です。フランスにエールをおくる心づもりからです。
日本の科学技術とフランスのアート力が相まって人間の感情とうまく交流できるロボットが世界に広まっていくような予感がします。両国の子供たちが交流を深めながら、より良い社会、さらに未来について考えるきっかけになれば幸いです。

総評

審査委員長
高橋智隆

高橋智隆

ロボットへの期待の大きさからか、社会問題を解決してくれるロボットや、どんな仕事もこなせる多機能ロボットのアイデアが多いと感じました。しかし、そんな都合の良いロボットは、技術的にもなかなか実現しません。なので今回は、応募者の個人的な想いが反映された、ユニークで楽しい作品を選びました。ロボット分野が社会に寄与し、これからも子供たちの夢溢れる作品が届くよう、私も引き続き研究開発に邁進したいと思います。

詳しくは
http://www.jfnet.org/rda2018/index.html