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【開催済】ルネサンス・フランセーズ日本代表部 第1回オンライン講演会 「アルベール・カミュが残したものー新型コロナウイルスの時代に」

コロナ危機と酷暑の夏、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

世界平和構築を文化と連帯と言語を通して推進していくことをその定款にかかげているルネサンス・フランセーズ日本代表部は早稲田大学名誉教授 立花英裕氏にご登壇いただき、下記の通り第1回のオンライン講演会を開催いたします。1957年ストックホルムでのノーベル文学賞授賞式の講演でアルベール・カミュは次のように述べました。
「それぞれの世代は世界を再構築しようと思案に暮れているが、私の世代は世界が再構築されないことを知っている。私の世代が背負っている任務はもっと大きく広いものである。
それは世界が崩壊することを防ぐことである」と。 ルネサンス・フランセーズではいつもこの言葉をその精神に抱いています。

新型コロナウイルスの時代にアルベール・カミュが我々に与えてくれた教訓を皆様と共に考えたいと思います。 多くの皆様のご参加をお待ちしております。

瀬藤澄彦
ルネサンス・フランセーズ日本代表部 会長

 
南仏プロバンス・ルールマランの墓地

南仏プロバンス・ルールマランの墓地

ストックホルムでの1957年ノーベル文学賞授賞式の講演でカミュは世界平和構築の行動に言及。
文化と連帯と言語を通して平和実現を目標に掲げるルネサンス・フランセーズ(RF)パリ本部は2020年を特別の想いを込めてカミュに黙祷。
折しも彼が1947年発表した大作「ペスト」(La Peste)で描いた疫病と似たコロナウィルスの世界的蔓延の不安のなかに私たちは生きています。アルジェリアの西の地中海に面した都会オランを舞台にして疫病ペストを題材に世界に語りかけようとしたことは何か。1913年11月7日にアルジェーで生まれたカミュは短い47年の短い人生のなかで発表した「ペスト」以外でも、「異邦人」(L’Etranger)、「反抗的人間」(L’Homme révolté)、などで取り上げた「不条理」とは一体何か。
同じく戯曲「出口なし」(Huis clos)などを著した同じ実存主義者サルトルとの違いは何か。
そしてカミュが考えていた「平和」の構築とは何かなどについても語っていただきます。
立花英裕氏は長年フランス文学とフランス語教育に携われ、同時に北米やカリブ海、アフリカ大陸など世界全体のフランス語圏文化にも精通しておられます。

講演者:早稲田大学名誉教授、日本ケベック学会会長 立花英裕氏

プロフィール

立花英裕氏早稲田大学名誉教授、日本ケベック学会会長
1949年生まれ。東京大学文学部フランス語フランス文学科卒業(1973)。綜合商社丸紅に就職、まもなく退社。その後、フランス、スペインなどを放浪、早稲田大学文学研究科博士課程入学(1976)、取得後退学。早稲田大学文学部講師、同大学法学部教授。日本フランス語教育学会会長(2003-2008)。日本ケベック学会会長(2016-)。
主な編著書:『21世紀の知識人』(藤原書店、2009)、『クレオールの想像力』(水声社、2020)。『遠くて近いケベック――日ケ40年の対話とその未来――』(分担執筆・訳)。
主な訳書:ピエール・ブルデュー『国家貴族Ⅰ&Ⅱ』(藤原書店、2012)、ダニー・ラフェリエール『ニグロと疲れないでセックスする方法』(藤原書店、2012)、同『ハイチ震災日記』(藤原書店、2011)。共訳:ルネ・ドゥペストル『ハイチ女へのハレルヤ』(水声社、2018)、エドゥアール・グリッサン『ラマンタンの入江』(水声社、2019)。共編・共訳『ケベック詩選集-近代から現代まで』(彩流社、2019) 。監修:ジャン=ブノア・ナドー&バーロウ『フランス語のはなし』(大修館書店、2008)。
主なフランス語論文:« Alioune Diop et Aimé Césaire » in Présence Africaine No198,2020; « Le Paris des “années folles”  et la négritude » in Paris créole (dir. Eric Noël), Presses universitaires Nouvelle-Aquitaine,2020.
フランス教育功労賞(フランス政府2001)、アメリカ地域フランコフォン功労賞(ケベック州政府2009) 。

 

司 会 ルネサンス・フランセーズ日本代表部会長 瀬藤澄彦
日 時 2020年9月21日(月)14:00 – 15:30
プログラム 14時00分 開会 講師紹介
15時00分 質疑応答 案
15時30分 閉会
言 語 日本語、最初と最後にフランス語。
参加費 無料
主 催 ルネサンス・フランセーズ日本代表部(RFJ)
協 力 パリクラブ(日仏経済交流会)
後 援 日本ケベック学会
申込方法 下記のURLからお申込みください。
https://forms.gle/JYfTi8DxQvTGVHP3A

【レポート】教養の美術講座 現代美術―KARUIZAWA NEW ART MUSEUM 個展  『The CATS !!』

パリクラブ 文化委員会では、2020年9月18日に 第1回目のオンラインイベントを開催いたしました。
軽井沢ニューアートミュージアムでの個展の解説と現代美術についてのレクチャーなど下記よりご覧いただけます。

【開催済】教養の美術講座 現代美術―KARUIZAWA NEW ART MUSEUM 個展  『The CATS !!』

パリクラブ理事である西村達也画伯による教養の美術講座シリーズは、コロナ禍のため、アトリエそら豆での開催を中止しておりましたが、この度リモートにて皆様にご参加いただけることなりました。
現代美術についてのレクチャーのあと、西村画伯が皆様をKARUIZAWA NEW ART MUSEUM 『The CATS!! 』へご案内いたします。
作品の解説も交え、皆様からのご質問にもお答えいたします。皆様のご参加をお待ちしております。

日 時 2020年9月18日(金) 18h30-20h00
主 催 パリクラブ(日仏経済交流会)
協 力 KARUIZAWA NEW ART MUSEUM
軽井沢トラベル&コンサルティング
西村はじめ(ビデオ制作)
参加費 無料
申 込 下記パリクラブHPよりお申込みください。後日アクセスリンクをお送りさせていただきます。
締切日:9月17日(木)

イベントに申し込む

講演者:西村達也

1953年生まれ。東京理科大学 理工学部 物理学科卒。1966年~ ベニス、北京などスケッチ取材旅行、個展の開催。 2006年 サロン・ナショナル・デ・ボザール(仏)特別賞受賞。2006年 NPO法人 日本美術振興支援協会 理事長就任。2009年~2011年 エイズ・チャリティー美術展出品 現代美術大賞受賞、ナショナル・アート賞受賞、NAC現代美術大賞受賞。 2016年 銀座創英ギャラリーにて個展 2017年 パリ・ナショナル・デ・ボザール 10点出品

KARUIZAWA NEW ART MUSEUMでの西村達也画伯個展 『The Cats』 は 9月11日~10月10日に開催です。
KARUIZAWA NEW ART MUSEUM:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1151-5 (軽井沢駅北口より徒歩8分) http://whitestone-karuizawa.jp

【レポート】第33回輝く会オンライン交流会のご案内「Covid-19 エンターテイメントはどうなる? 芸術家たちの現状 生の声を聞く」

2020年9月5日にオンラインで行われました交流会の様子を動画にまとめました。
下記より閲覧いただけます。

イベントの概要や、お話いただきました方々のプロファイルにつきましては、下記よりご確認いただけます。
【開催済】第33回輝く会オンライン交流会のご案内「Covid-19 エンターテイメントはどうなる? 芸術家たちの現状 生の声を聞く」

【開催済】第33回輝く会オンライン交流会のご案内「Covid-19 エンターテイメントはどうなる? 芸術家たちの現状 生の声を聞く」

パンデミックとなった新型コロナウィルスの感染は真夏の現時点でも終息の兆しが見えません。
コロナ禍が世界の社会・経済活動に大きな影響を与える中、私たちはコンサート、演劇、映画などのエンターテイメントも以前のように楽しむことができない状況です。
アーティストの方々も才能を披露する機会が限定され苦戦を強いられています。パリクラブにも芸術活動を行っている会員さんがいらっしゃいます。
今回は再びヨーロッパと日本をZOOMで結び、アーティストの方々がいかにこのコロナ禍と戦っているか、生の声をお届けします。
私たちの連帯で芸術家の皆様を応援しませんか? 振るってご参加いただきたくご案内申し上げます。

今回ご登場いただくのは下記の方々です。

*東京在住: 錦織 舞さん (パリクラブ会員)錦織  舞さん
錦織さんは豊島区他2か所にスタジオを持つジョイ・バレエストゥーディオで活躍されているプリマ兼バレエ指導者。

少女時代はユネスコ主催「世界子供のフェスティバル」日本代表としてクロアチアへ。
ロシアモスクワバレエアカデミーにて研修を重ね帰国後「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「ロミオとジュリエット」などを主演。2004年よりオペラをバレエ化した「魔笛」「こうもり」「愛の妙薬」などで主演を務める。

2012年フレンチバロック・オペラVol1『プラテ』日本初演で制作を務め、以降、ダンサー活動の傍らプロデューサーとして《フレンチバロック・オペラ》の普及活動を行い全ての公演にて企画・制作・運営・バレエミストレスを務める。
2016年クラシックバレエ引退後パリにてナタリー・ヴァン・パリス氏にバロックダンスを師事。
2017年より歌・ピアノ・バロックダンスのアンサンブル、舞音―Meineとしてコンサート活動を行う。他ジャンルのアーティストとの共演の舞台での存在感と表現力に評定が有る。

オペラをバレエ化した作品「メリー・ウィドウ」「魔笛」「愛の妙薬」「ホフマン物語」等でメインロールを踊り、演技力に定評があります。

*川崎市在住: さかもと 未来さん (パリクラブ会員)さかもと未明さん
1965年横浜生まれ。
1989年漫画家デビュー。レディスコミックの女王として注目を浴び、たちまち売れっ子に。
その後エッセイスト、ジャーナリスト、評論家、コメンテイターなど活躍の場を広げるが、2006年に
膠原病を発症。余命宣告を受けるほどに悪化。2010~2015年、ほとんどの活動を休止する。
漫画家でありながら手が動かなくなり歌手活動を開始。2017年に名門・吉井画廊で画家デビュー。歌手活動も再開。
2018年、病床で作った「青い伝説」を拉致被害者救済を祈ってバチカンの聖マリア・マッジョーㇾ大聖堂で歌唱した。
2020年のサロン・ドトーヌ特別協賛・日仏兼題美術世界で入選、国立新美術館(六本木)で展示された。
今後、作品はスペインへの特別招待なども予定されている。 
現在は日本とフランスを行き来し、シャンソンを本場で学びつつ、執筆や画業を通して、世界にメッセージを発信。
インターナショナル・マルチメディア・アーティストである。

*モナコ公国在住:クスト 平盛 友佳子さん (パリクラブ会員平盛友佳子さん
武蔵野音楽大学卒業。2004年イタリアへ留学。シャネルピグマリオンデイズ2006メンバー。
2007年よりモナコ在住。モナコにて子供から大人まで歌を指導。イタリア、南仏各地でも多く活動しており、2012年にはモナコ大聖堂で行われたアルベール王子出席のガラコンサートに出演。
2014年には在レバノン日本大使館の招待により首都ベイルートでリサイタルを行う。
フランス在住日本人ピアニストとハーピストと「アンサンブル イリス」として凱旋帰国コンサートを東京と神戸にて数回開催している。
2016年の日本モナコ友好10周年イベントとしてモナコにてリサイタルや日本人初のモナコ国歌を斉唱し地元新聞やテレビにて好評を博し、また日本でもモナコ少年合唱団の日本ツアー(2016・2018年)にゲスト出演した。
2017年11月19日のモナコナショナルデーには王室出席の特別ミサにてソロ歌手として演奏。
これまでにオペラ「イル・カンパネッロ」「ヘンゼルとグレーテル」「青ひげ」等出演。
また、BS日テレ、BS朝日のテレビ番組等にもモナコを紹介する架け橋として出演している。二期会会員。

*フランス・パリ在住: 岡田 小夜里さん (パリクラブ会員)岡田小夜里さん
女子美大学(洋画)卒業後、渡仏。1992年、女性だけの日仏女性劇団セラフを結成し、主宰者として全作品の演出を手掛け、役者も兼ねる。
(在仏日本大使館、在チュニジア日本大使館、チュニジア文化省、在ストラスブルグ日本領事館、在ジュネーブ日本総領事館、笹川日仏財団、国際交流基金、ボルドー市役所、ヴェルサイユ市役所、スワソン市役所、BnF(フランス国立図書館)、 天理日仏文化協会、日本文化会館等の後援を受け)劇18作品、子供劇2作品、朗読3作品、そして、パリ・パレ・ド・コングレにて美容ショー2作品を制作した。劇団の目的は、日本文化の紹介と『女性による女性の為』の活動。

2004年、パリ3区役所により行われた国際女性デー企画への参加をきっかけに、2007年/2009年に、パリユネスコ本部にて国際女性デーの日本代表のイベント企画運営を担当した。(主題:日本の社会における女性の労働条件/セックスハラスメント、家庭内暴力)

パリ13大学DU植物療法の講師とのコラボレーションでサプリを開発、販売する(株)BIoBiosの代表、(株)サン・ルイ・インターナショナルのスパーバイザー。
KPF((株)キクヤ美粧堂フランチャイズサロン事業)、美容学校、美容関係企業のための通訳、コディネーターをしている。
又、癌女性患者支援NPO法人、オ・サン・ド・ファッム日本支部に関わっている。

*フランス・パリ在住: ビゾ 川島 洋子さん (パリクラブ会員)川島洋子さん
(フランス大手鉄鋼石油企業Vallourec 社勤務。6歳と4歳の二児の母)⇒ ヴァイオリニスト

2019 年のRadio France のVIVA Orchestra の選考に通り、バイオリン第一奏者としてフランス国立管弦楽団ONFのプロの音楽家たちと共演する。

今もONFバイオリニスト、Gaëtan Biron の指揮の元Viva Chamber Ensemble Parisオーケストラに所属して演奏活動を続けている。
幼少期に父親の仕事の関係で5年パリに滞在。 大学卒業後Sony に勤務、東京にあるBanque CIC、Google Japan 法務部で就業し、現夫のフランス人と結婚を機にパリ移住。

渡仏後はParis Sorbonne第1大学でéconomieを、専攻しHonda フランスで社長秘書、エグゼクティブアシスタントを経験。
海外貿易に関するフランスのMasterを習得しフランス大手石油鉄鋼企業、Vallourec社に日本人初、正社員として就業中。
ナイジェリア、モロッコ、欧州等、石油採掘にかかわるパイプの輸出インターナルセールスを担当。

日 時 2020年9月5日(土)日本時間 17:00~18:00
参加資格 パリクラブ会員もしくはパリクラブの活動に関心のある方。
参加費 無料
申込方法 下記申込ボタンから事前にお申込みください。お申込みいただいた方にはメールにて当日のご案内をお送りさせていただきます。

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皆様のご参加をお待ちしております。
パリクラブ輝く会実行委員会