【レポート】磯村名誉会長講話「2018年からみる波乱の2019年の欧州」

参加者の声

小山さん

小山さん

磯村氏とはかねてから親交があるという小山さん。磯村氏がパリ日本文化会館の館長時代、パリに駐在されていたそうです。「磯村さんの頭の中に詰まっているフランスに関する知識をどこかに貯めておけないものか、と思います。亡くなったときの話をするのは申し訳ないが、90歳になられる磯村さんの知識が失われることは日本にとって大損失ですから。磯村さんのお話は、全部自分で調べ上げ、豊富な人脈によって集められた情報なので、とにかく迫力があります。みなさん夢中で聞き入っていましたよね。磯村さんの講演はいくつも聞いていますが、今回はベストの内容でした」

鈴木さん

鈴木さん

磯村氏の後輩で、現在はNHK福島放送局長を務められている鈴木さん。「現場を踏まれ、いろいろな人と会われたうえで最新の情報を伝えてくださったので、大変に素晴らしい内容でした。頭が下がる思いです。フランスに関わってきたジャーナリストにとって、磯村さんは仰ぎ見る巨峰。追いつきたいと思っても、行けば行くほど背中が遠ざかっていくような存在です。日仏関係については、フランスの功績は学校で習っていない部分であり、興味深かったです。今年(2018年)は薩長からみれば明治維新150年ですが、私がいる福島の会津からみると戊辰戦争150年なのですね。会津の歴史も勝った新政府に抹殺された部分も多いので、フランス(の功績が消されたという部分)と重なっているなと感じました。

壁谷さん

壁谷さん

「マドレーヌ大使」の肩書を持つ壁谷さん。マドレーヌ発祥の地であるコメルシーの市長に手紙を書き、熱意が認められて「大使」に任命され、日本から現地ツアーも行ったのだとか。「マドレーヌが誕生したゆかりのシャトーも残っており、このチャーミングな街の魅力を広めていきたいですね」

講演については「どういう経緯でデモや暴動が起きたのか、根本的な部分からお話しいただき、とても分かりやすかったです。日本ではみえてこない先生ならではの現地からの声が聞け、勉強になりました」

タイムリーな話題の深い部分を分かりやすく解説していただき、磯村氏の巧みな話術にも引き込まれ、あっという間の1時間余りでした。今後、フランス関連のニュースに触れる際、これまでとは違った視点で考えることができそうです。