【レポート】第6回ワインブラインドテイスティング大会

上位入賞者と初参加の方にインタビュー

改めて上位入賞者の方と、初めて参加された方に感想を伺いました。まずは3位の小野塚さん。

小野塚さん

小野塚さん

「連覇を狙っていたのですが悔しいです。前回と比べ、いやらしい問題が多かった気がします。来年、入賞できなかったら、だんだん落ちてきたと言われてしまうので、リベンジしたいですね」

大倉野さん

大倉野さん

2位になった大倉野さんは前々回も2位で、優勝に最も近い存在の一人といえますが、「本職はサラリーマンです」と聞いてびっくり。「2位という結果には大満足です。当てることができたら面白いと思い、ブラインドテイスティングコンテストに出るようになりました。(今回は)フランス産限定なので、割と品種が特定しやすかったですね。勝ち負けよりも楽しむことが大事。こうしてワインを通し、はじめての方ともお話ができ、パリクラブらしい素晴らしいイベントだと思いました」

続いては初参加の加納さんと葉山さん。「ワインイベントをネットで検索していたところ、この会を見つけて参加しました。こんなに本格的な会とは予想していなかったのですが、パリに憧れを持つ私たちのような人間はたくさんいるはずなので、もっと大々的にPRされればいいのにと思いました。ちょっと飲んだだけで分かる方はすごいですね。そんな方々とお話しできるのも素晴らしい。私たちももっと頑張って勉強しなくちゃ!」

加納さんと葉山さん

加納さんと葉山さん

太田さん

太田さん

表彰式では言葉少なだった優勝者の太田さんですが、ちょっと落ち着かれたのか、いろいろとお話ししてくださいました。「私はお酒に弱く、量は飲めないので、たまに伊藤さんのお店のブラインドテイスティングの会に行くくらいです。初参加のときは5位でしたが、これは完全なまぐれ。たまたま生産者を当てて加点されたのが幸いしただけで、本来は入賞などありえないので、主催者の宮原さんに『ハンデを課さないで』とお願いしました(笑) 設問が絶妙でしたね。誰も分からない難問を出すのは簡単ですが、それでは多くの人に興味を持ってもらえません。ほどよい難しさで、みんなが楽しめるところがすごいと思いました。(入賞者の発表時、デザートを取りに行っていたことを指摘され)ちょっとでも自信がある方は着席していますよね。本当に入賞すらないと思っていたんですよ。あれ、聞いたことがある名前だと(笑)」

柳原さん

柳原さん

最後は、多くの参加者から「問題がよかった」と絶賛された、出題者の柳原さん。「詳しい人が引っかかるようにとか、重い軽いのバランスとか、味わいがばらつくようにとか、いろいろ考えることはありますが、基本は飲んで美味しいワインです」

私のようなごくふつうのワイン好きには、入賞者のみなさんが「神の舌」を持つすごい人たちに思えました。とはいえ、成績は抜きにして、楽しく飲んで楽しくおしゃべりできるのが、この会のいいところ。フランスワインが好きなみなさん、ぜひチャレンジしてみてください!

入賞者全員で記念撮影

入賞者全員で記念撮影