Gondrand氏の講演は、フランスの海外直接投資に関する魅力をアピールする意味において、大成功を収めました。講演内容は以下の内容で進められました。
- Business Franceの役割とミッション
- フランスへの海外投資の概観
- フランスの投資先としての魅力
- 海外から見たフランス
- フランスの今後の改革
- フランスにおける日本からの投資
Business Franceはフランスで620人、世界中で900人の従業員を有しています。この組織は、フランスからの対外輸出、海外からフランスへの直接投資、フランスへの投資誘致のためのプロモーションの3つを主な役割としています。日本はフランスにおいて11番目に大きな投資国であり、アジアからは最大の投資国です。リサーチ機関のKantor Publicによれば、84%の外国人意思決定権者がフランスの産業基盤が他国と比較して優位にあると判断しています。マクロン政権になって以来、労働市場改革が進展しており、今後2022年までに法人税が25%迄減少することになっています。日仏関係に関しては、フランスは、日本企業にとってユーロ圏最大の投資先で、490社で74,000人の雇用社を生んでいます。一方、フランスは、日本では3番目に大きな投資国で、420の子会社を設立し、7万人を雇用しています。日本企業のトップマネジメントの声を紹介するビデオでは、キヤノン、富士通、豊田通商のトップが紹介されました。この様に、フランスへの海外直接投資の将来はとても明るいものといえます。