【レポート】第9回輝く会「ダンスを通して知るヴェルサイユ宮殿事情」

参加者の声

多田さん(右)と若島さん(左)

多田さん(右)と若島さん(左)

目の前の人を幸せにすることが世界平和のためになる――マザーテレサ(自身と誕生日が同じ)の言葉に感銘を受け、365日ピンクの服を身に着けているという「ピンク社長」こと多田さん。実際、ピンクには幸せホルモンを分泌することが、医学的にも証明されているそうです。
「私はルイ14世の大ファンで、ルーブル美術館へは何度も訪問し、ルイ14世の調度品やジュエリーコレクションを拝見しました。そのルイ14世が愛したバロック・オペラを体験したいとの思いで参加しました。オペラはよく鑑賞していますが、バロック・オペラというのは、さすがパリクラブさんらしい企画ですね。イタリアのオペラとはまったく違う、フレンチらしいエレガントさを近い距離で感じることができました。とても素晴らしかったです」

和服姿があでやかな若島さんは、多田さんのご友人。前日もオペラを鑑賞したばかりとのことでしたが、新鮮な印象を受けられたそうです。
「初めてバロック・オペラを体験しましたが、優雅というよりは、身近な感じで、体にスーッと入ってくるような感覚でした。それはチェンバロのやさしい音色のせいもあるのでしょうかね。素晴らしい芸術品でした」

福場さん

福場さん

3人目は福場さん。
「舞さんにお声をかけていただき参加しました。オペラもバレエも生でみるのは初めて。バロック・オペラというと、クラシックなもので、ちょっと堅苦しいイメージを持っていたのですが、シリアスななかにコミカルな部分も織り込まれており面白かったです」

本田さん

本田さん

最後は本田さん。
「今回はパリクラブの会員の方に誘っていただきました。チェンバロの音色が素晴らしく、フランス映画でよく耳にする音という感じがしました。(演奏者の)ステファンさんの指の動きが素敵でしたね。踊りもすごくかわいらしかったです。私はダンスが好きなので、宮廷バレエとオペラとはどういうものなのかという興味がありました。予習をしないで来てしまったのですが、バレエといいながら、ほとんど大きな動きがないことにびっくりしました。今後はワインやフランスミュージカルのイベントがあれば、また参加したいと思います」

錦織さんから一言
「この時代に貴族達が宮廷で踊っていた『バレエ』は、現在のクラシックバレエと違い、大きな動きは無く、細かいステップの連続で、音楽を表現していたのが特徴です。それが、19世紀後半にクラシックバレエへと発展し、大きなジャンプや回転などの技が誕生したのです」

舞さんの舞台は、昨年もパリクラブ「輝く会」で上演され、大変に好評を博しました。今回見逃された方は、来年、3回目のステージが実現したなら、ぜひ足を運ばれ、深遠なるフレンチバロック・オペラの魅力に触れられてみてはいかがでしょうか。