【レポート】第8回輝く会「暮らしを守るために知っておきたい世界の海洋環境・地球環境」

懇親会ではモナコの郷土料理を堪能

貴代子氏のレシピを元に作られた郷土料理

貴代子氏のレシピを元に作られた郷土料理

セミナー後の懇親会では、貴代子氏のレシピを元に作られたモナコの郷土料理を味わいました。イタリアのパスタ用小麦を使用したモナコ風オムレツは、パルメザンチーズとホウレンソウの香りが食欲を刺激し、参加者からは「おいしい!」との声が。世界各国のレシピを知る貴代子氏を講師に招き、楽しいお話を聞きながら料理を学ぶ「世界一周料理の旅」というイベントが月1回開催されることも決まりました。

その懇親会で、3人の参加者に感想をうかがいました。まずは初めてパリクラブのイベントに参加されたという矢野さん。
「先生のお話を聞き、私たちの生活は、すべて地球環境に関係しているということを改めて認識し、きちんと考えていかなければと思いました。モナコについては、資源がない小さな国にもかかわらず、将来を見据えた取り組みによって世界的なリゾート地になったのは素晴らしいと感じましたし、国のイベント時には国民が一丸となってボランティアとして参加しているというのも、日本が参考にすべき点ではないでしょうか」

矢野さん

矢野さん

続いては石川さん。貴代子氏とはご近所付き合いがあり、個人的な縁で参加されたそうです。
「4年前、ニースのマンションに招待され、モナコにも行ったのですが、すでに日本人の姿は少なく、中国人のツアーが目立っていましたね。小さい国は守りやすいのか、平和な国という印象を受けました。きょうのお話は、海洋博物館を見学した際にも伺っていたのですが、実際に現地で見てきただけに、切実に伝わってきました。当時も話題がすぐ環境問題に及んでいたのを思い出します」

石川さん

石川さん

最後は穴田さん。
「食べることに興味があり、素材をそのまま生かしたものが好きなのですが、単においしいもの、安全なものを追い求めるばかりでいいのかと、改めて考えさせられました。先生はパーティーなどに出ないとおっしゃっていましたが、いい意味でモナコに染まっていないところが素晴らしいですね。観光客が素通りするという博物館にはぜひ行ってみたいです。世界中を飛び回り、劇的な人生を送られてきた先生をうらやましく感じました。そして、若々しさにびっくり。先生から元気をもらいました」

穴田さん

穴田さん

今回のセミナーは、世界の環境問題からモナコの裏事情まで硬軟さまざまな話題を提供していただき、あっという間に時間が過ぎました。モナコへ行く機会があれば、海洋博物館にはぜひ立ち寄ってみたいと思います。また、環境問題については、フードロスを減らすなど、私たちが個人レベルでできることがあるはずと、改めて考えさせられる有意義な機会となりました。