【レポート】輝く会 第5回「輝く女性とおしゃれなクレープの夕べ」

お待ちかねの料理に舌鼓

バスク産生ハムとアーティチョークを使ったガレット

バスク産生ハムとアーティチョークを使ったガレット

キャラメルブールサレのクレープ

キャラメルブールサレのクレープ

ラーシェさんのお話を伺ったあとは、お待ちかねの食事タイム。前菜は「オーガニック野菜とホタテのポワレ」、ガレットは「ムール貝と季節野菜 カレー風味」「バスク産生ハムとブルターニュ産アーティチョーク」の2種類、クレープは「抹茶とホワイトチョコレートのムース」「キャラメルブールサレ」「ブルターニュ産ラファエル製ジャム」「柚子バター」の4種類、そしてドリンクは3種類のシードルなどが用意され、ラーシェさんの説明を聞きながら舌鼓を打ちました。日本ではなじみが薄いアーティチョークは、ブルターニュでは一般的な野菜で、キャラメルブールサレは、ブルターニュ特産の塩キャラメルを用いているのだとか。
ちなみに、いまでは多くの人に愛飲されているシードルですが、ラーシェさんが日本に来た頃は、まだ知らない人が多く、「これも日本で紹介しなくては」と思ったそうです。

これらラーシェさんの自慢の味は、著書『ガレットとクレープのレシピ60品』(柴田書店)のなかで詳しく紹介されています。この日、購入者はラーシェさんに直筆サインをしていただけるという特典があり、みなさん「記念の1冊」を通して、ガレットの奥深い世界により興味を持たれたようでした。また、参加者全員にシードル2本のサプライズプレゼントもあって、大満足の1日となりました。

おいしい食事を堪能したところで、3組の方に感想を伺いました。
まずは、ご夫婦で参加された田所さん。

田所さん夫妻

田所さん夫妻

「お料理はボリュームもしっかりあって、とてもおいしかったです。これだけの量をどうやって作ったのかしら、とびっくりしました」(奥様)
「ブルターニュの魅力を、彼の説明からも料理からも感じることができ、知的な好奇心も刺激され、よかったと思います。料理を通じてブルターニュの文化を日本から世界中に広げていきたいという姿勢に感銘を受けました。また、素敵な奥様やフランソワ・ビノーさんとの出会いを伺い、出会いは大事だなと思いました。彼はそういう力を持っている方なのでしょうね」(ご主人)

永田さん

永田さん

2人目は永田さん。
「最初に日本でお店を始めてから、ブルターニュにも展開されたことが不思議な感じがしました。ガレットやシードルは、こんなに多くの種類があるとは知りませんでしたが、非常においしかったです」

石塚さん

石塚さん

3人目は石塚さん。
「日本に来てからオープンし、故郷のガレットやシードルを広めたいという気持ちと、場所や出会いが大切だという言葉がすごく印象的でした。食事は量もたっぷりなうえ、ひとつひとつ丁寧に作られていて、とてもおいしかったです。パリクラブは今回が初参加でしたが、また参加させていただきます!」

日本に来たばかりのラーシェさんは、ブルターニュの知名度の低さを嘆いておられましたが、パリのように有名な観光地にはない素朴な魅力があふれているはず。ラーシェさんのお話を伺って、ぜひ本場の料理と自然、文化に触れてみたくなりました。

【取材協力】
「ブレッツカフェクレープリー表参道店」
東京都渋谷区神宮前3-5-4
http://www.le-bretagne.com/j/creperies/omotesando.html