ワインの初心者からソムリエ資格者までそれぞれの楽しみ方で
盛り上がりを見せる会場の中から、何組かの参加者にお話をうかがってみました。テーブル脇にワインの教科書を置いてテイスティングに挑戦しているのはご夫婦で参加されている塚原さん夫妻。
「パリクラブの会員の方にお誘いいただき参加しました。ワインは、毎日少しずついただいているのですが、ブラインドテイスティングは初めての経験です。こうして教科書と見比べながら、品種を当てようと思っているのですが、なかなか難しい。今回は、初めての香り、初めての味に出会うことができて本当に楽しいですね」
そして、お二人で参加されている藤野さんと内田さん。藤野さんはヨーロッパ各国でお仕事をされていた経験がありワインの知識も豊富。
「その国に実際に行ってワインを飲んでいたので、国ごとの特徴は分かりますね。今回は品種が多いので、そこからどの品種なのかまで当てるのはなかなか難しい。半分くらい当たるといいのだけれど」と藤野さん。
一方、内田さんはワインのことはまだまだ勉強中なのだそう。
「国はもちろん、品種などその違いがいろいろあって本当に奥が深いですね。今日はいろいろなワインを味わうことができて興味深いです。これからワインはもちろん、フランスのことも勉強していきたいです」と内田さん。
お二人ともこのブラインドテイスティングを心から楽しんでいらっしゃるようです。
そして、グループでテイスティングをされている方々をお見かけしたので、声をかけてみました。同じ会社でワイン愛好家のグループなのだとか。あれこれと議論をしながら、真剣に解答を練っている様子が印象的。なんと、女性の中にはソムリエの資格を持つ方もいらっしゃいました。
「ソムリエの資格は持っているのですが、今日の問題は難しいですね」
「ワインの世界は、本当に奥が深いですね。今日、初めて出会う品種もありましたから。これは解答の時間が怖くもあり、楽しみでもあります」
などとさまざまな意見が。こうしてグループで参加してさまざまな意見を交わすのも楽しいのではないでしょうか。