【レポート】シャンソン“日仏文化の架け橋”

軽妙な対談でシャンソンの歴史を語り合います

イベントの様子

銘店と謳われた「銀巴里」閉店時の美輪明宏さんの貴重な写真も披露。

外国の文化に飢えていた日本人にとってシャンソンはスタイリッシュで最新の文化だと憧れを持って受け入れられたそう。そのブームの中でできたのが伝説のシャンソン喫茶「銀巴里」。日本のシャンソンの歴史が詰まった話にNEROさんと劉さんのおふたりは盛り上がります。当時、お店を任されていた美輪明宏さんがお客様を集めるために男装して銀座の街を歌って歩いたというエピソードなど、日本のシャンソンを作った偉人達の話に会場は魅了されます。
そしてNEROさんの活動の場でもある「青い部屋」の話へ。三島由紀夫などの文化人に愛された伝説のライブハウスからは、ジョニー大倉さんなど後の大物アーティストの多くがアルバイトをしながら巣立っていったそうです。今はサロンに代わり、週1回NEROさんがプロデュースしたシャンソンを中心とする音楽イベントを提供しているそうです。こうして若い世代にもシャンソンの魅力を伝えているのでしょう。