【レポート】シャンソン“日仏文化の架け橋”

相谷理事と黒澤 豊さん

開会の挨拶をする相谷理事(写真右)とコーディネーターの黒澤 豊さん(写真左)

冒頭は相谷理事の挨拶から。「日本人にもシャンソンをもっと楽しんで欲しいという趣旨でこのイベントを開催した」とのこと。そしてコーディネーターである黒澤 豊氏からも「このイベントでシャンソンの過去から現在、そして未来まで知って欲しい」とご挨拶がありました。まずはシャンソンとはどんな音楽なのかを知ってもらいたいということで、劉玉瑛さんとNEROさんのシャンソンを歌う映像から始まります。

イベントの様子

映像から流れる二人の歌声に思わず聞き入る参加者の方々。

その映像の中では、劉玉瑛さんはフランス生まれの日本で育ったシャンソンを歌い、NEROさんは日本ならではのシャンソン「Jシャンソン」という新たなジャンルの歌を歌っていました。それぞれの方の歌からシャンソンの変化というものを、その映像から感じることができたはずです。

それが終わると劉玉瑛さんとNEROさんのシャンソン談義がスタート。場内にはシャンソンを聞いたことがある方が多いようで一安心したところで、「シャンソンとは何か?」について語り始めます。まずは、その歴史から。フランスでは「シャンソン=歌」のことで特別なジャンルではないそうです。そんなフランスの歌が70年前に日本に入ってきた時にNEROさんの母親世代の方が翻訳して歌うようになったという歴史もあるようです。そんな戸川昌子さんのエピソードを紹介しながら日本のシャンソンの黎明期のエピソードを語り合いました。