【レポート】講演討論会“築地の未来に向けて – 日仏協力の可能性”

世界最大の公設市場の移転を契機に、日仏の有志でできることとはなにか

来年11月に移転が決定している築地市場。その跡地はどうなるのか。そして、国際的となった「築地ブランド」をさらに高めるため、日仏間でやれることはあるか。フランスの有識者と築地場外市場の銘店の代表が一同に揃った講演会が、2月5日、東京駅に隣接するBNPパリバ セミナールームにおいて行われました。
パリクラブと築地市場。一見すると関係なさそうに見えるのですが、実はフランスと築地は大変関係深いことや、フランスと日本の食文化の交流の可能性を示した講演会となりました。
また、講演会後に行われた懇親会では、築地の銘店の極上の逸品が並び、「おいしい!」と来場された方々から感嘆の声があがりました。

築地市場の場内市場は来年11月に豊洲への移転が決定しており、場外市場は、場内市場が移転後も約400店舗以上もの店がそのまま築地に残ることになります。
場内市場の移転に伴い、場外市場の店舗の中には豊洲へ移転するところもあります。
しかし、移転せずに残った場外市場の各店舗は「築地ブランド」をどう活かして生き残りをかけるのか、その際、パリクラブ、ひいてはフランスがどのように関係し、共に発展していけるのか、それが今回の講演会のテーマとなりました。