【レポート】新大使歓迎会

パリクラブは、この度、日仏メディア交流協会(TMF)と共催で、新駐日フランス大使、ティエリー・ダナ (Thierry DANA) 閣下をお迎えし、歓迎会を開催する運びとなりました。
会場の都合でパリクラブ会員優先、先着50名となりますので、お早めにお申し込みください

ティエリー・ダナ駐日フランス大使の略歴

1956年8月23日生まれ。法学修士号取得、政治学専門研究課程修了、政治学院卒業、国立行政学院卒業後、フランス外務省に入省しました。
最初の赴任地は在アルジェリア・フランス大使館(1984-86年)。帰国後、フランス外務省北アフリカ・中東局(1987-88年)、同省戦略問題部に配属。1990年に同部長に就任し、北大西洋条約機構(NATO)の変革、ドイツ再統一、ワルシャワ条約機構の解体などの重要案件を担当しました。
1993年から1995年まで首相付外交顧問補佐を、1995年に先進国首脳会議(リヨン・サミット)事務局長を歴任しました。
1996年に駐香港フランス総領事に任命。1998年にフランス大統領府官房に入り、アジア・戦略問題を担当しました。
2002年にフランス外務省アジア・オセアニア局長に任命されました。
2005年5月に依願休職し、コンサルティング会社を設立。フランスの大企業や中小企業向けの国際展開戦略に関するサービス、外国の対仏投資家向けのサービスを提供し、これらの分野で特筆すべき業績を挙げました。
2014年6月11日の閣議で採択されたデクレにより、駐日フランス大使に任命されました。
2児の父親。国家功労勲章シュヴァリエを受章。
提供:在日フランス大使館

日時 2015年1月27日(火)
18:00 受付開始
18:30~20:30 レセプション
場所 財団法人 国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール(港区六本木5-11-16)
http://www.i-house.or.jp/access.html
Tel /03-3470-4611
主催 日仏メディア交流協会(TMF)
共催 日仏経済交流会(パリクラブ)
参加費 8,000円
形式 立食パーティー / ドレスコード:平服
申込締切 2015年1月20日(火)
締切日以降のキャンセルはキャンセル料が発生しますのでお気を付けください。

磯村氏は素晴らしい経歴をお持ちのダナ大使が今後の日仏関係に手腕を発揮されることを期待された後、大使が直面している課題について触れられた。
現在の日仏関係は磯村氏の60年近い記者生活の中で最高によい状態にある。とりわけ1年半前オランド大統領が国賓として来日された際、日仏の関係が「特別なパートナー」であるとして日仏共同宣言が発表された。それを実現すべく5年間に渡る政治・文化・経済の工程表が作成された。また安倍首相とオランド大統領、岸田外務大臣とファビウス外務大臣との関係は今までの日仏の歴史上例がないほど良好であること。文化関係では日仏会館が設立されてから昨年で90周年。これはサクセスストーリーの典型で、後は微調整が必要なだけ。経済関係は厳しい時代もあったが、現在はルノー・日産関係が良好なのに加え、トヨタはフランスで23万台の製造、新たに500人の雇用を創出しようとしており、かつては考えられないほど日本車が普及している。未開発の部門は戦略問題で、中曽根首相時代、日本がフランスと単独で良好関係を築こうとするとワシントンからにらまれたが、最近は日仏の外務・防衛両大臣会議、2+2が英国よりも1年以上も先行して行われるなど、霞が関外交に新たな風が吹いている。さらに某高級官僚の指摘の通り、日本が直面している近隣諸国との外交問題解決のために豊富な経験を持つフランスと戦略面でのアドバイスをいただきながら協議を行うことが大変有益であろう。以上の全ての環境を包み込む上で、新大使の任務は大変であるが、日仏関係のさらなる発展に実力を発揮されることを願いながら磯村氏はマイクをダナ大使に預けられた。