イベントレポート 第61回Rendez-vous Franco-Japonais 開催「フランスは2014年の世界情勢をどう見ているか」

駐日フランス大使 クリスチャン・マセ氏に聞く

2013年6月のオランド大統領の日本公式訪問によって、日本とフランスは「例外的なパートナーシップ」と呼ぶ戦略的な二国間協定を締結する重要なパートナー国となりました。グローバル化が進む世界の中で、安倍首相の訪仏を前に、この協定をどのように協力発展させていくのか。揺れ動く世界情勢をフランスは新たな内閣のもとでどのように見ているのか。第61回Rendez-vous Franco-Japonaisは4月23日、クリスチャン・マセ駐日フランス大使を講師としてお招きし、「フランスは2014年の世界情勢をどう見ているか」をテーマにお話しいただきました。ディスカッサントは、磯村尚徳パリクラブ名誉会長が務めました。

クリスチャン・マセ氏略歴

1957年生まれ。パリ政治学院およびエセック経済商科大学院大学を卒業。国立行政学院卒業後フランス外務省に入省。外務省政務局に配属後、在イギリス・フランス大使館一等書記官、外務省経済局、ヨーロッパ連合フランス政府常駐代表部参事官、在イタリア・フランス大使館公使などを歴任。2007年外務省経済・財務局長、2009年にグローバル化・開発・パートナーシップ総局長に就任。2011年12月より駐日フランス大使。

磯村尚徳氏略歴

1929年生まれ。日本放送協会(NHK)時代はインドシナ、中東、パリ特派員を経てワシントン支局長を歴任。1974年からはニュースセンター9時の編集長兼キャスターを務め、一世を風靡。1991年に退社した後はフリーの外交評論家として活躍。1995年パリ日本文化会館初代館長に就任(~2005年)。TMF(日仏メディア交流協会)会長、パリクラブ名誉会長など数多くの要職を務めるとともに日本とフランスの架け橋として活動。