懇親会では、海苔とガレット、ワインの新しいマリアージュを堪能
続く懇親会では、海苔を使った味わいの異なるガレットやフランスワイン、さらに日本酒も用意され、参加者は日本とフランスの合体とも言える新たな味わいを楽しみました。
「会社の同僚から紹介されて参加しました。とても面白かったです。いつも湿気た海苔を佃煮にしていたので、これからは湿気させないよう注意しようと思いました(笑)。もともと海苔とチーズを一緒に食べるのが好きなのですが、ガレットとも相性がいいですね。美味しいです。私、食いしん坊なので、食に関するイベントがあればぜひ参加したいです。例えば、今回とは逆にフランスの食材と日本酒の融合とか・・。パリクラブのイベント情報もこれからチェックします」
「海苔について詳しくお話しを聞く機会はなかなかないので、とても勉強になりました。身近な食べものなのに、とても奥深いですね。歯科医院をしているのですが、在日フランス人の方も多くいらっしゃって、みなさんとても日本の食文化に関心を持たれています。今回伺ったこともぜひ話題にしたいと思います。伝統的で長く続く日本文化に関する講演会などがあれば、またぜひ参加したいですね」
「これまでアルジェリア、エジプト、モロッコなどに駐在したことがあるのですが、赴任する度に日本から何十帖もの海苔を持参しました。現地で巻物でも振舞おうかと思っていたのですが、実際、向こうで食べるとどうもおいしくない。焼き方をいろいろ変えたりしてもだめなんです。それは海苔が湿気ていたんですね。気候が乾燥しているから大丈夫だと思っていたんですけど。今日のお話を聞いて、腑に落ちました(笑)。これまでの経験から北アフリカに関心がありますので、パリクラブでは北アフリカに関するイベントをぜひ開催していただければと思います」
今回のイベントでは、海と太陽の恵みをふんだんに含む海苔の魅力を改めて認識しました。海苔の美味しさはもちろんのこと、高い栄養価や健康機能性、そしてチーズやガレット、ワインといったフランスの食材との相性など、海苔の新たな可能性を感じることができました。このような食材を通じた日本とフランスの融合は、これからの日仏関係の新たな視点となるかもしれません。