酒蔵を訪ねる会

日仏経済交流会(パリクラブ)主催
在日フランス商工会議所( CCIFJ )共催

文政4年(1821年)創業、185年という長い歴史をもつ酒蔵の名門「寒梅酒蔵株式会社」(銘酒「飛翔天」は 2004年10月関東信越国税局管内鑑評会で最優秀賞を受賞)を訪ねました。酒蔵の説明を受けた後、蔵の見学、その後、利き酒、引き続き近くの和食レスト ラン「おかの中央店」での交歓会を行いました。

日時 2007年2月17日(土)14時30分~19時00分
場所 寒梅酒蔵株式会社
久喜市中央2-9-27(JR宇都宮線、東武伊勢崎線久喜駅西口から徒歩3分)
Tel 0480-21-2301
URL:http://www.kanbai.co.jp/( アクセスマップあり )
スケジュール 14:20 集合
14:30~16:30 酒蔵見学、質疑応答、利き酒など
17:00~19:00 感想交換会 和食レストラン「おかの中央店」
 

【酒蔵訪問記】

お酒が出来上がってきたところ。 17日目。 吟香がします。 (写真:久米五郎太氏)

お酒が出来上がってきたところ。
17日目。 吟香がします。
(写真:久米五郎太氏)

今年は暖冬つづきでしたが、2月の寒い日になった2月17日に酒蔵訪問実施、寒気で美味しい酒をつくる現場をゆっくり見学しました。北関東の雪が埼 玉北部の寒梅酒造を蔽い、寒さが絶好の酒造り見学しました。7人のフランス人と7人のパリクラブ会員および家族での5回目の寒梅酒造訪問でした。

おりしも2月17日、寒梅酒造の構内に祭られている寒梅稲荷神社の祭礼日。良い酒が造られたことへの感謝と今後の酒造の繁栄を祈念して、神主さんの祝詞もあげられ、稲荷神社に春をつげる梅の花が咲き、赤い幟がはためいておりました。

鈴木寒梅酒造社長より、ビデオならびに酒造りの歴史、そして具体的な酒造りのプロセスの興味ぶかい説明を伺った後は、酒造りの実際を見学。そのあ と、寒梅酒造の3種類の銘酒「天爛」大吟醸しぼりたて、槽前にごり酒、純米酒「米の恵み」の利き酒で、一行おおいに盛り上がりました。同社売店でそれぞ れ、お気に入りの銘酒を買って三々五々家路につきました。

(五味文三記)

 
かき回したりする道具。 樽のふたの上に並べられている。 (写真:久米五郎太氏)

かき回したりする道具。
樽のふたの上に並べられている。
(写真:久米五郎太氏)

なお、丁度二の午の日でまず小さな神社におまいりし、古梅が満開だったとのことで、 久米五郎太氏が次のような句を詠まれましたので、あわせてご紹介します。

 

二の午や古き酒造も華やぎぬ