日時 | 2004年11月16日(火)19:30~ |
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場所 | 恵比寿のレストラン”のみの市” |
2004年11月16日(火)19:00~恵比寿のレストラン”のみの市”でクリステイーヌ・シベール女史の講演が行われました。 これはパリクラブのマニグリエ・真矢さんが企画をされたものです。
当日は今にも雨が降り出しそうなお天気でしたが、日仏半々の40名が参加致しました。 現代アートも、フランス語にも自信のない私でしたが、クリス テイーヌさんが日仏両国語で自ら説明をされ、大変興味深く拝聴することが出来ました。 ソルボンヌ出の美術修士号をもつ女史、と聞かされていたので、神経質な恐ろしいおばさんを想像しておりました。 何と私の子供と同じような年頃の若い気さ くなご婦人でした。
新しい六本木の森ビル53階のアートセンターや駒場の日本民芸館、恵比寿の写真美術館など、身近な場所で優れた現代アートが鑑賞出来ることを教えられました。 東京以外の見所としては、香川県にあるイサム・ノグチ庭園美術館などの紹介もありました。
クリステイーヌさんは冒頭、外国から訪れると、東京の街は一見「滅茶苦茶」な印象を受けるが、その中に世界の先端を行く現代アートの宝庫が隠されている、と いう説明が大変に印象的でした。 東京に生まれ育ちながら、これらの宝庫を知らずに過ごして来た自分を、些か恥ずかしく思った次第です。
講演後のbuffet dinnerは、お料理も豊富で大変に楽しい雰囲気でした。
ワインを飲むうちに、いつしかフランス語が優勢になって参りました。 フトここはパリじゃない、東京なんだと気付き時計を見たら、既に10時半を過ぎておりました。 話に夢中な人々の腰を折らぬよう、そっとクリステイーヌさんにお礼の挨拶をし、静かに退散致しました。
文責 蘆野