酒蔵見学

日時 2004年2月21日(土)
場所 埼玉県久喜 寒梅酒造

2月21日土曜日午後2時半、埼玉県久喜の駅前に三々五々と集まって来た参加者達は、秋山理事の掲げるトリコロールに先導され、創業180年の伝統を誇る寒梅酒造に向いました。

一行20名は、酒蔵5代目を継ぐ鈴木社長と星野杜氏に迎えられました。冒頭関本会長代行から、永年にわたる寒梅酒造のパリクラブへの協力について謝 意が述べられました。 次いで参加者は酒造米や麹の見本を手に、酒造りの面白さや難しさについて、プロのお話にジックリと耳を傾けました。

秋山理事と当クラブの会員佐藤三喜さんの名通訳のお陰で、質議応答が活発に行なわれました。 酒蔵見学に先立ち利き酒が行なわれました。 冬期限定の生酒、樽酒、大吟醸酒、古酒など、個性豊かなお酒が提供されました。

新任の日仏会館フランス学長Sabban夫人は、ご主人とお揃いで参加されておられましたが、学者らしく熱心にメモをとっておられるお姿が印象的でした。実地見学の最中にも、参加者からの質問は絶えることがありませんでした。

第二部は社長、杜氏を交えての楽しい会食でした。 近くのお料理屋さんのお座敷に陣取った一行ですが、ここでも利き酒が続いたのです。 そして一人一人洩れなく、感想が述べられました。

星野杜氏から酒造りの最中に歌う数え歌が披露されました。 流石の名通訳、秋山、佐藤のご両人も翻訳不能、とお手上げ状態でした。 一行は銘々お気に入りのお酒を抱えながら、上機嫌で久喜を後にしました。

パリクラブ創立十周年に当る2003年度最後を飾るイベントに相応しく、誠に楽しく有意義な見学会となりました。 2004年度も多彩なイベントを企画致したいと思っております。 皆様からの積極的なご提案を、お待ち申し上げております。