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【レポート】成嶋志保 レクチャー・コンサート

秋が深まり、芸術を楽しむのにぴったりな季節となりました。そんな10月29日の夜、日仏会館ホールにて「成嶋志保 レクチャーコンサート 19世紀 パリを彩った作曲家たち」と題したコンサートが開かれました。
成嶋さんは、フランス各地やヌーベル・カレドニアで暮らし、フランスの本当の姿、そしてパリのエッセンスを感じている方。現在は、フランス・カンペール市に在住しフランス各地で公演を行っています。

そんな成嶋さんが、19世紀のパリを彩った作曲家達のエピソードを語りながらその演奏を楽しむという趣旨が今回のレクチャーコンサート。当日、演奏されたプログラムは以下の通りです。

クロード・ドビュッシー
「アラベスク1番」、「亜麻色の髪のおとめ」、「西風の見たもの」
セシル・シャミナード
「孤独」、「テーマと変奏」
エリック・サティ
「グノッシエンヌ1番」、「ピカディイ」
フレデリック・ショパン
「ノクターン嬰ハ短調 遺作」「幻想即興曲」
フランツ・リスト シューベルト歌曲より
「水面に寄せて」「魔王」

それでは、今回のレポートは成嶋さんの演奏と共に実施されたレクチャーのサマリーをお届けいたします。

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【開催済】「成嶋志保 レクチャー・コンサート」のお知らせ

成嶋志保

10月、いよいよ「文化の秋」も本番です。今日は、今月29日の文化イベント、フランス在住のピアニスト成嶋美穂さんを迎えての楽しいレクチャー・コンサート(Conccert Commenté)をご案内します。
成嶋さんはフランス各地やヌーベル・カレドニアで暮らし、様々な「フランス」を知り、日仏で演奏・指導に当たってきました。今回は、繊細かつダイナミックな演奏と魅力的なトークで、多くの才能が競った19世紀のパリの音楽シーンを蘇らせます。演奏後は、ワインを片手に語り合う懇親会もセットされています。ぜひご参加ください。

「成嶋志保 レクチャーコンサート
    19世紀 パリを彩った作曲家たち」
~華やか、かつ複雑な時代背景を音楽とお話でご紹介いたします~

プログラム

  • クロード・ドビュッシー 「アラベスク1番」、「亜麻色の髪のおとめ」、「西風の見たもの」
  • エリック・サティ 「グノッシエンヌ1番」、「ピカディイ」
  • セシル・シャミナード「孤独」、「テーマと変奏」
  • フレデリック・ショパン 「ノクターン嬰ハ短調 遺作」「幻想即興曲」
  • フランツ・リスト シューベルト歌曲より「水面に寄せて」「魔王」
日時 2018年10月29日(月)18時30分~20時45分(入場 18時~)
会場 日仏会館ホール 演奏後ホワイエで懇親会
渋谷区恵比寿3-9-25
https://www.mfjtokyo.or.jp/access-map.html
会費 (懇親会費込み)
パリクラブ、ALFI会員  事前振込 3500円  当日支払 4500円
会員以外     事前振込 4500円  当日支払 5500円
主催 日仏経済交流会(パリクラブ)
担当・問い合わせ 足立(junkoak1007@yahoo.co.jp
星出(yoshihoshide@gmail.com

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成嶋志保さんプロフィール

成嶋志保 新潟県出身。東京音楽大学付属高校、パリ・エコールノルマル音楽院、伊イモラ音楽院、リオン音楽院大学院修了。その後、フランス各地や日本で演奏活動を続ける。また、シャンティ音楽院、ノワイヨン音楽院、エコール・ノルマル音楽院、国立ニュー・カレドニア音楽院で後進の指導にもあたった。
フランス生活は約25年、パリ(計16年)、ポワチエ、ニュー・カレドニア、ナントを経て、現在、ブルターニュ地方のカンペール在住。ナントでは今年5月、日仏修好160周年を記念して市民と在住日本人の合唱を企画し、指揮・伴奏した。2017年からベズィル・ピアノ・フェスティバル(le festival Piano à Bézyl)芸術監督。女性作曲家や無名の作曲家の作品の演奏にも力を入れている。
https://shihonarushima.jimdo.com/

【レポート】第6回ワインブラインドテイスティング大会

ワインを味わい、そして知識を深める人気のイベント

本格的なワインシーズンを迎えたなか、ワインファン待望の恒例イベント、第6回ワインブラインドテイスティング大会が10月25日(木)に「パークレストラン」(東京都千代田区)で開催されました。サントリーワインインターナショナル(株)企画管理本部の柳原亮さんがチョイスした13種類のフランス産ワインセレクションから、それぞれの生産年、生産地域、主要葡萄品種を当てるという、美味しいワインを楽しみながら知識も深められる人気の企画で、今年もまたディフェンディングチャンピオンも含め多くの挑戦者が集まりました。

基本のルールは選択肢から正解を選ぶのですが、前回から過去の大会の上位入賞者については選択肢がなく全て記述式で解答するというハンディキャップを採用。上級者にとっては厳しい条件となりましたが、そのぶん優勝争いの面白さが増したといえるでしょう。また、前回からスマートフォンによる解答も可能になっています。 

いよいよテイスティングが始まると、それまでの和やかな雰囲気から一変し、みなさん真剣な表情に。微妙に異なる香り、味、色などを慎重に確かめながら、ワインの奥深い世界に悪戦苦闘していました。持ち時間が1時間以上と長く、ゆっくり味わえるのがこの会の魅力なのですが、逆に迷いが生じてしまうケースもあったようです。テイスティングタイム終了直前に、ちょっとお話を聞いてみました。纐纈さんは「通っていたテイスティングスクールでは、試飲の種類がマックス6種類だったので、まず数の多さにびっくりしました。これだけフランス産ワインが一堂に会する機会はなかなかありませんし、楽しいイベントですね」と話されていました。

テイスティングタイムはみなさん真剣勝負

テイスティングタイムはみなさん真剣勝負

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【開催済】第6回ワインブラインドテイスティング大会

日時:2018年10月25日(木)18時30分~21時 30分

「ワインがお好きな方、興味がある方、是非ご参加下さい。」
パリクラブで6回目となる、ワインのブラインドテイスティング会を企画しました。今まで経験の無い方の参加も大歓迎です。是非この機会に、ワインの奥深い世界の扉を開けてみませんか?

  1. ブラインドによるワインの品種・生産地域・生産年の予想(18時30分~19時45分位)
    ブラインドで、10数種類のワインの上記3項目を予想して頂きます。懇親会の場で、正解を発表します。今回は第2・4・5回と同様フランス産ワインを対象とします。
  2. 懇親会(19時45分位~21時15分位)
    前半のブラインド大会が終了後、お食事(着席・ビュッフェ)を用意し、懇親会を開催します。ブラインドに出題をしたワイン等を再度じっくりとお楽しみ下さい。成績上位者には、賞品を用意しております。

日仏経済交流会(パリクラブ)主催 在日フランス商工会議所(CCIFJ)共催

場所 パークレストラン 東京都千代田区北の丸公園2-1 科学技術館内地下1階
(tél. 03-5222-0136)
案内図 http://www.jsf.or.jp/access/map/
最寄り駅 東京メトロ東西線「竹橋駅」1b出口より歩6分
東京メトロ東西線・半蔵門線・都営地下鉄新宿線「九段下駅」2番出口より歩10分
会費 主催・共催団体会員:7,000円(事前振込み)・8,000円(当日支払い)
非会員:9,000円(事前振込み)・10,000円(当日支払い)
注意事項 参加者は筆記具をご持参下さい。
申込締切 2018年10月18日(木)
(締切り日以降はキャンセル料金がかかりますのでご注意下さい)
定員数 100人

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【レポート】第4回《 Salon de Paris Club 》エルメスと老舗の精神

斎藤さん

エルメスと老舗の精神

シーナリーインターナショナル代表
齋藤峰明氏

齋藤氏は、エルメスジャポン代表取締役社長、エルメス・パリ本社副社長を歴任され、現在はシーナリーインターナショナル代表として日仏企業へのブランド戦略のコンサルティングをされています。

講演は、先ず銀座にあるメゾン エルメスの話から始まります。建築家であるイタリアの巨匠、レンゾ・ピアノ氏によるデザインで、京町家、法隆寺五重塔を連想させる、四方に柱がないランタンをイメージされた作品だそうで、齋藤氏もひとかたならぬ思い入れを持っておられます。

続いて、19歳で単身フランスに行かれ、パリ大学で学ばれたお話を伺いました。その後、氏は、三越パリ支店が関わった年間200回もの展覧会のために、バイヤーの目利き役のような役割を果たされたそうです。その経験により、商品開発から販売まで手がけたいと考え、エルメスに移られます。いいものについて、どこがいいのかを説明できる仕事、これこそ自分のやりたかったこと、毎日楽しくて仕方なかったそうです。

エルメスは1837年パリで創業された馬具メーカーが原点。それは当時の最先端でしたが、1850年には機関車、1900年には自動車が発明され、これからは車が世の中を席巻することを見越していたと言います。ライフスタイルは変わりますが、良い職人が良い工芸品を作り、時流に乗ります。海辺のリゾート、ドービルまではパリから200キロ。車ができて行き易くなり、女性が仕事をするようになって、バッグ、スカーフなど商品ラインが広がっていきました。しかし、エルメスは常に、顧客のために何ができるかを考え続けました。職人の技術を使って、時代の変化に合わせて顧客に応える。エルメスはビジネスではなく、生業を考え続けてきた。自分たちで納得のいくものができたらサインを入れる。これがロゴでなくサインを入れるということなのだそうです。最大公約数のように、皆が欲しがるものは絶対に作らないという哲学が堅持されてきました。人が好きと言った瞬間ブランドができる。どういうブランドを作ったら売れるかを考え続けてきたと言います。いい生活をしたいという願望がある限りブランドは無くならない、等々。

講演では数々の名言、キーワードをいただき、参加者の方々からは質疑応答では消化しきれないほどの反響があり、講演終了後も長い行列が絶えませんでした。

【開催済】第4回《 Salon de Paris Club 》エルメスと老舗の精神

次回《 Salon de Paris Club 》は、エルメスジャポン代表取締役社長、エルメス・パリ本社副社長を歴任され、現在はシーナリーインターナショナル代表として日仏企業へのブランド戦略のコンサルティングをされている齋藤峰明氏をお迎えし、10月9日(火)19時より開催いたします。
エルメスの企業文化、ブランド価値など、日本とフランスでの豊富なご経験から貴重なお話を伺えるまたとない機会です。

日時 2018年10月9日(火) 19時より(受付は18時30分より) 
場所 GUN-SHIP ホテルニューオータニ ガーデンコート4F
東京都千代田区紀尾井町4-1 Tel:03-3221-4314
赤坂見附駅(D紀尾井町口)、永田町駅(7番出口)より3分
プログラム 18時30分:受付開始
19時:齋藤峰明氏のご講演、質疑応答
20時:懇親会

講演者略歴

M.Saito portrait 21952年静岡県出身、パリ第一(ソルボンヌ)大学芸術学部卒業。
(株)三越パリ駐在所長を経て、エルメスジャポン代表取締役社長、エルメス・パリ本社副社長を歴任。2015年にシーナリーインターナショナルを設立、その代表として日仏の企業へのブランド戦略のコンサルティングを行なうとともに、日本の伝統技術を生かした新しい商品を世界に紹介するギャラリー、アトリエ・ブランマントをパリに開設。パリと東京をベースに日本発の新しい価値観の創出と世界への発信の活動を行う。
ほかにライカカメラジャパン取締役、(株)ルミネ顧問、パリ・イルドフランス商工会議所日仏経済交流委員会理事など。 フランス共和国国家功労勲章シュヴァリエ叙勲。

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参加費 主催・共催団体 6000円、 一般 7000円
使用言語 日本語
主催 日仏経済交流会(パリクラブ)
共催 在日フランス商工会議所
お申込み パリクラブのHPより10月5日までにお申込みください。
人数に限りがございますので、ご希望の方はお早目にお申し込みください。また申し込み期限後のキャンセル、当日の不参加の場合、参加費用の全額を頂戴いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。

パリクラブ 文化委員会 Salon de Paris Club