【レポート】「第2回ワインブラインドテイスティング大会」開催

テイスティング開始。わずかな沈黙のあとは、ワイン談義で華やかなひとときを

ブラインドテイスティングは、本来じっくりと香りや味を楽しみ、自分の記憶や感覚だけをたよりに産地や銘柄を推理していく大人のゲーム。しばらくは会場内に沈黙が流れます。

真剣な表情でテイスティングする参加者の方々

真剣な表情でテイスティングする参加者の方々

 しかし、ボトルの中身が半分まで減り始めると、あちこちでワイン談義が花開き、会場はおしゃべりで包まれます。「ブラインドテイスティングにはじめて参加しました。もっと厳粛な感じかと思っていたら、気さくな方が多く、初対面でもワインの話で楽しめました」
グラスを片手に頬を染める20代の女性。
「この色、なんでしょうね?」
「どこかで飲んだ筈なんだけど、思い出せないなあ」
「あ、わかっちゃいました(笑)」
みな、熟考しながらも、楽しそうにワインを味わっています。

手がかりを求めて産地のエリアなどが書かれた掲示板を見つめる参加者

手がかりを求めて産地のエリアなどが書かれた掲示板を見つめる参加者

ブーケ(香り)、色の濃さ、そして舌触りや喉を通る際の味わい、真剣な面持ちですべての方がブラインドテイスティングに徹しているわけではありません。ワインは、その人のスキルに合わせた、楽しみ方ができるもの。ですから参加者すべての方々がワイン通というより「ワイン好き」。ワインを手に交流を深めることが、こうしたサロンの楽しみ方の一つなのかもしれません。

本イベントのワインを選んでいただいた、サントリーワインインターナショナル(株)企画管理本部の柳原亮さん

本イベントのワインを選んでいただいた、サントリーワインインターナショナル(株)企画管理本部の柳原亮さん

ここで、今回のワインを選んだサントリーワインインターナショナル(株)企画管理本部の柳原さんに伺いました。
――今回のワインセレクトのテーマは?
フランスだということと、予算が決まっていたので、その中で土地の特徴の出ているものを選んでいます。
――選んだポイントは?
わかりやすいものと、味の似たようなひっかけなど、種類もバラバラで選定しました。
印象とはすこし違うものを持っていったり、案外サクサクと・・・(笑)
――好きなワインを選びにきたという参加者の声も聞きましたが
そうですね、そのような方のためにも種類をバラけさせました。いろんなジャンルのものを試していただきたいですね。

そろそろ、テイスティングも終了の時間。美味しい食事と、出題されたワインが並ぶ懇親会場へと移動します。